どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のブログでは、今日(4月16日)行われるJ2リーグ第10節ジュビロ磐田対ロアッソ熊本の一戦の「プレビュー(展望)」をお話しします。よろしくお付き合いください。
現在の両チームの勝ち点は、ともに「12」。順位は得失点差により磐田が9位、熊本が12位です。現在、首位にいる大分が勝ち点「22」で、その勝ち点差は「10」。プロ野球風に言うと「3,5ゲーム差」というところ。両チームともこの試合で「勝ち点3」を獲得し、少しでも上位陣に近づいていきたい試合です。
「プレビュー」では、いつものように3つの観点から、この試合の「ポイント」を分析していきます。
まずは、「予想スタメン」です。
熊本は、前節と同じ顔触れを予想します。
GK 田代
DF 黒木、江崎、相澤
MF 藤田、上村、竹本、平川
FW 粟飯原、石川、松岡
前節の岡山戦では、勝利こそ逃したものの多くのチャンスをつくり、守備も無失点。内容的には良い試合が出来ていたことからもこの顔ぶれのスタメンとなりそうです。
対する磐田は、4-2-3-1のフォーメーション。1トップには大津、MFには遠藤というともに日本代表で活躍した経験を持つベテランが先発しそうです。
ベンチメンバーでは、MF藤川とFW後藤に注目。藤川はかつてレンタル移籍で熊本のユニフォームを着ていた選手。後藤は高校3年生ながら、すでに4ゴールを記録している期待の若手ストライカーです。
次に「磐田の特徴」としては、以下の2点を挙げておきます。
一つ目は、「ボールを保持しながらのサイドからの攻撃」。
もう一つは、「遠藤というキッカーを要するセットプレー」です。これはプラス面ですが、「今季の11失点中6失点がセットプレーからの失点」というマイナス面の特徴もあります。
ということで、「熊本が勝利するためのポイント」には、つぎの3つをあげます。
① リスタート
これは、「磐田の特徴」の2つ目と関連しています。遠藤という優れたキッカーがいる磐田ですので、なるべくフリーキックやコーナーキックの機会は減らして、「リスタートからの失点」を防ぎ、なおかつ、熊本がセットプレーで得点できれば、勝利はぐっと近づきます。
② シュート精度
これは、前節の反省から、この試合でもポイントにいれました。3ゴールを奪った金沢戦では、15本のシュートのうち9本が枠内シュートで、枠内シュート率6割でしたが、前節の岡山戦では、11本のシュート中、枠内シュートは3本と枠内シュート率が3割を切っていました。これが、得点「0」の一つの要因だと考え、磐田戦では「シュートは枠内へ!」をさらに意識してほしいと思います。
③ スライド
ブログでは、初めて使う用語です。
「スライド」とは、「相手のサイド攻撃を防ぐために、ボールサイドに集結していた守備陣形をすばやく横に動かすこと」を言います。
磐田の攻撃の特徴は「サイド攻撃」にあります。これを防ぐためには「スライド」は欠かせない要素です。
「スライド」をしっかりと実践し、「無失点」を目指してほしいと思います。
この試合の「プレビュー」は、YouTubeでもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。