どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
【千原台】2学期が始まりました! 始業式「校長訓話」完全公開
です。
9月2日に行った2学期始業式での「校長訓話」を完全公開します!
よろしくお付き合いください。
[令和6年度 2学期始業式 校長訓話]
長い夏休みが終わり、今日から2学期が始まります。皆さんの夏休みは、どんな夏休みだったでしょうか。
夏休みの終わりには、台風10号が日本列島を縦断し、各地に大きな被害をもたらました。千原台高校も3日間は避難所となり、私も避難所の運営に当たりましたが、幸い学校への被害はありませんでした。皆さんのご自宅は大丈夫だったでしょうか。
さて、1学期の終業式の日に、夏休みの合言葉を示しましたのを覚えていますか?
それは…
千原台 「いのち」を守る 夏休み
でしたね。この「いのち」には二つの意味があります。一つは「生命」という意味の「いのち」。もう一つは「心の命」つまり、何事にも「一生懸命はカッコイイ」の姿勢で取り組む「千原台の精神」を表しているとお話しました。
おかげさまで、この夏休み中に大きな事故が起きたという報告は受けておらず、しっかりと「生命」を守ることはできました。
もう一つ、今年は「チャレンジ! チェンジ! チャンス!」という新しいキャッチフレーズを皆さんに示し、「この夏休みだからこそ出来ることにチャレンジしてみましょう!」という話をしました。
皆さんはどんな「チャレンジ!」をしましたか?
今年の夏休みも多くの部活動生の皆さんが、全国大会の舞台に「チャレンジ」しました。男子ハンドボール部、女子ハンドボール部の皆さんは、いずれも3回戦まで勝ち進み、自転車競技部、女子陸上競技部の選手の皆さんは、全国の舞台で強豪選手たちと競い合うという「チャレンジ」をしてくれました。
さらに、商業系の各種大会でも多くの人たちが全国大会に出場し、全力を出し切ってくれたと聞いています。
また、海外の舞台へと「チャレンジ」した人たちもいます。
生徒会役員の3人の生徒たちと本田七瀬先生は、熊本市の姉妹都市である中国桂林市との交流事業に参加しました。さらに、eスポーツ部の生徒4名と徳永先生は熊本県の姉妹都市である韓国忠清南道で行われたeスポーツ交流事業に参加しました。
この夏、何事かに「チャレンジ」し、全力を出し切ったすべての皆さんに心からの拍手を送りたいと思います。
ただ、すべての皆さんがこのような「大きなチャレンジ」が出来るわけではありません。「チャレンジ」する対象は、どんな小さなことでも構わないのです。
そこで、参考までに私自身がこの夏に経験した「小さなチャレンジ」のことを紹介します。
それは、人生60年目にして初めての「抜歯」を経験したということです。「抜歯」とは歯を抜くという意味です。
もともと歯は丈夫で、小学校2年生の時に奥歯の虫歯を治療して以来、ほとんど歯医者さんに行くことなく過ごしてきました。
ところが、2年前のお正月に急に奥歯が痛み出し、数十年ぶりに歯医者さんに行くことになったのです。その時に、
「奥歯のさらに奥に『親知らず』が生えていて、やや斜めに生えているので、それが奥歯を刺激しているのが原因ですね。ただ、まずは腫れが納めるような治療をしていきましょう。」
とお医者さんに言われ、それ以来、月に1回くらいのペースで歯のメンテナンスに通うようにしていたのですが…。
7月のメンテナンスの際に、
「奥歯が虫歯になっていますね。やはり、『親知らず』と奥歯の間を歯磨きしにくくなっているいことが原因ですね。」
という指摘を受け、ついに「親知らずを抜こう!」と決意。
8月19日に「親知らずの抜歯」を決行しました!
抜く時の痛みは、麻酔のおかげでまったくなかったのですが、その後、しばらくは歯が抜けた後のくぼみが埋まらず痛みを経験しました。おかげさまで、今はすっかり痛みもおさまっています。
人生100年時代ですので、まだあと40年、自分の歯に活躍してもらうための価値ある「チャレンジ」だったと思います。次は10月にあと1本の「親知らず」を抜歯します!
「チャレンジ」すると必ず何か新しいものを得ることが出来ます。
2学期は、千原台フェスティバルや1年生の修学旅行などの行事があります。そんな行事の際でもよいし、日々の生活の中の小さなことでも構いません。この2学期も自分なりに何かに「チャレンジ」する2学期にしましょう!
これで、私からの話を終わります。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。