どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
【千原台】「スポーツ科学と健康」 保健科学大教授から学びました!
千原台高校には、情報ビジネス探究科と健康スポーツ探究科という二つの学科があります。
「探究科」という学科を設置するにあたって、文部科学省が条件としていることの一つに、「学科設定科目」というその学科ならではの「科目」を設定することがあります。千原台高校の健康スポーツ探究科が「学科設定科目」としているのが「スポーツ科学と健康」という学科です。
この学科では、多くの外部機関と連携して学んでいて、その一つが熊本保健科学大学です。
先日(5月14日)、熊本保健科学大学の松原誠仁教授に千原台高校にご来校いただき、健康スポーツ探究科の1,2年生80名に対して「出張授業」をしていただいたので、今日はこの話題をお話しします。よろしくお付き合いください。
はじめに松原教授が生徒に問われたのは、
「あなたの高校生活、スポーツライフは充実してますか?」
とう問いでした。
「1年生に聞いてみましょう。」と尋ねられると、ほとんどの生徒が、
「はい。」「充実しています。」「楽しいです。」などと答えていきます。
「そうですか。それは良かったです。
ただ、今後もスポーツを続けていく中では、『ケガをしてしまった』『試合になかなか出られない』『進路はどうしよう』などの悩みが出てくると思います。そんな時にも覚えておいて欲しい言葉をまずは紹介します。」
と言って示されたのは、
「夢に向かって過ごしている時間や努力は無駄ではない」
という言葉でした。
男女ハンドボール部、男女陸上競技部、自転車競技部、野球部などの全国大会を目指している部活動や外部のクラブチームなどで「本気」でスポーツに取り組んでいる生徒ばかりである健康スポーツ探究科の生徒たちにとっては、心に響く言葉でした。
続いて、
「ただ、ここにいる皆さん全員が高校卒業後も『アスリート(競技者)』として活躍できるわけではないという現実もあります。」
ということで、次に示されたのは、
「競技者としてだけでなくても、スポーツに関わり、やりがいや感動を覚える仕事は多い。」
という言葉でした。
そして、「その仕事は次のように分けられます。」と言い、
① アスリートを「直接支える」仕事
② アスリートが活躍する「環境をつくる」仕事
③ スポーツの「魅力を伝える」仕事
という3つを示されました。
「それでは、この3つの仕事にはどんな職業があると思うかを周りの人と話し合ってみてください。」
生徒の意見を引き出しながら次のようにまとめられました。
①-監督、コーチ、メンタルコーチ、アスレチックトレーナー、理学療法士、管理栄養士、通訳、代理人(エイジェント)など
②-大会運営者、グラウンドキーパー、スポーツメーカーなど
③-TV・ラジオ・新聞等のマスメディア、インストラクター、スポーツショップの店員、体育の先生・部活動の顧問の先生など
そして、次のようにそれぞれを定義されました。
「① 現場を職場として、アスリートと一緒に夢を追う人たち」
「② スポーツを通して社会を動かす人たち」
「③ スポーツの魅力を社会に伝えてくれる人たち」
生徒たちは様々な「スポーツに関わる仕事」があることを学び、今後の「スポーツライフ」や「キャリア」に役立ててくれると思います。
最後に次の二つの言葉を送られて授業は終わりました。
「『好き』×『得意』=『夢・目標』
ただ、夢や目標は変化していくのが当たり前。」
「学びながら、新しいことを吸収し、本当にやりたいことをみつけていこう!」
素晴らしい授業を提供していただきました!松原教授、ありがとうございました。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。