どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日(6月25日)、熊本市のえがお健康スタジアムで行われたJ2リーグ第22節、ロアッソ熊本対ジュビロ磐田の一戦は、立ち上がりの10分までに奪われた2ゴールがロアッソ熊本に重くのしかかり、その後はボールを保持するも、磐田からゴールを奪うことは出来ずに0-2の敗戦となりました。
今日は、この一戦を振り返ります。
日曜のナイトゲーム。しかも、天気は雨という悪条件にも関わらず、スタジアムには5000人近いサポーターが集まり、キックオフの時を迎えます。
熊本の先発は、
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 大本、上村、竹本、平川
FW 島村、粟飯原、東山
天皇杯では欠場していた黒木が先発に復帰し、その天皇杯で得点した東山が先発のピッチに立ちました。また、天皇杯に引き続き、背番号10を背負う伊東がベンチ入りしていて、「ジョーカー」としての投入が期待されます。
対する磐田は4-2-3-1の布陣。注目の「高校生FW」後藤は、この試合もベンチからのスタートとなりました。
試合開始早々の前半4分、いきなりゲームが大きく動きます。
磐田が、右サイドから縦にパスを入れて熊本の守備を崩すと、再び右サイドに展開。中への折り返しを最後はMFドゥドゥが見事なシュートを決めて、磐田が先制点を奪います。
続く前半8分にも、磐田が追加点を奪います。カウンターから右サイドへ展開。右のサイドDF鈴木のクロスをMF山田がボレーで合わせてシュート。再び、熊本のゴールに突き刺さりました。
前半の15分を過ぎたころから熊本のサイドチェンジのパスが通るようになり、ようやくいつものペースを取り戻します。
前半18分には、ペナルティーエリアの外から、FW粟飯原が左足を振り抜き、鋭いシュートを放ちますが、ボールはクロスバーを弾き、惜しくも得点とはなりません。
このまま0-2で前半終了。
何とか点を奪いたい熊本は、ハーフタイムに、粟飯原、東山→伊東、松岡の2枚替えを行います。伊東は、今季リーグ戦は初出場。熊本の「背番号10」のプレーに期待が高まります。
投入された伊東、松岡ともに積極的にボールに関わり、「ボールを保持してゴールにせまる」という熊本らしいサッカーを展開するのですが…
ブロックを作って守りを固める磐田から、ついにゴールを奪うことは出来ず、0-2のスコアのままで、試合終了のホイッスルが鳴りました。
私は「プレビュー」で、この試合のポイントとして次の3つをあげていました。
① 先制点
② リスタート
③ 交代選手の活躍
結果的に、この中の①のポイントが、この試合の行方を決定づけることになりました。
先週の天皇杯では、FC琉球に2ゴールを奪われたあとに追いついた熊本でしたが、これから対戦が続くJ2の上位チームには、先制点を奪われると苦しい展開になることが想定されます。
「立ち上がりの守備の集中力」を課題にすえて、次の東京V戦にむけての「良い準備」をしてほしいと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。