YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

【ロアッソ】劇的逆転でJ1鳥栖を撃破! 天皇杯4回戦へ進む

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨日(7月12日)、天皇杯3回戦サガン鳥栖ロアッソ熊本の試合が行われ、ロアッソ熊本が2点のビハインドを追いつき、一旦は勝ち越し点を奪われるものの、その後、2ゴールを奪い、見事な逆転勝利をおさめました。今日は、この一戦を振り返ります。よろしくお付き合いください。

熊本の先発メンバーは、

GK 田代

DF 黒木、江崎、大西

MF 大本、上村、竹本、平川

FW 島村、粟飯原、松岡

熊本にとっては、中二日、中三日の8連戦中の7戦目ということで、「ターンオーバー」も考えられる状況でしたが、そのようなことはなく、現時点での「ベストメンバー」と言える布陣でこの一戦に臨みます。

対する鳥栖は、4-2-3-1の布陣。こちらは、対照的に先週のJ1リーグFC東京戦から9名を入れ替えるという「完全ターンオーバー」の先発を組んで来ました。昨シーズンまで熊本の主将を務めた注目のMF河原もベンチスタートです。

とは言え、J1での実績も十分で「格上」と言える鳥栖が、前半は厳しい守備からボールを奪い、熊本のゴールに迫ります。

前半11分にDF福田が、前半38分にはMF西川がゴールを決めて、2-0と鳥栖がリードしてハーフタイムを迎えました。

そこで、熊本ベンチは粟飯原→伊東という1枚目の交代カードを切ります。

後半の開始からピッチに立った伊東が積極的にボールを受けたこともあり、徐々に熊本本来のパス回しがみられるようになってきました。

そんな後半7分、松岡のシュートが鳥栖のゴールネットを揺らして、熊本の反撃ののろしがあがりました。

続く後半12分にも再び松岡がゴールを決めて、2-2の同点とします。

「一気に逆転弾を!」という期待が高まったのですが…。

わずか5分後の後半17分に、交代でピッチに入ってきたばかりの鳥栖のMF横山に勝ち越しゴールを決められてしまいます。

何とか再び追いつきたい熊本は、大本→阿部、松岡→東山とカードを切って、得点を奪いにいきますが、ゴールを決めることは出来ません。

そして、後半43分、最後の交代選手として投入されたのは、17歳の高校生ストライカー道脇でした。

これまで、リーグ戦でも何度もこのような状況でピッチに立つも、ゴールを奪えていなかった道脇でしたが…。

この試合は違いました。

投入直後の後半45分、左からのクロスに合わせて、長身を活かしたヘディングシュートを放つと、これが見事に鳥栖のゴールネットを揺らしました。

熊本にとっての貴重な同点ゴールとなるとともに、道脇自身にとっても「プロ入り後公式戦初ゴール」です!

3-3の同点のまま、後半終了のホイッスルが鳴り、試合は延長戦へ。

そして、延長前半5分、ゴールに背を向けてボールを足元におさめた道脇が、振り向きざまに右足を振り抜くと、ボールは鳥栖のネットに突き刺さり、劇的な逆転ゴールを奪います。

試合はこのまま終了。4-3で熊本が見事な逆転勝利をおさめ、天皇杯4回戦への進出を決めました。

この試合で熊本が得たものが三つあります。

一つ目は、「2点のビハインドから逆転勝利をおさめた」という自信です。今シーズンの熊本は、先取点を奪うと高い勝率を誇っていましたが、逆に先取点を奪われると苦杯をなめる試合の連続でした。これを覆した自信は大きいと考えます。

二つ目は、「途中交代メンバーの躍動」です。これは、私が、「熊本が後半戦に躍進するための条件」と考えていた部分であり、これも大きなプラスポイントです。

そして、三つ目は何と言っても「道脇の覚醒」です。今後の彼のプレーへの期待がさらに高まります。

この勢いに乗って、次のJ2リーグ大分戦も勝利をもぎ取りましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。