YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

【千原台高校】読書週間で「朝読書」実践中!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

「今週は読書週間ということで、『朝読書』をやってるけど、感想はどうですか?」

「楽しいです!」

先週の金曜日、校長室の掃除に来てくれている4人の生徒に尋ねると、4人が一斉にこのように応えてくれました。

今、千原台高校では「朝読書」を実践しています。

私が着任する前の年まで、千原台高校でも「朝読書」を実践していたようなのですが、当時の日課の組み方だと「教職員が、勤務開始時間前から教室に行っておかなければならなかった」という問題点があり、「働き方改革」の観点から「廃止」になったということでした。

ただ、「朝読書」が廃止されたことにより、生徒たちの「図書貸出数」は「激減」。千原台高校生の「読書離れ」が進んでしまいました。

このような現状を鑑みて、昨年度の「年度末反省」で、図書館教育を担当する総務部や生徒の進路指導を担当する進路部から、「朝読書を復活させたい」という提案が出され、「日課」を担当する教務部とも協議の上で、今回の「読書週間を設定してその期間の日課を工夫することにより『朝読書』を再試行する」という取り組みを行っています。

私としては、「生徒たちが本に親しむ機会を持つ」ことになる「朝読書」には、大きな教育的な効果があると考えています。

私が考える「教育効果」とは、次の三つです。

一つ目は、「本に触れるきっかけになる」ということです。

現在の高校生の世代は、多くの情報を「ネット情報」から得ていますが、多くのハードルを越えて「出版」されている「本」から得る情報には、「ネット情報」にはない「深み」があります。

二つ目は、「本を借りるために図書室を利用する生徒が増える」という点です。

手前味噌にはなりますが、千原台高校の図書室の「蔵書」はとても充実しています。私が「この本、読みたい!」という本もたくさんありますし、もちろん「この本は是非とも高校生に読んでほしい!」という本もたくさんあります。

「朝読書」をきっかけとして、図書室に足を運ぶ生徒が増えることで、これらの本を手に取る可能性が高まります。

三つ目は、「落ち着いた環境で朝のスタートを切れる」ということです。

下の写真にもあるように、生徒と教職員がともに着席し、読書に集中している時の教室の「空気感」は素晴らしいと感じています。理想的な朝のスタートです。

今回は「試行」ということで、6月12日㈪~22日㈭までの実施となっていますが、教職員や生徒たちの意見も聞きながら、今後の定着化に向けて、前向きに検討していきたいと思っています。

パソコン部の生徒たちが作成してくれた「朝読書ポスター」

集中して読書に臨む生徒たち 教職員も一緒に読書をしている

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。