どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
7月6日㈯、前節で愛媛FCに4-0と快勝し、久しぶりの「連勝」をねらいたいロアッソ熊本は、アウエーでヴィファーレン長崎と対戦しました。
今日は、この一戦を振返ります。よろしくお付き合いください。
まずは、熊本の先発メンバーです。
GK 田代
DF 大西、江崎、岩下
MF 大本、上村、豊田
トップ下 石川
FW 伊東、大崎、古長谷
前節と同じ「3-3-1-3」のフォーメーションです。前節は右FWで先発していた竹本がこの試合は欠場となり、右FWには伊東が入り、大崎がセンターFWとして先発復帰しています。
対する長崎は、「4-3-3」の布陣、センターFWにエジカル・ジュニオ、右FWにマルコス・ギュレルメ、左MFにマテウス・ジェズスと、3人のブラジル人選手が先発に名を連ねています。
試合の立ち上がりは、熊本がペースを握りました。
相手のボールを前線で奪い、チャンスをつくります。
前半8分には、古長谷が左サイドから中央にクロスを供給しますが、これは、長崎のGKにパンチングで弾かれて、得点とはなりません。
逆に先制点を奪ったのは、長崎でした。
前半16分、左FW松澤から中央のエジカル・ジュニオに「くさびのパス」が入ると、これをエジカルが右MFの加藤に落とし、加藤はシュートフェイントで熊本のDFを外し、巧みなシュートを熊本のゴールに流し込みました。
さらに、その6分後の前半22分には、再び中央のエジカル・ジュニオに縦パスが通り、これを米田→マルコス・ギュレルメとつなぎ、マルコスが落ち着いて放ったシュートで、ボールは熊本のゴールに吸い込まれました。
この2失点には、「共通点」があります。
それは、いずれも、「センターFWのエジカル・ジュニオへの縦パス」が、攻撃の「起点」となっているということです。
この部分の「守備の修正」は、熊本にとっては「今後の課題」となってきます。
前半はこのまま2-0と長崎が2点をリードして終了。
後半に入ると熊本が、持ち前の「パスワーク」で主導権を握り、再三、長崎のゴールに迫りましたが、なかなか得点に結びつけることは出来ません。
後半40分には、途中出場のFW松岡から豊田につなぎ、豊田が左足でクロスを供。このボールを同じく途中出場の神代がヘディングシュートでゴールを狙いますが、シュートは長崎のGKの正面をつき、得点とはなりません。
このまま試合は終了、2-0で長崎がホームでの勝利を飾り、がっちりと「首位をキープ」しました。
2点リードされてもそのまま崩れてしまわずに、最後まで長崎のゴールに迫ったところは評価できますが、「勝ち点0」では、降格圏を抜け出してプレーオフ圏内をうかがうという目標は達成できません。
次節の千葉戦に向けて、「攻守両面でのアップグレード」を図り、次節こそは勝利をつかんでほしいと思います。
この試合については、YouTubeでもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。