どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「ロアッソ 6戦ぶり黒星 首位町田に1点届かず
新戦力の大本 反撃起点」(4月30日発行:熊本日日新聞スポーツ欄より引用)
昨日(4月29日)行われたJ2リーグ第12節FC町田ゼルビア対ロアッソ熊本の試合結果を報じる地元紙、熊本日日新聞スポーツ欄の見出しです。
まさに、この見出しの通りの試合展開となった一戦を振り返ります。
最後に、私が「プレビュー」でポイントにあげていた点についてお話ししますので、最後までよろしくお付き合いください。
熊本の先発メンバーは、
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 藤田、上村、竹本、平川
FW 島村、石川、松岡
前節からDF相澤→大西の1枚が変わりました。YouTubeの「プレビュー動画」で、「もしかしたら変更があるかも…」と話していた部分です。
対する町田は、4-4-2の布陣。前節の甲府戦と大きく違うのは、FWにオーストラリア代表としてカタールW杯にも出場したデュークが復帰したことです。それにより、注目選手にあげていたエリキが左のMFにまわっていました。
試合は、立ち上がりから町田の圧力に圧倒されて、熊本にとっては劣勢が続きました。
そんな前半8分、早くも町田が先制ゴールを奪います。左サイドからのクロスをFWデュークが落とし、それをDF奥山がワンタッチでミドルシュート。ボールは熊本の選手に当たってコースが変わり、熊本のゴールに吸い込まれました。
この後も町田が主導権を握り続け、熊本は何も出来ないままに前半を終えました。
後半に入って、少しずつ主導権を握り始めた熊本でしたが…
後半18分、パスミスからゴール前にアーリークロスを入れられ、それを受けた町田のデュークを熊本の大西が倒したという判定。町田にPKが与えられます。
ビデオでみると、ファールがあったのは、わずかにペナルティーエリアの外だったように見えたのですが…
このPKをエリキが冷静に決めて、2-0と町田がリードを広げました。
このあと後半22分に島村、松岡→粟飯原、大崎の2枚替え。さらに後半30分に藤田→大本というカードを切って、熊本が反撃に出ます。
熊本日日新聞の見出しにもあったように、特に大本が起用されてからは、熊本が主導権を握り続け、後半43分についに町田からゴールを奪います。
大本が中央から右サイドに長い横パスを出すと、これを受けた粟飯原が、精度の高いクロスを中央に送ります。そのクロスに合わせた石川がヘディングシュート。このシュートが町田のゴールに突き刺さり、熊本が1点を返します。
さらに後半45分に竹本→田辺のカードを切って、7分あったアディショナルタイムも攻め続けましたが…
ついに同点弾を放つことは出来ずに、試合はこのまま終了。首位の町田が2-1と勝利し、首位固めをするという結果になりました。
試合前のYouTube「プレビュー動画」で、私は次の3点をポイントに挙げていました。
「①リスタート」「②サイドの攻防」「③縦に速い攻撃」
です。
①については、町田のロングスローやセットプレーから失点することはなく(PKを除く)、まずまずだったと思います。
②については、町田の1点目と熊本の得点は、いずれも「左からのクロス」が得点に結びついており、これも五分五分。
③については、やはり、町田の方に「一日の長あり」という内容でした。
1点差で敗れたものの、負傷で出遅れていたDF大西、MF大本の活躍などもあり、明るい材料もあった1戦でした。
この悔しさは、後半戦のホーム町田戦で勝利することで晴らしましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。