YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

【ロアッソ】GW後半の2戦勝ちなし 18位となり降格圏へ…(前編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

5月1日に千原台高校の体育大会を開催し、翌日の2日を振替休業日(5月11日㈯にPTA総会・授業参観を行うため)としたので、私にとっては5日間のGW後半でした。

その間はブログの更新をお休みしていたので、6日ぶりの更新となります。

様々なことがあったGW後半でしたが、何と言ってもショッキングだったのは、タイトルに書いた通りのロアッソ熊本の試合でした。

ということで、今回のブログでは5月3日に行われたJ2リーグ第13節、ロアッソ熊本鹿児島ユナイテッド戦と5月6日に行われた第14節、水戸ホーリーホックロアッソ熊本戦を2回に分けて振返ります。よろしくお付き合いください。

まずは、鹿児島戦です。

この試合の熊本の先発メンバーは、

GK 田代

DF 黒木、江崎、大西

MF 三島、上村、豊田、岩下、藤井

FW 竹本、松岡

三島が右MFで今シーズンリーグ戦では初先発。トップ下には前節の大分戦でプロ入り初ゴールを決めた藤井が2試合連続で先発起用されています。

対する鹿児島は4-2-3-1の布陣。1トップで起用されている藤本は、かつて大分に在籍した頃に大ブレークし、その後J1のチームでもプレーした得点感覚に優れるFWです。

この試合で先手を取ったのは熊本でした。

前半2分にコーナーキックを獲得するとキッカーとなった松岡が中央に入ってきた藤井にグラウンダーのパスをします。このリターンを受けた松岡がペナルティーエリア内にドリブルで侵入し、クロスを送ります。一旦はクリアされますが、そのこぼれ球に反応した黒木が右足を振り抜きシュート。このシュートが鹿児島のゴールに突き刺さり、幸先の良い先制点を奪いました!

その後は、鹿児島にシュートを放たれるシーンが多くありましたが、何とかシュートブロックなどで防ぎ、前半は1-0で終了します。

ハーフタイムに竹本→べ・ジョンミンという1枚目の交替カードを切った熊本は、後半にもチャンスをつくります。

後半14分、敵陣の左サイドで相手のクリアボールを回収した藤井が松岡へ横パス。松岡は、ドリブルでペナルティーエリアに進入し相手のDFを引き付けます。再び藤井にボールを戻すと、藤井が絶妙のボールコントロールからシュートを放ち、これが鹿児島のゴールネットを揺らしました!

藤井の「2試合連続ゴール」で追加点を奪います。

ただ、ここからが良くありませんでした。

後半34分には鹿児島の途中出場していたンドカ・チャールズに約40mをドリブルされ、そのままゴールを奪われ1点差に詰め寄られます。

さらに、後半のアディショナルタイムも残り1分となった後半49分、相手のゴールキックからボールを運ばれ、熊本の右サイドからあげられたアーリークロスが直接ゴールマウスに吸い込まれて「土壇場の同点弾」となりました。

試合はこのまま終了。

熊本にとっては、まさに「土壇場で勝ち点2を失う」という痛い痛いドローゲームとなりました。

私は、この幕切れには「伏線」があったと思っています。

その一つ目は、後半アディショナルタイムに入ってから獲得したコーナーキックの場面です。熊本は数多くの「デザインされたコーナーキックの形」を持っており、ショートコーナーを使うことも多いのですが、なぜかこの時はショートコーナーを使わなかったのです。クロスボールをクリアされ、相手ボールになってしまいました。

もう一つは、失点する直前の熊本のシュートシーンです。もちろん「シュートで終わる」のは悪いことではないのですが、左にフリーな選手もいたので、この場面では「時間をかけてじっくりと相手を崩す」、「完全に崩せなければ攻め直してボールを保持する」という選択をすべきでした。

コーナーキックを獲得したのは「残り3分」の時点で、「1点リード」という場面でした。この時間帯では、「自チームでボールを保持して、相手にボールを渡さない」ということを最優先に「チームの意思統一」をして欲しかったと考えています。

土壇場で勝ち越し点を奪われた大分戦に続き、「試合の終わらせ方」が大きな課題となった一戦でした。

長くなったので、6日の水戸戦については明日のブログでお話しします。

なお、この試合についてはYouTubeでもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。

youtu.be

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。