どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日は、少し仕事の話題から離れて、「健康」についてのお話です。
突然ですが、皆さんは、「歯の健康」に自信がありますか?
私が生まれ育った時代「昭和の時代・後半」は、「高度経済成長」を経て、「物質的な豊かさ」に恵まれ始めていた時代でした。
それとともに、子どもたちに訪れたのが「虫歯」の急増でした。
ですから、その頃から学校で行われる健康診断の一つに「歯科検診」が加えられ、そこで「虫歯」が見つかると、学校から「通知」が届き、
「夏休みや冬休みなどの長期のお休みの間に、歯医者さんに行って、虫歯の治療をしておきなさい。」
「虫歯は、ほっといても絶対に自然には治りません!」
などという指導が行われていました。
また、「歯磨き」の重要性も指導されるようになり、「食後の歯磨き」は、日本国民の当然の「習慣」として、根付いていきました。
このような時代に育ったことと、両親が「虫歯になりにくい歯の質」に生んでくれたおかげで、小学校の頃に1度だけ「虫歯の治療」をして以来、ほとんど歯医者さんとは、「無縁の生活」を送ってきました。
その次に、歯医者さんのお世話になったのは、今から15年ほど前、40代になってからでした。
急に左の奥歯が痛み出し、歯医者さんに行くと、
「この痛みは、『親知らず』のせいですね。左下の奥に『親知らず』が生えてきているのですが、それが、斜めに生えているので、奥歯を圧迫して痛みが出てるのです。」
とのこと。
「『抜歯』するか?とりあえず、薬で炎症を抑えるか?二つの方法があります。」
「ただ、『親知らず』がかなり大きくなっていますので、『抜歯』するには、かなりの大手術になりますが…」
私は迷わず、
「薬でお願いします!」
と答えました。
というわけで、この時には、薬で炎症を抑え、そのうちに「親知らず」の成長も止まり、無事に「奥歯の痛み」から解放されました。
このとき、歯医者さんからもう一つ指摘されたことがありました。
「南さん、あなたのは歯は、虫歯には強いみたいです。ただ、心配なのは『歯茎』です。すでに、歯と歯茎の間に『歯石』がかなりついていますので、このままにしておくと、歯茎が傷んでしまい、せっかくの丈夫な歯も全部抜けてしまうことにもなりかねません。」
「そうならないように、定期的に『歯石とり』に来てください。」
せっかく両親からもらった「虫歯になりにくい歯」が、「歯茎の不健康」のせいで、全部抜けてしまっては、元も子もありません。
すぐに、「歯石とり」の予約を入れてもらいました。
それから、しばらくは、半年に1回くらいのペースで、まじめに「歯石とり」をしていたのですが・・・
「歯の痛み」も「歯茎の痛み」もない生活。40代後半になり、「毎日の授業」、「生徒指導」、「サッカー指導」に追われる生活。そんな中で、いつの間にか「歯石とり」から離れる生活になっていました。
そんな中、2週間前ほど前のことでした。
右の歯で食べ物を噛むと右上の奥歯に「痛み」を感じました。そのうちに、冷たい飲み物を飲むと、右上の奥歯にしみる感覚が出てきました。
「これは、まずいぞ。」
と感じた私は、久しぶりに歯医者さんの予約を入れました。11月5日のことでした。
そして、歯医者さんで診てもらうと…
「右上の奥歯のところの歯茎が縮んできていて、歯の奥の神経に直接、食べ物や飲み物が当たる状態になっていますね。」
「とりあえず、そこに『エナメル』を塗っておきますので、しばらく様子をみておいてください。」
そして、歯医者さんが立ち去られたあとに、歯科衛生士の方から、
「南さん、ずいぶんお久しぶりですね。最後に来られたのは、平成22年ですよ。」
そうです。私が、「歯石とり」をさぼり始めて、すでに11年の月日が流れていたのです。
「南さんの場合、これからも『虫歯』になることは、ないと思います。ただ、心配なのは『歯茎』です。11年分の『歯石』が歯茎をかなり圧迫していますよ。」
「すみません。」
すぐに、「歯石とり」の予約を入れました。
そして、先日、11月12日に1回めの「歯石とり」に行ってきました。
「11年分ですので、一度にはとれませんね。今日は、下の歯だけにしておきます。」
ということで、下の歯についている「歯石」をとってもらいました。
次は、11月26日に上の歯の「歯石とり」の予約を入れています。
こうして、久しぶりに歯医者さんのお世話になって考えたのが「歯の健康」の大切さです。
皆さんは、「8020運動」って聞いたことあますか?
これは、私が小学校で教師をしている頃ですから、今から20年以上前に盛んに言われていた言葉で、
「80歳になったときに20本の歯が残っているように、歯の健康を保っていきましょう。」
というキャンペーンです。
おかげさまで、私の両親は、今度の誕生日で80歳を迎えますが、まだ「入歯」は使っておらず、「8020」は達成しているようです。
私も、せっかく両親からもらった「丈夫な歯」が、すべて抜けてしまうという「悲劇」にならないように、これからは、定期的に「歯石とり」に通い、「口腔内の清掃」に努めていこうと決意しました。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。