どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「ねえねえ、どうする?」
「どっちが社長する?」
「じゃあ、私がCEO(社長)になるんで、あなたはCFO(財務担当責任者)になってね。」
先日、千原台高校で行われた「ビジネス会計ゲーム M-Cass(エムキャス)」での生徒同士の会話です。
今日のブログでは、「ビジネスゲームで経営と会計に力を」という目的で設立された(株)M-Cassさんに来校していただき、千原台高校の情報ビジネス探究科の1年生120名が「ビジネス会計ゲーム」を体験した時の様子をお話しします。よろしくお付き合いください。
千原台高校の1年生で、このゲームを体験させたかった理由は、「生徒たちにビジネスの魅力を知って欲しい」ということです。
その背景には、今年の1年生から、情報コース・ビジネスコースの「くくり募集」という形で入学しており、2年生に進級するときに、情報コースかビジネスコースかの選択をすることになっています。その際の参考にしてほしいという教師側の願いもありました。
講師の先生から、最初に指示されたのは、
「お隣の席の人と2人組をつくってください。2人組が出来たら、2人で会社名を決め、どちらがCEO(社長)になるかを決めてください。CEOにならなかった人はCFO(財務担当責任者)になってもらいます。」
冒頭の生徒たちの会話は、この指示を受けての会話です。
「では、早速、ゲームを始めましょう!」
ということで、「ビジネス会計ゲーム」が始まりました。
「ビジネス会計ゲーム」の効果として、M-Cassさんは次のようにうたっています。
「自ら経営判断し、その数字を作ってみることで、数字の『ストーリー』が読めるようになる!
数字を『ストーリー』で読んでいくと、ただの平面的に見える数字が『立体的』に見えてきて明確なイメージをつかめるようになる!」
私も生徒と一緒に体験してみて、まさに「経営者になった感覚」でゲームを進めることが出来ました。
はじめに、「資金調達」。次に「設備投資」。さらに「商品調達」、「販売」と進んでいく中で、3つの選択肢の中からいずれかを選びます。これが「経営判断」です。そして、サイコロを振り、出た目の数によって可能な数量が変わってきます。つまり、「経営判断」プラス「運」にも左右されるわけです。
私は、何とか「80万円の利益」を出し、会社をつぶさずにすみました。
参加したすべての生徒たちが「ビジネスの魅力」を体感する素晴らしい体験をとなったはずです。
この生徒たちの中から、
「自分も会社を経営していみたい!起業してみたい!」
という生徒が出て来てくれると嬉しいなあと思いました。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。