どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
J2リーグ第26節ロアッソ熊本対大分トリニータの一戦は、ロアッソ熊本が、DF黒木の「ビューティフルゴール」で先制点を奪うも、その後、3失点。ホームでの連敗記録を「6」に伸ばすという結果に終わりました。
今日は、この試合を振り返ります。
私がえがお健康スタジアムに到着したのは、試合開始の約1時間半前。17時30分くらいでした。
最初に目にしたのは、アウエー側の入場ゲートに並ぶ大分サポーターの長蛇の列。その後、「報道受付」を済ませてスタジアムに入ると、今度は、コンコースが大分サポーターで埋め尽くされていて、さながら「ここは、新宿駅のホームか?」と感じるほどの様相でした。
そんな雰囲気の中で始まったこの試合。
熊本の先発メンバーは、
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 阿部、上村、竹本、平川
FW 島村、粟飯原、松岡
水曜日の天皇杯・鳥栖戦からは、大本→阿部の1人が代わっています。
対する大分は、4-3-3に見える布陣を組んで来ました。注目のMF野村は、3人のMFの一角として先発しています。
試合の立ち上がりから流れをつかんだのは、熊本でした。
いつものようにショートパスをテンポよくつなぎながらも、時折、ロングパスでサイドチェンジをするなどして、大分のゴールに迫ります。
先制点が産まれたのは、前半36分でした。
デザインされたコーナーキックで、平川が逆サイドに精度の高いボールを送ると、そこに走り込んだのは、DF黒木。ワンタッチボレーで放ったシュートが大分のゴールに突き刺さりました。
まさに、「ゴラッソ!(素晴らしいゴール)」でした。
このまま、1点のリードで前半を終えたかった熊本でしたが…。
そのわずか5分後の前半41分、右サイドを大分にワンツーで崩され、最後はFWサムエルに見事なシュートを決められて、1-1の同点に。
このまま、ハーフタイムに入ります。
ここで、両チームとも1枚目の交代カードを切り、熊本は粟飯原→伊東を投入します。
伊東が入ったことにより、「0トップ」気味の布陣となった熊本は、そこで出来たスペースに、平川、島村、松岡などが入っていって、チャンスを作っていたのですが…。
勝ち越しゴールを奪ったのは、大分でした。
後半8分、ハーフタイムに交代で投入されたMF渡邊がペナルティーエリア内でボールを受けると、これをMF藤本につなぎ、藤本は冷静にGK田代までかわして、ボールを熊本のゴールに流し込みました。これで1-2となり、熊本は1点のビハインド。
1点を奪いたい熊本は、後半22分に島村→道脇の交代カードを切り、「鳥栖戦の再来」を願いますが…
逆に、後半28分に、大分のDF上夷に押し込まれて1-3とされて「万事休す」。
最後まで反撃を試みるも、大分のゴールネットを揺らすことは出来ずに悔しい敗戦となりました。
私は、プレビューでこの試合のポイントとして、次の3つをあげていました。
① ボール保持
② 交代選手の活躍
③ 平川vs野村
この試合の結果を分けたのは、②だったと感じています。
もちろん、熊本の途中交代で入った伊東、道脇、田辺という選手たちも全力でプレーしていて、そこには拍手を送りたいと思います。
ただ、「結果」という点では、大分の途中出場した選手たちが上回っていたという事実は否めません。
ハーフタイムに入った渡邊が2点目を、後半25分に入った伊佐が3点目産み出していました。
ここまで、中二日、三日で続いた8連戦が終わり、次の試合は7月24日㈪のホーム・岡山戦です。ようやく1週間のインターバルがとれますので、選手・スタッフの皆さんには、ここ一度「リフレッシュ」してもらい、次の岡山戦こそは「ホーム7試合ぶりの勝利」を届けてくれることを信じましょう。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。