どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
J2リーグ39節ロアッソ熊本対町田ゼルビアの一戦は、3得点をあげた町田の勝利に終わり、熊本にとっては「残留争い」が続く展開となりました。
今日は、この一戦を振り返ります。よろしくお付き合いください。
首位に立つ町田にとっては、この試合に勝てば、クラブ創設以来はじめての「J1昇格」が決まるということで、東京から多くのサポーターがかけつけ、ベンチ外の選手たちもスタジアムにやってくるという試合でした。
一方の熊本にとっても、「地力で残留する」というミッションのためには、「負けられない一戦」だったのですが…。
熊本の先発メンバーは、
GK 田代
DF 黒木、岡崎、大西
MF 竹本、上村、田辺、平川
FW 島村、粟飯原、伊東
センターDFで岡崎が「初先発」。左のMFに田辺が入り、左MFで先発することが多かった竹本が右MFに入りました。「累積警告による出場停止」だった松岡に代わって左FWに入ったのは伊東でした。
対する町田は、前節同様に3-3-2-2の布陣。ただ、注目選手にあげていたFWのミッチェル・デュークはベンチスタートです。
試合の立ち上がりは、熊本が攻め込む形をつくり、前半1分、6分と立て続けに町田陣内でフリーキックのチャンスを迎えますが、これは得点となりません。
それでも、町田の厳しい守備を交わして前半37分にビッグチャンスを迎えます。
中盤で平川がボールを受けて前を向くと、左サイドを駆け上がった田辺にパス。田辺が左足を振り抜き、見事な先制ゴール!
かと喜んだのですが…、
副審のフラッグが上がっており、シュートに対して飛び込んでいた粟飯原のプレーに対してオフサイドの判定がくだされて「幻のゴール」となってしまいました。
ラジオの放送席で「ダブル解説」として一緒に解説していた元ロアッソ熊本のFW・原一樹さんと、
「何とか気持ちを切り替えて、この前半は、最低でも0-0で終わらせたいですね。」
と話していた矢先の前半44分。町田のMF宇野に鮮やかなミドルシュートを決められてしまい、0-1で前半を終了しました。
この展開を引きずってしまったのか…。
後半に入ると町田のペースで試合はが進んでいきました。
後半7分に高橋のゴール。16分にも下田のゴールが産まれて、スコアは0-3に。
「ボール保持」を誇る熊本ですが、逆に町田に「ボール保持」をされてしまう時間帯も長く、そのまま試合は終了。
町田の創部以来はじめての「J1昇格」を許す結果となりました。
結果論になりますが、「幻のゴール」のあとに奪われた先制点が重くのしかかった試合となってしまいました。
試合後に上村が、
「前半の失点がもったいなかった。後半は相手FWにパスコースを消された。追いかける展開は厳しいので、残りの3試合は先制点を奪って勢いにのりたい。」(10月23日発行・熊本日日新聞11面より引用)
というコメントをしていますが、私もまさに同感です。
泣いても笑っても残り3試合。
先制点を奪って勝ち切る試合をしましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。