どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
【ロアッソ】初参戦のルヴァン杯 初戦突破し2回戦進出! ただ試合内容は…
です。
昨日(3月13日)に行われたルヴァン杯1回戦、福島ユナイテッド対ロアッソ熊本の一戦を振返ります。よろしくお付き合いください。
ルヴァン杯はダゾーンでの配信がないために、アマゾンプライムで急遽、配信のあるチャンネルに登録して観戦しました!
まずは熊本の先発メンバーです。
GK 佐藤
DF 阿部、岡崎、大西
MF 大本、三島、藤井、藤田、東山
FW 大崎、松岡
昨シーズンの天皇杯では、リーグ戦とほぼ同じメンバーを起用していた熊本ですが、この試合では直近のリーグ戦から9人を入れ替えての「ターンオーバー」をしています。
連続での先発は、DF阿部と大西の2人だけです。藤井のポジションが「センターFW」ではなく「トップ下」でしたので、表記も3-4-3ではなく3-5-2で表記しています。
対する福島は、4-3-3の布陣。中盤は1ボランチの逆三角形であり「ボールを保持して相手を崩す」ことを志向しているチームです。
相手も「ボール保持」を志向するチームということで、前半は「ハイプレス」をかけ続ける熊本のペースで進みました。
立ち上がりの前半4分、コーナーキックからのクロスをMF藤田がボレーできれいに合わせ、このシュートが福島のゴールに突き刺さり、見事な先制点を熊本が奪いました!
このあとも、FW大崎やFW松岡が何度も決定的な場面でシュートを放ちますが、得点に結びつけることが出来ず、「鬼門の2点目」を奪えずに時間が過ぎていきました。
前半の35分、ようやく追加点が産まれます。左サイドを突破した東山のクロスを大崎が頭で押し込んで2-0とします。
ただ、ここまでに「あと2~3点はとれていた」という場面があったことは大きな課題です。
前半は2-0で熊本がリードして後半に入ります。
後半になると立ち上がりから福島がボールを保持する展開になりました。
後半の15分に福島が3枚替え。16分に熊本も大西、岡崎、藤井→岩下、江崎、古長谷で応じますが、試合の流れを引き戻すことが出来ません。
そんな中でも何とか失点を免れていたのですが…。
後半のアディショナルタイムに入った47分。ついに福島にゴールを許してしまいます。
ただ、残り時間は1分。福島にとっては「時すでに遅し」ということで、試合は2-1で熊本の勝利となりました。
この勝利での収穫は三つあります。
一つ目は「とりあえずは2回戦に進出した」という点です。今年からレギュレーションが変わり、J1からJ3までのすべてのチームがトーナメントで戦うルヴァン杯。1回戦はJ2チームとJ3チームの対戦がほとんどなのですが、その試合のほとんで勝利しているのはJ3チームという現実があります。昨日行われた6試合でもJ2で勝利したのは熊本だけです。(6試合中2試合はJ3同士の対戦)
二つ目は、「ターンオーバー」で起用した選手たちが勝利したことです。他の多くのJ2チームも「ターンオーバー」で臨んで初戦で敗れているのですが、熊本はリーグ戦での出番が少ない選手で勝利をつかみました。この試合に出た選手たちは、リーグ戦では途中出場することが多くなると思いますが、その時に「自信を持ってプレーできる」ということにつながるはずです。
三つ目は、「大崎、藤田のプロ入り初ゴールが産まれた」という点です。何事も一番大変なのは「初めの一歩」です。「0から1にする」には大きなエネルギーを要します。
これからの試合で二人のゴール数がさらに伸びていくことを期待します!
もちろん課題もみられました。
それは、「後半の失速」です。
2回戦の鳥栖戦は、4月24日にホームで行われます。どんなメンバーで臨むかはわかりませんが、そこまでに、この課題を修正したいところです。
日曜日にはリーグ戦のいわき戦。こちらもホームゲームです。この遠征で2連勝したチームがホームに帰ってきます!
私もヴィクトリーラジオの解説で参戦します。スタジアムでお会いしましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。