どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
2連敗で迎えたロアッソ熊本のJ2リーグ第28節、アウエーでのヴィファーレン長崎戦は、前半5分までに2失点を喫し、後半にさらに2点を追加され、その後、1点を返すも結果は、1-4で完敗。リーグ戦では、7戦勝ちなし、3連敗となってしまいました。
今日は、この試合を振り返り、最後に「私からの提言」をお話しします。よろしくお付き合いください。
熊本の先発は、
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 大本、上村、竹本、平川
FW 島村、伊東、松岡
前節と同じメンバーです。さらに、ベンチ入りしているメンバーもまったく同じ顔触れとなっています。
対する長崎は、4-2-3-1の布陣。前節と3人が変わっています。注目選手は1トップに入るファンマ。フィジカル能力の高いブラジル人FWでここまでチーム最多の得点をあげています。また、熊本県菊陽町出身で、かつてはロアッソのユニフォームを着たこともあるMF澤田のプレーにも注目です。
前述の通り、試合開始早々の5分間でこの試合の流れが決まってしまいました。
前半1分、長崎のDFヴァウドが弾いたボールをDF増山が拾い、左サイドでファンマとワンツー。そのまま、豪快にワンタッチで放ったシュートが熊本のゴールに突き刺さりました。
続く前半5分には、長崎に右からのコーナーキックを与え、中村が蹴ったボールをファーサイドから走り込んだファンマがフリーでヘディングシュート。これが、再び、熊本のゴールネットを揺らし、あっという間に0-2とされてしまいました。
この後も、熊本はほとんどチャンスをつくることが出来ずに前半が終了。
ハーフタイムに松岡→道脇の交代カードを切ります。
道脇の「DFラインの裏を狙う動きだし」により、前半よりは、長崎陣内に攻め入る機会が増えていたのですが…。
次にゴールネットを揺らしたのも長崎の方でした。
後半25分、左サイドのコーナーキックからファンマが再びヘディングシュートを決めて3点目。
さらに後半38分には、途中出場のMF松澤にゴールを決められ、4-0とリードを広げられます。
後半43分に平川のシュートが決まり、一矢報いますが、「時すでに遅し」。1-4の完敗で試合は終わりました。
前述の通り、これで、リーグ戦7戦勝ちなし。3連敗となり、さらに負けが続けば、昇格プレーオフ圏内どころか、降格争いに巻き込まれかねない状況です。
そこで、今の状況を打破するための二つの提言をしたいと思います。
① 守備から攻撃のスピードアップを図り、ショートカウンターでゴールを狙え!
熊本のスタイルは「ボール保持」です。それは、重々承知しているし、それを変えようという提言ではありません。
ただ、ここ数試合をみていて、とても気になっているのが、
「ボールを奪った瞬間に相手のDFラインの裏を狙って走り出す選手がほとんどいない。」
という点です。
攻撃の目的は、「ゴール」です。相手のボールを奪った瞬間に、「ゴールを目指す」という姿勢を示さないと相手に脅威を与えることは出来ません。
② フレッシュな選手を投入せよ!
大木監督の采配の特徴は、「どんな状況でもトレーニングを通して、一番良いプレーをしている選手を試合に出す。」という点であり、監督という仕事を経験した私は、この大木監督の「ポリシー」をとてもリスペクトしています。
この方針のもとに、勝ちなしのここ7試合、先発メンバーもベンチメンバーもほとんど同じ顔触れです。
ただ、今の状況を考えると、「フレッシュな選手の投入」が必要な時期に来ていると考えます。
①の課題も「選手の体力」がなければ、克服できない課題であり、この記録的な猛暑の中の連戦。試合に出続けている選手たちに「疲労の蓄積」が起きていることは否めません。
今は、ベンチ外となっている選手の中にも「俺がやってやる!」という野心を持って日々トレーニングに励んでいる選手たちがいるはずです。
ファン・サポーターの一員としては「ニューヒーロー」の出現を願いたいところです。
提言をしてはみましたが、この猛暑の中でトレーニングを積み重ね、ピッチで戦ってくれている選手たちを信じ、これからもロアッソ熊本をみんなで応援していきましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。