千原台高校の校長をしております南弘一です。
新聞、テレビ等で報じられました通り、5月17日に熊本市の第三者機関である「熊本市体罰等審議会」が開かれ、千原台高校女子ハンドボール部への指導に対して、2件の体罰、4件の暴言等、2件の不適切な行為という8件が認定されました。
このような事態を招いしてしまったことは、校長である私の責任であり、被害にあわれた生徒の皆さん、保護者の皆様、また、日頃より千原台高校を応援していただいているすべての皆様に心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございません。
千原台高校では、4年前に男子陸上競技部の指導において、同様の体罰事案が発生しており、私はそれを知った上で、千原台高校の校長に着任しました。
着任後は、「二度とこのような事案を引き起こさない」という決意のもとに、他校で同様の事案が起きたという報道がなされるたびに、教職員に私の考えを話し、このような事態にならないように力を尽くしてきましたが、自らの力不足のために、このような事態となってしまい、責任の重さを痛感しております。
体罰及び暴言が認定された翌日、女子ハンドボール部の生徒たちに直接謝罪をし、今後の女子ハンドボール部の活動に影響を及ぼすことがないように全力を尽くす旨を伝えました。
また、全校生徒に対しては、その翌日、私から直接説明し、陳謝するとともに、今後のことについて話しました。
保護者の皆様に対しては、まず、女子ハンドボール部の保護者の皆様に説明会を行い、全校の保護者の皆様に、メール配信、説明文の発送をもって陳謝いたしました。
今回の事案を当該教諭のこととしてのみ捉えるのではなく、全教職員で真摯に受け止め、日頃の生徒たちへの言葉の掛け方、接し方を見直し、「二度とこのような事態を引き起こさない」という強い決意のもとで、教育活動を行ってまいります。
このブログでも、引き続き生徒たちの「輝く姿」をお伝えしていき、生徒たちの姿を知っていただくことで、少しずつ信頼を回復していきたいと考えています。
最後に、あらためて、辛い思いをさせてしまった生徒の皆さん、保護者の皆様、千原台高校校を応援していただいているすべての皆様、本当に申し訳ございませんでした。