YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

クラスマッチを開催! そこでもみせてくれた「一生懸命はカッコイイ!」

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

12月を「師走」と言います。「師走」の「師」は「教師」の「師」でもあり、我々教師にとっても12月は大変忙しい月です。(元来の「師」は、お坊さんを意味していたという説が有力ですが…)

というわけで、あっという間に12月も終わりに近づき、千原台高校では、今日が「終業式」となります。

その前日を利用して行われる行事で、毎年恒例となっているのが「クラスマッチ」です。

幸いにして、熊本県では「コロナの新規感染者0人」の日が30日以上続いており、感染状況が落ち着いているために、昨日、ほぼ予定通りに「クラスマッチ」を実施しました。(コロナ前には行われていた保護者会による「豚汁の炊き出し」は、昨年度に引き続き、「サンドイッチの配布」に変更させていただき、そこは、申し訳なかったのですが…)

というわけで、今日のブログでは、「クラスマッチ」の様子をお話しします。

まずは、「クラスマッチ」の形式です。

種目と場所は、女子はバレーボールを体育館で、男子は、サッカーを運動場で行います。

男女ともに、学年ごとの大会とし、クラスの人数によって、Aチーム~Cチームまで、最大1クラス3チームが出場できます。

これらのチームがトーナメント形式で優勝を争います。ですから、組み合わせによっては、同じクラスのAチーム対Bチームという「同クラス対戦」も出てきます。

千原台高校のクラス編成は、どの学年も、1組が「健康スポーツコース」、2組が「国際経済コース」、3・4組が「OA会計コース」、5組が「経営情報コース」となっています。

1組の「健康スポーツコース」の生徒たちは、ほぼ全員がいずれかの部活動に所属して活躍していますので、この「クラスマッチ」では、当然、1組のチームが「優勝候補筆頭」となります。

そんな中で、私に感動を与えてくれた試合がありました。

それは、3年男子の部(サッカー)の準決勝として行われた「1組Aチーム」対「5組Aチーム」の一戦でした。

前述の通り、「1組Aチーム」のメンバーは、いずれも野球部、サッカー部などの運動部で活躍する選手たちです。対する「5組Aチーム」は「経営情報コース」の生徒たちであり、日頃の授業で中心に学んでいるのは「IT関係」。「ITパスポート」という国家試験をパスした生徒も何人もいるクラスです。

当然、「1組Aチーム」の有利が予想されました。

ただ、「5組Aチーム」には、「経営情報コース」に所属しながらも3年生の夏の高校総体まで、サッカー部の中心選手として活躍し、昨年度の熊本県新人戦大会では、千原台高校サッカー部を久しぶりの「ベスト16」進出に導いた2人の生徒がいました。

試合の展開は、その2人を中心に「チーム一丸」となって戦う「5組Aチーム」が大健闘。たびたび「決定機」を作ります。しかし、これを野球部所属でサッカー経験はないはずの「1組Aチーム」GKが、たびたびの好セーブで防ぎ、試合は0-0のスコアレスドローで終わりました。

大会の規定により、チーム代表の「じゃんけん」で決勝進出チームを決めることになりました。

そして、「じゃんけん」の結果は・・・

「1組Aチーム」の勝ち!

「5組Aチーム」にとっては、惜しくも「大金星」を逃す結果となりました。

その結果に沸いているグラウンドに1人倒れている生徒がみえました。仲間が足を延ばす動作をしているところをみると、どうやら、試合の終了とともに足をつってしまったようです。

私は、この光景をみて感動しました。その生徒は、特に部活動で大きな活躍をした生徒ではなかったのですが、「5組Aチーム」の一員となり、サッカー部の中心選手として活躍したクラスメイトとともに、ピッチ上で足がつるまで走り切ったのです。

千原台高校の教育目標は、「『一生懸命はカッコイイ!』を実践する学校づくり~リーダーシップ、フォロワーシップの育成~」です。

「5組Aチーム」のリーダーは、当然、サッカー部の中心選手だった2人の生徒です。そして、そのほかの「チームメイト」がフォロワーです。

そのフォロワーの一人が、足がつるまで走り切るプレーをしてくれたところに、千原台高校の生徒たちの素晴らしさが現れていて、感動しました!

女子の試合は、じっくりとみることが出来なかったのですが、少しだけみせてもらった「3年女子の部」では、お互いにラリーが続く好ゲームが展開されていました。

こちらも、全員の生徒たちが「一生懸命はカッコイイ!」の精神で臨んでくれていることが伝わってきました。

これからも、このような生徒たちの姿をたくさん目にすることが出来るように取り組んでいきたいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。