YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

ルーテルの優勝で閉幕~熊本市中体連サッカー~ 監督時代の懐かしい思い出

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

「中体連の結果はどうだった?」

「優勝はルーテル。準優勝は京陵でした。」

熊本市中体連サッカー大会の運営に当たっていた先生と私の会話です。

6月17日に開幕した「熊本市中学校総合体育大会サッカー競技」は、昨日(6月26日)、最終日を迎え、優勝:ルーテル学院、準優勝:京陵、3位:錦ヶ丘、力合、5位:託麻、熊大附属という結果で幕を下ろし、この6チームが熊本県大会への出場権を獲得しました。

熊本市代表として県大会に出場するチームの皆さんの熊本県大会での活躍を祈ります。

私も、中学校サッカー部の監督を12年間務めた経験があります。

新人戦大会では、九州大会まで勝ち進み3位になったこともありましたが、この「夏の中体連」では、なかなか勝ち上がることが出来ませんでした。

その理由は、「南さんのチームは、必ずルーテルと当たりますね。」と監督仲間が口をそろえるほどに、毎年のようにルーテル学院に敗れて大会から姿を消していたからです。

監督としての「最後の夏」となった大会も3回戦でルーテル学院と対戦しました。

京陵中の監督として4年目を迎えていたこの年は、部員数も増え、1年生から3年生までの部員数は83名という大所帯になっていました。

もちろん部員全員の目標はただ一つ。

「打倒、ルーテル!」

です。

部員全員で「直前合宿」も行い、大会に臨みました。

1,2回戦を順調に勝ち進み、3回戦でいよいよルーテル学院との対決。会場はルーテルのホームグラウンドである野々島グラウンドです。

当日ベンチ入り出来なかった選手たちは、ベンチの反対側から応援団を結成し、大声援を送っています。

試合は、「ルーテル対策」を十分に立ててきたことが功を奏し、五分五分の展開です。しかし、前半も残り3分となったところでコーナーキックの流れから失点。

0-1で前半を終了しました。

「大丈夫。良いプレーが出来てるよ。」

「後半は、キャプテンを左のポジションに移す。そうすると左にボールが集まり、右にスペースが出来るから、サイドチェンジのボールが出たら、迷わずシュートを狙っていけ!」

という具体的なイメージを持たせて、選手たちを後半のピッチに送り出しました。

すると、まさかの展開が起こります。

ハーフタイムにイメージさせたものとほぼ同じような展開から、右MFがシュートを放つと、そのボールがルーテルのゴールに突き刺さり、同点ゴールとなったのです。

これで、波に乗った京陵は、さらに追加点を奪い2-1とルーテルをリードしました。

「よし、これなら勝てる!」

という気持ちになったのが甘かったのか…

間もなくアディショナルタイムに入るという時間帯で、再び、コーナーキックの流れから失点してしまい、同点に追いつかれ、試合は延長戦へ。

延長戦でも互いに得点することは出来ずに、PK戦に突入しました。

PK練習も十分に行ってきたつもりだったのですが…

最後に、1本差でPK戦を制したのはルーテル学院でした。

試合後に、監督仲間たちから

「ついに南さんが、ルーテルを破る時が来た!と思たんですけど…」

と声をかけられた悔しい夏の思い出です。

その頃、コーチとして私を支えてくれていた若手教師が、今は、大会の責任者として、今年の大会を運営してくれていました。

熊本市中体連サッカー大会に出場した選手、監督の皆さん、そして、大会の運営に当たられた先生方、本当にお疲れさまでした。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。