YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

【ロアッソ】GW後半の2戦勝ちなし 18位となり降格圏へ…(後編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

ロアッソ】GW後半の2戦勝ちなし 18位となり降格圏へ…(後編)

です。

GW後半の試合で勝ちをつかめずに、降格圏の18位まで後退してしまったロアッソ熊本の現状をお話ししています。

今日の(後編)では、5月6日に行われた水戸ホーリーホックとの一戦を振返ります。よろしくお付き合いください。

この水戸戦は、結果だけではなく内容的にもかなり厳しい試合でした。

まずは、熊本の先発メンバーです。

GK 佐藤優也

DF 黒木、江崎、大西

MF 三島、上村、豊田、岩下、藤井

FW 竹本、松岡

前節からの変更は、前節で負傷交代した田代に代わって入る佐藤優也のみ。フィールドプレイヤーは前節と同じメンバーです。

対する水戸は4-4-2の布陣。2トップに入る安藤と寺沼は、ともにパワーのあるFWであり要注意です。

水戸にとっては、この試合が大きな意味を持つ理由がありました。

それは、前節を終えた時点で「勝利は開幕戦のみ。降格圏内の19位。」という現状から濱崎監督が解任され、今節からは森コーチが指揮をとることになったという点です。

選手たちは、「現在の結果は、監督だけの責任ではなく選手の責任。」「濱崎監督のサッカーが間違っていなかったということを証明するためにも、絶対に勝たなければならない。」と試合前に語っていたそうです。

この水戸の選手たちの「心理状態」が、この試合の行方に大きな影響を与えました。

あと一つ、この試合に大きな影響を与えたものがありました。

それは「強風」です。

ゲーム中のゴールキックも風によって大きくカーブしてしまうほどの「強風」が試合開始から終了まで吹き続けました。

コイントスに勝った熊本のキャプテン上村は、前半に風上になるコートを選択します。これは、「前半に有利な風上から攻めて先制点を奪い、試合を優位に進めたい。」という意図があったそうです。

しかし、その思いは叶わず前半は0-0で終了しました。

風上に立っている熊本が相手コートで試合をする時間は長かったのですが、「スルーパスが風に乗ってスピードが増し、選手が追いつけない」というような状況も度々みられて好機をつくることが出来ませんでした。

後半に入ると、風上に立った水戸に押し込まれる時間帯が続きます。

そんな後半6分でした。水戸のロングスローに対応できず、こぼれ球をシュートされて先制点を奪われます。

これで、精神的にも優位に立った水戸の厳しいにプレスにより、熊本はなかなか相手コートにボールを運ぶことすら出来ません。

後半36分には、相手のプレスによって奪われたボールをつながれて、ミドルシュートで追加点を奪われます。

熊本は、終了間際にクロスからのヘディングシュートを1本放つのみで試合終了。

0-2の完敗を喫しました。

この試合の行方を左右したものとして「① 水戸の選手の監督解任による心理状態」と「② 強風」を挙げました。

それは、次のような理由によります。

私は、

「心×技×体=試合結果」

という法則があると考えているからです。

①は、「心」の部分で水戸に大きな+を与えました。

②は、「体」の部分に影響してきます。

熊本にとってこの試合は、なか2日~4日で続いた4連戦の最後の試合でした。ほぼメンバーを固定して戦う熊本にとって、連戦の中での「強風」はかなり体力を削り取られました。

次の試合は、5月12日㈰のホーム・横浜FC戦です。

「技」の部分については、熊本にはこれまでに積み上げてきた「ベース」があります。

今度は「中5日」のインターバルがありますので、この期間に「心」と「体」の部分をしっかりと整えて、必ず7試合ぶりの勝利を手にしましょう!

この試合についてはYouTubeでもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。

youtu.be

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。