どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
我らがロアッソ熊本は、J2リーグの21節を終えて、勝ち点「30」の「8位」という成績でリーグ戦を折り返しました。
後半戦の初戦となる第22節で対戦するのはジュビロ磐田。勝ち点「33」で、「6位」のチームです。
磐田との勝ち点差は「3」。得失点は両チームともに「+10」ということで、この試合に熊本が勝利すれば、磐田との順位は入れ替わり、7位の清水の試合結果次第では、一気にプレーオフ圏内の6位に浮上する可能性もある大事な一戦となります。
今日は、この試合の「プレビュー(展望」です。よろしくお付き合いください。
いつものように次の3つのコンテンツでお話しします。
① 予想スタメン
② 磐田の特徴
③ 熊本が勝利するためのポイント
です。
では、早速。
① 予想スタメン
熊本の予想スタメンは、
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 大本、上村、竹本、平川
FW 島村、粟飯原、松岡
前節と同じメンバーです。ただ、直近の天皇杯2回戦・FC琉球戦では、黒木に代わって阿部が先発しており、黒木の欠場の理由が負傷であれば、この試合でも阿部の先発があるかもしれません。
対する磐田は、4-2-3-1の布陣。注目選手は、左のサイドDFで先発が予想される松原。リーグ1位の「クロス数」を記録している選手です。もう一人は、前節、途中交代でゴールを決めて、すでに今シーズン5ゴールを記録している「高校生FW」後藤です。「高校生」「長身FW」と熊本の道脇との共通点も多い選手。ちなみに、後藤は高校3年生で、道脇より1学年上です。
② 磐田の特徴
直近の5試合を振り返ると、5試合中3試合は相手の方が「ボール保持率」では上回っており「ボール保持にこだわるチームではない」ということが言えます。
その5試合の成績は、4勝1敗。しかもここ4試合は、「4連勝中」ということで波に乗っているチームです。
「セットプレーからのゴール数でリーグ1位」という特徴もあります。
③ 熊本が勝利するためのポイント
三つあげます。
一つ目は、「先制点を奪う」ということです。
4連勝中の磐田は、そのうち3試合で先制を奪ってから勝利につなげています。
一方の熊本は、石川が負傷して以来5試合を現在のメンバーで戦い、2勝2敗1分け。
勝った2試合では、いずれも先制点を奪い大量点に結びつけました。熊本は、今シーズン「先制点を奪った試合では負けていない」というデータもあり、先制点が勝負の行方を大きく左右する一戦になりそうです。
二つ目は、「リスタート」です。
前述の通り、磐田は「セットプレーからの得点がリーグで1位」という特徴を持つチームですので、セットプレーからの失点は喫しないようにしたいところ。
熊本も「デザインされた豊富なセットプレー」を持っていますので、逆に熊本がセットプレーで得点を奪えば、ぐっと有利に試合を進められます。
ポイントを「セットプレー」ではなく「リスタート」としてのは、スローインの場面も含めて集中してほしいという願いからです。磐田は、前節の仙台戦では、スローインの流れからも点を奪っています。
三つ目は、「交代選手の活躍」です。
おそらく、この試合は「僅差の試合」になると思われます。そうなった時には、交代で入ってくる「フレッシュな選手」がどれだけチームに推進力を与えるかが、勝負の行方を左右します。
熊本は直近の琉球戦で、後半からピッチに立った東山のゴールで反撃の口火を切っています。交代で入る選手には、この試合でもこのような働きを求めたいところです。
磐田戦の「プレビュー」については、YouTubeでもお話ししていますので、こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。