どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
天皇杯準決勝の柏戦以来の公式戦となるJ2リーグ39節ロアッソ熊本対町田ゼルビアの一戦が近づいてきました。いつものレビューより若干早めの発信となりますが、今日は、この試合の展望をお話しします。よろしくお付き合いください。
これまで天皇杯で勝ち進んでいたこともあり、中3日程度での連戦が多かったロアッソ熊本にとっては、2週間ぶりの公式戦となるこの試合は「久しぶりにじっくりと準備期間がとれた試合」になります。
私も毎試合「プレビュー」を発信をする前には、対戦相手の直近の1試合をフルタイムで視聴し、分析してから発信しているのですが、今節にむけては2週間あったので、町田の直近の秋田戦と町田が負けたいわき戦の2試合を分析することが出来ました。
では、早速いつものように「先発予想メンバー」から。
熊本は、
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 豊田、上村、竹本、平川
FW 島村、粟飯原、松岡
基本的には、柏戦の先発を踏襲しましたが、センターFWを伊東→粟飯原と予想しました。理由は、後半からの「ジョーカー」として伊東をベンチに置いときたいと考えたからです。右MFの大本が復帰する可能性も「0」ではないと思いますが、筋肉系の故障のようなので「再発防止」のためにも無理はさせたくないところです。
対する町田の布陣ですが…、
37節のいわき戦までは「4バック」で戦っていたのですが、その次の試合から「3バック」に変更されており、直近の秋田戦では3-3-2-2という布陣で戦っていました。
おそらく熊本戦もこの布陣を敷いてくると予想します。
注目選手は、FWミッチェル・デュークです。オーストラリア代表としてカタールW杯で得点もあげている「世界基準」のFWです。
次に「町田の特徴」です。
ご存じの通り町田は、現在、勝ち点「75」で2位の清水に勝ち点差「8」をつけて、首位を独走しているチームです。
戦い方としては「ボール保持にこだわらず、しっかりとした守備をベースにダイレクトプレー(ゴールに直結するプレー)を志向し、ロングパスを多用するチーム」と言えます。
また、「ロングスローもあり、セットプレーからの得点を量産している」という特徴もあります。
では、このような特徴を持つ町田に「熊本が勝利するためのポイント」は…、
① リスクマネージメント
② リスタート
③ 球際の勝負
の3つだと考えます。
① リスクマネージメント
町田は、ロングパスを多用します。対して熊本は、前線からのハイプレスを一つの特徴としています。
となると、必然的に熊本のDFラインは高めに設定されることになり、町田は自陣でボールを奪うとロングパスを使ってカウンターを仕掛けやすくなります。
そのため、DFラインの裏のスペースへの「リスクマネージメント」は欠かせません。
② リスタート
「特徴」で話した通り、町田のセットプレーはロングスローも含めて多彩です。
まずは、セットプレーから簡単に失点をしない事。
そして、逆に熊本がセットプレーから得点を奪えれば、かなり有利に試合を進めることが出来ます。
③ 球際の勝負
「特徴」では話しませんでしたが、この「球際」にも町田の強さの要因があります。
「球際の勝負で負けない!」というメンタリティーで試合に臨むことは、この試合に勝利するための必須の条件だと思います。
首位に立つチームとは言え、熊本と同じく残留争いをしているいわきが、素晴らしいゲームで町田に勝利しています。
熊本にも出来るはずです!
まずは、この試合に勝利し、「残留」を確実なものにしていきましょう!
この試合のプレビューは、YouTubeでもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。