どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「大分だけには、負けられんばい!(負けられないぞ)!」
これが、多くのロアッソ熊本サポーターの声です。
「白熱の九州ダービー」となること間違いなし!のJ2リーグ第26節ロアッソ熊本対大分トリニータ戦が近づいてきました。
この一戦は、明日(7月16日)、19時より熊本市のえがお健康スタジアムで行われます。
ということで、今日はこの試合の「プレビュー(展望)」です。よろしくお付き合いください。
プレビューのコンテンツは、いつものように「先発予想メンバー」、「相手チーム(大分)の特徴」、「熊本が勝利するためのポイント」の三つです。
まずは、熊本の先発予想メンバーです。
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 大本、上村、竹本、平川
FW 島村、粟飯原、松岡
天皇杯3回戦・サガン鳥栖戦から中三日ではありますが、この試合で良い勝ち方をしていることもあり、同じ顔触れでくると考えます。
対する大分の布陣は…。これは、予想が難しいところです。前節の清水エスパルス戦では3-4-2-1の布陣だったのですが、それまでの試合は4-4-2を基本布陣として戦っていました。もとの布陣に戻すのか?前節の布陣を踏襲するのか?この辺も見どころの一つです。
大分の注目選手は、キャプテンマークを巻き、背番号「10」を背負うMF野村です。野村選手のプレーの特徴については、後ほどお話しします。
次に「大分の特徴」です。
これは、何と言っても「ボール保持」と言えます。大分の「平均ボール保持率」は57,4%。熊本の57,0%を上回っています。
さらに、「個の能力の高さ」もあり、現在、10人以上のけが人が出ているのですが、それでもチーム力が落ちるようなことはありません。
今の成績は、勝ち点「42」で、5位につけています。
では、このような特徴を持つ大分に「熊本が勝利するためのポイント」は何か?
それは、次の3つです。
① ボール保持
これは、当然のポイントと言えます。
お互いに「ボール保持しながら、相手を崩す」ということを目指しているわけですから、攻撃の「前提」となる「ボール保持」を出来た方が、有利に試合を進めることになります。
② 交代選手の活躍
直近5試合の対戦成績は、1勝1敗3分けと全くの五分。勝敗がわかれた2試合もスコアはいずれも2-1。
ということで、この試合も「1点を争う僅差のゲーム」になることは必至でしょう。
そこで勝敗を分けるのが、この「交代選手の活躍」です。
熊本の「期待の星」は、何と言っても高校生ストライカーの道脇。
天皇杯3回戦・サガン鳥栖戦のように彼が途中出場でのゴールを決めるような場面が作れれば、熊本がぐっと勝利を引き寄せることになるでしょう。
③ 平川vs野村
この2人は、ともにチームのキャプテンであり、「攻撃の要」となる選手です。
今シーズンの熊本の攻撃が機能している時は、平川がたくさんボールに触り、前を向いてプレーする機会が多い時です。
一方の野村は、ここまで、スルーパス数「110」という記録を残しており、2位の乾(清水)の「64」を大きく引き離す結果を残しています。
また、パスだけではなくゴールも狙える選手で、ここまでのゴール数「4」は、大分の選手の中では2番目です。
「彼がどのポジションでプレーするのか?」も見どころで、前節の清水戦では、前半は攻撃的なMF(ツーシャドーの1人)としてプレーし、後半はボランチでプレーしました。
4-4-2の布陣では、ボランチとFWの両方で起用されたことがあります。
どのポジションでプレーしても、「野村にボールを多く触らせない」というのは、熊本が勝利するためには大切なポイントと言えるでしょう。
この試合のプレビューについては、YouTubeでもお話ししていますので、こちらも観てもらえると嬉しいです。
この試合には、アウエー大分のサポーターも大勢、スタジアムに集まることが予想されます。熊本のサポーターも一人でも多くの人にスタジアムに足を運んでもらい、選手たちを後押ししてもらえると嬉しいです。
私もラジオの解説者として「参戦」します。スタジアムでお会いしましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。