どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日は、私が校長をしている千原台高校のことを少しだけ宣伝させてもらいたいと思います。
本校が設立されたのは1957年、来年で創立65周年となります。
その頃の校名は「熊本市立商業高校」でした。
名前からもわかるように「商業」を学ぶ学校であり、多くの卒業生の皆さんは、地元の経済界で活躍されています。
その後、約20年前に校名が「熊本市立商業高校」から「熊本市立千原台高校」へと変更され、これまでの「商業科」は、「情報科」と科名が変更になり、さらに、「普通科」が設立され、「国際経済コース」と「健康スポーツコース」が創設されました。
「情報科」も2つのコースに分かれていて「OA会計コース」が2クラス。「経営情報コース」が1クラスという編成になっています。
「熊本市立商業高校」時代から「ハンドボールの強豪校」として有名で、男子ハンドボール部は全国大会での優勝経験もあります。
また、数々の名選手も輩出しており、本校ハンドボール部OBで元日本代表で選手、監督も経験された岩本真典さんの「日本リーグ1097ゴール」という記録は、いまだに破られていません。
東京オリンピックの男子ハンドボール日本代表チームGK・岩下祐太さんも本校の出身です。
女子ハンドボール部も活躍しており、昨年度まで熊本県大会では「３年間負けなし」。「夏の総体３連覇」を果たしました。
その後、熊本国体を機に、自転車部が創立され、こちらも数々の名選手を輩出しています。
昨年度卒業した中村栄杜さんは、高校2年生、3年生の2年に渡り、全日本選手権ポイントレースで優勝し、２連覇を達成するという快挙を成し遂げました。
また、男女陸上競技部も駅伝大会で活躍しています。特に、女子は現在、熊本県大会３連覇中。11月６日に行われる熊本県高校駅伝大会での大会４連覇、４年連続の都大路出場を狙っています。
男子の陸上も強豪校です。昨年の熊本県高校駅伝大会では、九州学院に惜しくも敗れて２位でした。「今年こそは」と優勝を狙っています。
野球部も地元では、強豪校の一つで、まだ甲子園への出場経験はありませんが、決勝戦まで勝ち進んだことはあります。また、プロ野球選手も輩出しています。
そんな、千原台高校の「情報科（旧商業科）」の３年生３クラスの生徒たちが、今、取り組んでいるのが、「メルカリとのPBL学習（問題解決型学習）」です。
先ほどお話しした通り千原台高校の前身は、「熊本市立商業高校」であり、本校の「グラデーションポリシー（目指す卒業後の姿）」の一つは、「ビジネスのスペシャリストを育成すること」です。
３年生で、この「メルカリとのPBL学習」を経験することは、生徒たちが卒業後にビジネスのスペシャリストとして生きていくための大きなプラスを与えてくれると思っています。
週１時間ずつ、５週間に渡って行われることになっており、昨日、その第１回目の授業が行われました。
講師として来ていただくのは、メルカリの高橋亮平さんです。高橋さんは、以前には中央大学で教鞭をとられたご経験もあります。
また、「18歳選挙制度」を政府に提唱した人物としても全国的に有名な方であり、現在も「生徒会活動の活性化」等にも取り組んでおられて、教育に関する造詣も深く、高校生にとっても、我々教職員にとっても大きな刺激を与えてくださる最高の講師です。
そんな、高橋さんに指導をしていただき進んでいく５週間の学習は、毎年、生徒たちにとって最高の経験となっています。（この取り組みを始めて今年で３年目です。）
５週間後には、生徒たちがメルカリの社員になったつもりで考えた「経営戦略」をプレゼンする「成果発表会」があります。
今年はどんなアイデアが出てくるのか、今から楽しみでワクワクしています。（笑）
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日は、土曜日ですね。
今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。
