YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

人生100年時代を生きるための特別授業 ~16歳からのライフシフト~

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

人生100年時代を生きるための特別授業 ~16歳からのライフシフト

です。

昨日(10月18日)、千原台高校で行われた「特別授業」の様子をお話しします。よろしくお付き合いください。

「特別授業」の講師を務めていただいたのは、宮田純也先生。(一社)未来の先生フォーラムの代表理事をされるとともに、「16歳からのライフシフト東洋経済社)」という本の監修・翻訳を務められた方です。

ということで、今回の「特別授業」を企画していただいたのは、東洋経済新聞社。当日は東洋経済新聞社の取材クルーも同行されていました。

今回の授業を受けたのは、千原台高校の1年生160名です。

授業で最初に示されたのは、

「2007年に生まれた人たちの約半数は、107歳まで生きる。」

というファクトでした。

その理由は、「テクノロジーの発達」です。

「この事実について、あなたは『嬉しい』と感じますか?『不安だ』と感じますか?」と講師の先生が問われると…、

もちろんどちらの意見もあったのですが、「不安だ」という生徒の方がやや多いという状況でした。

そして、ここで知っておくべきこととして「人生戦略の変化」が伝えられました。

これまでの「人生戦略」は、「教育(~22歳)→仕事(~65歳)→老後(~84歳)」という「3ステージの人生設計」で多くの人たちが生きていました。

しかし、これからは「企業の平均寿命が約22年になると言われており、一つの仕事で一生を終えることは難しい時代になる」というのです。

そのため「仕事→教育→仕事→教育→仕事」と繰り返して生きていく「マルチステージ制」の「人生戦略」が必要になると伝えられました。

確かに、現代社会にもすでにその兆候は現れていて、「リスキリング(学び直し)を政府が推奨する」というような新聞記事も目にするようになっていますよね。

では、ここで言う「学び」とは何なのか?

それは、「ノウハウ」「スキル」「ネットワークの構築」など多岐に渡るのですが、私が最も大切に感じたのは、

「学校での学びは、『知識の蓄積』から『知恵の獲得』へと変わっていかなければならない。」という指摘でした。

まさに、今、千原台高校が目指している方向と一致しています。

最後に、生徒たちに、①一番印象に残ったこと、②学んだこと、③今日から始めたいこと、の3つを問われて「特別授業」は終了しました。

生徒たちにとって「人生」を考える貴重な時間となりました。

機会を与えていただいた東洋経済新聞社さん、宮田先生、熊本市教委のみなさんに心より感謝申し上げます。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。