YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

村上春樹ワールドを満喫 !「海辺のカフカ(上)」を読了しました

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

村上春樹、新刊「街と不確かな壁」は「40年前の決着をつけたかった」

2023年4月13日の読売新聞オンラインの見出しです。

作家の村上春樹さんが、6年ぶりの新刊「街と不確かな壁」(新潮社)を出版したというニュースが多くのメディアで報じられ、発売日には多くの「ハルキスト」と言われる村上春樹さんの小説をこよなく愛する人たちが書店に行列を作る様子も報じられていました。

私も実は「にわかハルキスト」の一人です。

以前のブログでもお話ししましたが、私が読書に本格的に親しむようになったのは、校長になった6年前から。はじめは、「経営」や「リーダー論」に関するビジネス書から読み始めたのですが、次第にその範囲が広がっていき、今では、「ビジネス書」「教養書」「小説」「エッセイ」などを同時進行で読み進める読書スタイルとなっています。

これも以前のブログでお話ししましたが、このブログの読者の方から、

「南さんのブログを読んで、久しぶりに読書してみたら、その面白しさを思い出し、最近、再び読書にはまっています。また、小説の紹介をしてください!」

と声をかけていただき、

「必ず、やります!」

とお約束していたのですが、年度末から年度初めの「繁忙期」だったこともあり、読書スピードが超減速していて、なかなかその機会をつくれずにいました。

ようやく、タイトルにあげた「海辺のカフカ(上)」村上春樹著(新潮文庫)を読了しましたので、今日はこの本についてお話しします。

海辺のカフカ」は、2002年9月に発行された村上春樹さんのにとって10作目となる長編小説です。2005年に「文庫化」され、新潮文庫から文庫本が発行されていて、今回、私はこの文庫本を読みました。

上巻が486ページ、下巻が528ページというなかなかのボリュームです。

「読書はしてみたいけど、そんなに長い小説はちょっと…」

と思われたあなた。ご安心ください。確かに全体としては「超長編」なのですが、この小説は1章から49章までで構成されていて、その章ごとに中心人物が入れ替わっていきます。

そのために、各章をまるで「短編小説」のような感覚で読み進めることが出来るのです。

1章を読み終えるのにかかる時間は10分ほど。私も「隙間時間に1章ずつ読み進める」というスタイルで読んでいきました。

超ざっくりとあらすじをお話しすると…

主人公である「僕」は15歳の少年です。「僕」が家出をし、不思議な世界を行き来しながら、心の成長をとげていくという物語です。

ただ、すべての章に「僕」が登場するわけではなく、「僕」が家出して初めて接する「さくら」や「ナカタさん」「大島さん」「佐伯さん」など魅力的なキャラクターが章ごとに代わるがわる登場する構成になっていて、本当に1章、1章を短編小説のように楽しみながら読み進めることが出来ました。

個人的には、19章が一番気にいっていますが…(その理由が気になる方は、ぜひ19章だけでも読んでみてください。)

実は、現在も下巻を読み進めている最中で、「次に読むのは34章」という段階です。

物語全体の感想などは、下巻を読了してから、またお話ししますね。

ステキな小説であることは間違いなし!

村上春樹ワールドを満喫できる「海辺のカフカ」。ぜひあなたも読んでみてください!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。