どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
3月10日に初日を迎えた「令和6年春場所(大阪場所)」は、二日目にして「大関・横綱に連勝者なし」というスタートとなり、まさに「荒れる春場所」となっています。
ということで、今日のブログでは「大相撲春場所・序盤戦の見どころ」についてお話しします。
よろしくお付き合いください。
ここまでの上位陣の成績を振り返ると…、
大関 霧島 0勝2敗
大関 豊昇竜 1勝1敗
となっており、横綱・大関の星とり合計が4勝6敗という「負け越し」状態です。
大相撲界には「荒れる春場所」というジンクスがあると言われていますが、まさにその言葉通りの初日、二日目の結果となっています。
そんな中で、私が「序盤戦の注目力士」にあげておきたいのは…、
今場所、関脇に返り咲いた若元春です。
初日は、若手の王鵬を、二日目は元関脇の明生を万全の相撲でくだして2連勝を飾っています。
一時は関脇の地位に君臨し、「大関候補」の呼び声も高かったのですが、昨年の九州場所で6勝9敗と大きく負け越し、平幕に番付を下げて令和6年の初場所を迎えました。
初場所では、二日目に照ノ富士を破り自身初の金星を獲得。10勝5敗と大きく勝ち越して殊勲賞も受賞し、今場所から関脇の番付に戻っています。
若元春と言えば、「左四つ。左を差せば十分に力を出す力士」と言われていたのですが、先場所からは「左差しにこだわらない強さ」がみられている気がしています。
今場所の決まり手も、初日の王鵬との一番が「押し出し」、二日目の明生との一番が「寄り倒し」と、いずれも「前に出る相撲」で勝ち星を重ねています。
今場所の「再ブレーク」に期待が高まります。
もう一人、初日から連勝を飾っている三役力士がいます。
小結・阿炎(あび)です。
阿炎は、幕内優勝の経験もある実力者ですが、ここ数場所は「調子の波が大きい」という印象でした。
令和5年12月に師匠の逝去という悲しみを経験し、臨んだ初場所も前半戦は連敗を重ねて心配されましたが、後半戦に巻き返し「何とか小結の地位にとどまった」という印象でした。
ただ、今場所は初日に霧島、二日目に貴景勝と、両大関に土をつける「開幕ダッシュ」をみせてくれています。
今後も上位陣を相手に土をつけ続けられるのか?注目です。
「このブログで私が注目力士にあげた力士は活躍しない」という悲しいジンクスを覆してくれる二人の取り組みを期待しています!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。