どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
J2リーグ第6節、ロアッソ熊本はアウエーで東京Vと対戦し、要所で失点を重ねて0-3と完敗。前節の長崎戦に続き2連敗となってしまいました。
今日は、この一戦を振り返ります。最後に「この試合からみえた現時点のロアッソ熊本の課題」についてお話しします。
よろしくお付き合いください。
熊本の先発メンバーは、
GK 田代
DF 黒木、江崎、相澤
MF 三島、上村、竹本、平川
FW 島村、石川、松岡
前節の長崎戦と同じメンバーです。大木監督の「目先の勝敗に一喜一憂しない」という姿勢が、このメンバー起用からうかがえます。
対する東京Vは、4-3-3の布陣。「プレビュー」で注目選手にあげていたバスケス・バイロンとMF斎藤が先発を外れ、河村と北島が起用されました。
試合の立ち上がりは、東京Vが「前線からのハイプレス」ではなく、「ブロックを作って、その前でボールを回させる」という守備を選択していたこともあり、熊本がボールを握る展開となりました。
また、「プレビュー」でポイントの一つにあげていた「DFの裏を狙う」プレーも出来ていて、前節の長崎戦と比べると熊本にとっては、まずまずの立ち上がりでした。
しかし、前半16分、一瞬のスキを突かれて先制点を奪われます。相手ボールのスローインから右サイドで細かいパスをつながれアーリークロスを入れられます。このクロスをDF相澤がヘディングで弾いたのですが、こぼれたボールを拾った東京のDF深沢がダイレクトでシュート。熊本のゴールに突き刺さり、東京Vが先制点を奪います。
その後は、再び熊本がペースを取り戻し、有利に試合を進めますが得点を奪うことは出来ず、このまま1-0で東京Vがリードして前半を終了。
ハーフタイムに両ベンチが動き、熊本は島村→粟飯原、東京Vは北島→バスケス・バイロンという1枚目の交代カードが切られました。
さらに熊本は、後半19分には松岡→東山という2枚目のカードを切り、これで両サイドのFWの顔触れが変わったことになります。
この時間帯には、右サイドを中心に崩し、東京Vのゴールに迫るプレーがみられていたのですが…
後半28分、右サイドでFKを与えると、これを蹴るのはバスケス・バイロン。一度は熊本のDFがクリアしますが、再びバスケス・バイロンに拾われて、アーリークロスを入れられ、これを東京VのDF平がヘディングシュート。ボールは熊本のゴールに吸い込まれ、東京Vの追加点となりました。
さらに、後半37分にもほぼ同じ場所からのFKを与えてしまい、今度はMF森田がキッカーとなり絶妙のボールを蹴ると、これをDF平がゴール前に折り返し、DF山越がヘディングシュート。ダメ押しの3点目のゴールとなりました。
このまま試合は終了し、熊本は0-3の完敗。2連敗を喫しました。
この試合の「プレビュー」で、私は「熊本が勝利するためのポイント」を三つあげていました。「① 相手陣内でプレーする」「② DFの裏を狙う」「③ テンポをあげる」の三つです。
このうちの①と②は、この試合では出来ていました。出来ていなかったのは「③ テンポを上げる」です。
もちろん、テンポよくボールを動かせてていた時間帯もあったのですが、ここという場面でパスの「角度」や「タイミング」がずれることで、もう一つテンポが上がらない場面がみられました。
さらに、2試合連続で「無得点」という結果からしても「シュートの意識」を高めることは必須の課題です。
これらの課題を修正し、次節では3試合ぶりの勝利を飾ってくれることを信じましょう。
この試合について、YouTubeでもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。