どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日(3月11日)、山口の維新みらいふスタジアムで行われたロアッソ熊本対レノファ山口の一戦は、3-1でロアッソ熊本が勝利し今季初の2連勝を飾りました!
今日は、この試合を振り返ります。
スコア的には3-1と2点差がつきましたが、内容的にはかなり厳しい試合でした。なぜ、そのような展開になったのか?また、そのような試合で勝利できたのはなぜか?を最後にお話ししますので、よろしくお付き合いください。
まずは、熊本の先発メンバーです。
GK 田代
DF 黒木、江崎、相澤
MF 三島、上村、竹本、平川
FW 島村、石川、松岡
予想通りの先発メンバーで、前節からの変更はありません。
対する山口の布陣は4-3-3。前節で負傷者が出た右のDFには前が入り、今季初先発しました。注目選手は、FW皆川です。身長186cmの長身FWで2018年シーズンには熊本に在籍し11ゴールをあげています。
試合は立ち上がりから山口のペースで進みました。
熊本は、私がポイントの一つにあげていた「相手陣内でプレーする」ことがなかなか出来ずに苦しい展開が続きました。
ようやく初シュートを打てたのは前半23分でした。黒木からの鋭いパスを竹本がワンタッチで平川につなぐと、平川はドリブルで抜け出しフリーな状態でシュートを放ちますが、これはゴールマウスをとらえることが出来ません。
続く35分、相手DF陣の一瞬のスキをついて熊本が先制ゴールを奪います。左サイドの島村からパスを受けた竹本が縦パスを送るとこれに反応しダイアゴナルラン(斜めへの走り)で抜け出したのは石川でした。冷静にシュートを放ち、山口のゴールネットを揺らしました!
前半はこのまま1-0で終了します。
後半になっても、山口のペースで試合は進んでいたのですが…
そんな中で熊本が追加点を奪います。右サイドで粘ってマイボールにした石川がクロスをあげると、これを相手DFがクリアミスしてボールは高く上がります。そこに競り合いにいった平川が競り勝ち、ヘディングで落としたボールを松岡が右足でボレーシュート。ボールは山口のゴールに吸い込まれ、見事な追加点となりました。
さらに、後半29分には、コーナーキックを石川がヘディングですらし、そこに江崎が詰めてシュート。3点目のゴールを奪います。
後半34分に1点を返されるものの、そのまま試合終了のホイッスルを聞き、3-1で熊本が勝利しました。
このような苦しい内容の試合で「勝ち点3」をつかめたことは大変素晴らしいことです。
それが出来た要因の一つは、「GK田代のスーパーセーブ」でした。先制点を奪った直後の前半38分には、GKと1対1の状態で撃たれたシュートを左手で弾き、これも2点目を奪った直後の後半16分に、山口のFW皆川のヘディングシュートをスーパーセーブで防ぎました。
もしもこれらの場面で失点していたら、この試合の流れは大きく変わっていました。
この試合のMVPはGK田代選手だったと思います。
このように苦しい展開になった原因の一つは、「相手の厳しいプレス」に苦しんだことです。特に大宮戦で多くのボールをさばいていたMF上村のところにはマンマーク的に厳しいマークがついて苦しみました。このような展開をいかに克服していくのかという今後の課題も残されました。
そんな中で、アウェイの地にかけつけた多くのファン、サポーターに勝利をプレゼントしてくれたロアッソ熊本の選手、スタッフの皆さんに心からの拍手を送ります!
この試合については、YouTubeでもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。