どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
J２リーグ第25節ブラウブリッツ秋田対ロアッソ熊本の一戦は、熊本が前半に奪った１点を守り切ることが出来ず、土壇場で追いつかれて、熊本にとっては「悔しいドローゲーム」となりました。
今日は、この一戦を振り返ります。
熊本の先発は、
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 大本、上村、竹本、平川
FW 島村、道脇、松岡
となり、注目は何と言ってもプロ入り初先発の道脇の起用です。YouTubeのプレビューで「希望的観測」として、「道脇を先発起用するのもあり。」と話していたのですが、それが実現しました。
また、黒木、竹本、松岡は２試合ぶりの先発復帰です。
対する秋田は、4-4-2の布陣。こちらも私が予想していた通りに、前節から先発メンバー８人を入れ替えるという「完全ターンオーバー」の布陣でした。
注目選手は、GK圏とFW斎藤。圏は、大津高校出身で力をつけてきているGKで、斎藤は以前にロアッソ熊本にも所属していたスピードが武器のFWです。
試合は、お互いが特徴を出し合う立ち上がりでした。
オープニングシュートを放ったのは秋田の斎藤。前半２分に、縦パスに抜け出して右足でシュート。これは、ゴール左に外れ、枠をとらえることが出来ません。
対する熊本は、前半７分、右サイドで松岡がドリブルで縦へ仕掛け、中央の平川へ横パス。平川が落としたボールを竹本がワンタッチでミドルシュートを放ち、見事に秋田のゴールネットを揺らしました！
熊本にとっては、天皇杯も含めると何と５試合ぶりの待望の「先制ゴール」です。
これで、完全に流れをつかんだ熊本は、このあとも熊本らしい「リズムとテンポ」で攻撃を続けますが、追加点を奪うことは出来ずに１－０のままで前半は終了。
プロ入り初先発だった道脇は、何度かチャンスメークには絡んだものの得点を奪うことは出来ず、ハーフタイムにメンバーチェンジ。後半からは道脇に代わって粟飯原が投入されました。この交代は、ある程度想定されていた「既定路線」だったと思われます。
後半も最初にビッグチャンスを迎えたのは熊本でした。
後半15分、島村からの落としのパスを受けた上村が、ワンタッチでショート。「待望の追加点か！？」と思われましたが、GK圏が弾いたボールがクロスバーを叩き、追加点とはなりません。
その後は、前線の選手を3枚替えして「プレスの強度」を高めてきた秋田に徐々に押し込まれる展開となっていきます。
持ち前のパスワークで相手をはがすことが出来なくなってきた熊本は、後半41分に大本→阿部という交替カードを切りました。これは、「苦しいけれど何とかこのまま１点を守り切る」というベンチからのメッセージ性がある交替でした。
しかし、後半44分、その思いは報われぬものとなります。右サイドの高い位置でスローインを得た秋田は、素早くリスタート。これを途中交代でピッチに入ったばかりの小柳がワンタッチでクロス。中央にいたこれも途中交代で入っていたMF畑が見事にヘディングシュート。ボールは熊本のゴールに突き刺さりました。
このまま、試合は終了。両チームが死力を尽くした一戦は、１－１のドローゲームという結果になりました。
熊本にとっては、久しぶりの先制ゴールを奪い、試合を有利に進めていただけに、そのあとの追加点を奪えなかったことが悔やまれる一戦となりました。
この試合を終えて、熊本は勝ち点32で11位。PO圏内の6位清水との勝ち点差は「９」。ここから連勝を重ねていけば、まだまだ追いつくチャンスはある位置につけています。
次は、中二日で天皇杯の鳥栖戦。さらに中三日でホームに大分を迎えるというタイトな日程が続きますが、九州のライバルチームに2連勝して、上昇していきましょう！
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。
