どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
九州に上陸した台風10号は、各地に大きな被害を与えています。
被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
千原台高校の周辺は、幸いに今のところは強風や大雨の被害にあうこともなく、最大で18名おられた避難者の方は今は4名となり、無事に過ごすことが出来ています。
ということで、今日のブログでは台風の話題から離れて、今週末、9月1日㈰に熊本市のえがお健康スタジアムで開催される予定のJ2リーグ第29節・ロアッソ熊本対藤枝MYFC戦のプレビューをお話しします。よろしくお付き合いください。
前節のいわき戦で4試合ぶりの勝利を飾り、残り試合数からも是が非でも「2連勝」としたいロアッソ熊本です。
対する藤枝は、現在、勝ち点「36」で13位。藤枝にとっても「上を目指すためには絶対に勝利したい一戦」です。
まずは、藤枝の特徴から。
一言でいうと「熊本と似ているプレースタイル」と言えます。
攻撃は「ボールを保持しながら相手の守備を崩す」ことを目指しており、守備は「前線からのハイプレス」を仕掛けてきます。
この所以は、藤枝の須藤監督と熊本の大木監督の関係性にあり、須藤監督は大木監督が甲府の監督をしている頃にヘッドコーチを務めていたという間柄なのです。
藤枝のフォーメーションは「3-4-1-2」。前節で対戦したいわきと同じフォーメーションです。
注目選手は、2トップの一角を占める背番号9の矢村。身長169cm、体重69kgと小柄ではありますが、パンチ力のあるシュートを放つエースストライカーで、すでに今シーズン「9ゴール」を記録しています。
では、このような特徴を持つ藤枝に熊本が勝利するためには…、
次の3つのポイントをあげます。
① 相手のDFラインの裏を突く
いわき戦の先制点は、この形から見事に石川が決めてくれました。
「ハイプレスをかけて来て、DFラインが浅くなる」という特徴を突いて、この形からのゴールを期待したいところです。
特に藤枝の左サイド、熊本の右サイドにスペースが出来やすい傾向があり、ぜひ、ここを突いてゴールに結び付けて欲しいと思います。
② プレスをはがす
藤枝は「プレス」を特徴にしているので、これをミドルサード(中盤)ではがせると、より多くのチャンスを作ることが出来ます。
③ 先輩格の意地
これは「メンタル面」のポイントです。
「先輩格」には二つの意味があります。
一つ目は、「クラブの歴史とJ2リーグでの経験」です。
そして、もう一つは「大木監督と須藤監督の関係」。大木監督の指導を受けて5年目となる熊本の選手たちには、その「意地」をみせて欲しいと思います。
今日時点では交通機関がストップしていて、藤枝の選手・スタッフが熊本まで移動できるのか、予定通りに試合が出来るのか心配ですが、このあと大きな被害をもたらすことなく台風10号が過ぎ去ることを祈りつつ、試合の日を待ちましょう。
この試合のプレビューは、YouTubeでもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。