どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
千原台高校野球部 シード校を相手に惜敗するも… 9回に一矢(後編)
です。
昨日の(前編)では、千原台高校野球部が第105回全国高校野球熊本大会に臨み、初戦(2回戦)の八代工業高校戦に7-0(8回コールド)で勝利し、続く3回戦で第3シードの東海大熊本星翔高校(以下、東海)と対戦し、初回を互いに三者凡退に終えたところまでお話ししました。
今日は、その後の試合展開をお話しします。よろしくお付き合いください。
試合展開の話に入る前に…
この日の気象状況は、「快晴」、「最高気温35度」というまさに「猛暑」という状況でした。
熱中症対策として、私もミネラルウォーターのペットボトルを持参したのですが、それもアッという間に飲み干してしまい、球場内の自動販売機へと走りました。
幸いに、スポーツドリンクが「売り切れ」ではなかったので早速購入すると…。
何と自動販売機から出てきたのは、「常温」のスポーツドリンクでした。
そんな「猛暑」の中で、試合の方も「熱い展開」で進んでいきます。
千原台の先発投手は、1年生の吉住投手。ストレートの球速は120キロ弱ですが、80~90キロのスローカーブとのコンビネーションで、相手の強打者たちを「打たせて取る」好投を続けます。
一方の東海の先発投手は、145キロ超のストレートを武器にする「本格派」の玉木投手。ストレートと変化球の組み合わせに翻弄されて、千原台打線の沈黙が続きます。
千原台は、先発の吉住投手が2人のランナーを背負った3回の途中で、エースの池田投手(3年生)に継投。
このピンチは、池田投手の落ち着いた投球で凌ぎました。
しかし、続く4回の裏、東海の攻撃で連打され、1点を失います。
その後は、池田投手が持ち前の「テンポの良い投球」で東海打線を抑え、1点差のまま試合は進みました。
試合が次に動いたのは、8回でした。ここまで散発の2安打に抑えられていた千原台が、相手投手の四死球などもあり、2アウト2,3塁という絶好のチャンスを迎えます。
そして、回ってきた打順はエース池田投手でした。
「ここが勝負所」とみた甲子園出場経験もあるベテラン西田監督は、代打を起用。
打者の打球は、快音とともに飛んだのですが…。
残念ながらセカンドの正面に飛んでしまい、「待望の1点」を奪うことが出来ません。
続く、8回の裏。千原台は2人の投手を継投しますが、残念ながら東海打線につかまり、3点を失い、4点のビハインドで9回を迎えました。
ここで、千原台の選手たちが意地をみせます。
代打で起用された藤元選手がこの試合初となる長打、2塁打を放つと、続くバッターは4番の東選手。
「4番として絶対に点を取る」という強い気持ちで打席に立った東選手の放った打球は、右中間を破り、全力疾走した東選手は、ヘッドスライディングで3塁に到達しました。
さらに、1点を加えて2-4とした千原台でしたが、反撃もここまで。
強豪、第3シードの東海の前に、惜敗する結果となりました。
敗戦という結果は残念ですが、(前編)でも書いた通り、毎朝の「朝掃除」、「朝練」に始まり、グラウンドでの厳しいトレーニングをやり抜いてきた千原台高校野球部の選手たちに、心からの拍手を送ります。
選手たちへのインタビューをYouTubeで公開していますので、こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。