どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「昨年度の後期選抜の倍率は、1,75倍ということで、県内のトップとなりました。ただ、これは、改革のために定員が少なくなったことが影響しており、今年からが本当の勝負だと思っております。」
昨日(7月6日)行われた「令和5年度第1回学校評議員会」で、評議員の皆さんにむけて「高校改革の進捗状況」についてプレゼンした魅力づくり部長の言葉です。
「学校評議員会」というのは、その学校に関わりのある外部の人材に「学校評議員」になっていただき、学校の様々な点についての意見をもらい、学校経営に活かしていくという取り組みです。
株式会社に例えると「社外取締役会」のようなものです。
現在の評議員さんは、同窓会長さん、地元自治会のまちづくり委員会会長さん、元PTA会長さん、近隣中学校の校長先生の4名です。
一昨年度までは、「各部の部長が取り組みを報告し、それに対してご意見をいただく」という形で会を進めていたのですが、昨年度からは「第1回では、魅力づくり部長が『高校改革の進捗状況』を報告し、ご意見をいただく」という進め方に変更しました。(年に2回開催されるので、2回目は各部からの報告を行っています。)
昨日の報告では、魅力づくり部長が「これまでの取り組み」を報告するだけではなく、その「振返り」についても事後のアンケート調査の結果などをもとに示してくれました。
しっかりと「PDCAサイクル」を実践しながら進めてくれていることに、本校の職員の取り組みながら、私もとても感動しました。
評議員さんからのご意見も「今の方向性で進めてもらえれば良いと思います。」という意見が多く聞かれました。
一人の評議員さんからは、
「『千原台高校はどんな高校ですか?』と中学生に尋ねられたときに、何と答えて良いかわからない。『千原台高校はこれだ!』というものを打ち出した方が良いのではないか。」
というご意見をいただきました。
このご意見に、私は次のようにお応えしました。
「もし、中学生からそのように尋ねられたら『一発逆転が狙える学校だよ。』と伝えてください。」
「もちろん、『千原台高校でこういうことをやりたい!』という明確な目標意識をもって入学してくれることが理想です。しかし、現実は『自分は勉強が得意なわけではない。かといってスポーツが得意なわけでもない。これといって将来の目標もない。』という生徒たちが数多くいるというのが現実です。そんな生徒たちが、はじめて学ぶ簿記などの商業科目に出会ったり、探究活動やボランティア活動,、eスポーツ部の活動などを通して多くの外部の人たちと接っしたりする中で、何か『熱くなれるもの』を見つけていける3年間を提供できる高校にしていきたいと思っています。」
魅力づくり部長のプレゼンでも、
「今年度は、のべ150人以上の外部人材と授業を通して接することを目標としています。」
という報告がされました。
数多くの「熱く生きている大人たち」と接する中で、「自分が熱くなれるもの」を見つけていける学校にしていきたいと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。