どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「平川弾 5戦ぶり歓喜 群馬に2-0
連係で鮮やか先制 主将、攻守けん引
粟飯原 鋭く追加点」(5月4日発行・熊本日日新聞スポーツ欄より引用)
ロアッソ熊本の5試合ぶりの勝利について伝える地元紙・熊本日日新聞スポーツ欄の見出しです。
この見出しの通りに、ロアッソ熊本が平川、粟飯原の2ゴールで5位の群馬に対して「文句なしの勝利」を手にしたロアッソ熊本対ザスパクサツ群馬の一戦を振り返ります。
熊本の先発メンバーは、
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 藤田、上村、竹本、平川
FW 島村、石川、松岡
前節と同じ顔触れとなりました。
対する群馬も前節と全く同じ先発メンバーです。群馬の布陣は4-4-2。ただし、攻撃時には右のサイドDFが高い位置をとり、3-5-2の陣形に変えて攻撃をするという「可変式フォーメーション」が特徴のチームです。
試合は、立ち上がりは群馬のペースで始まりました。群馬の「ハイプレス」がはまり、なかなか熊本がボールを保持できないままに、10分ほどが過ぎました。
前半11分に、熊本のFW石川がこの試合の初シュートを放ったところから、少しずつ熊本が自分たちのペースを作っていきます。
徐々に熊本本来の「テンポの良いパス回し」が機能し始めた前半の44分、ついに熊本の先制ゴールが産まれます。
右サイドからのクロスがペナルティーエリア内の中央付近に位置取っていた平川に渡ると、これをワンタッチで走りこんできた上村にパス。上村がシュートを打つかと思いきや、冷静にワンツーで平川に戻して、これを絶妙の位置にトラップした平川がシュートを放ち、見事な連係からの先制点となりました!
前半は、このまま1-0で熊本がリードして終了。
同点に追いつきたい群馬は、ハーフタイムに1枚目の交代カードを切り、さらに後半16分にも2枚替えで攻勢に出ます。
対する熊本も後半16分に藤田、島村→大本、粟飯原の2枚替えを行い、右サイドをフレッシュな選手に変えました。
続く28分にも松岡、黒木→大崎、田辺、35分には竹本→宮嵜と5枚の交代カードを使い切って、試合の流れをつかみに行きます。
1-0熊本リードで、一進一退が続く中、試合は後半のアディショナルタイムに突入。残り時間もあと1分となった後半48分でした。
右サイドの深いところに走り込んだ大本に縦パスが通り、大本は中央に走り込んだ粟飯原にプルバックのパスを送ります。これを受けた粟飯原は冷静にキックフェイントで相手選手をずらし、得意の左足を振り抜きました。このシュートが群馬のゴール右上に突き刺さり、決定的な熊本の追加点となりました!
このまま、タイムアップの笛が吹かれ、2-0で熊本の勝利。5試合ぶりの「勝ち点3」を手にしました。
この試合のプレビューで、私は次の「3つのポイント」を挙げていました。
① サイドの攻防
② 前線からの守備
③ 無失点!
熊本の得点は、いずれも右サイドが攻撃の起点となっており、①は合格点。
前線での守備だけでなく、中盤でも厳しいプレスをかけ続けたことが、2-0という無失点での勝利に結びつき、②、③も、もちろん合格点です。
ということで「満点勝利」を飾ってくれたロアッソ熊本。この勝利をきっかけに、「連勝街道」を突き進んでもらいましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。