YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

ロアッソ熊本 敵地で勝ち点1! 課題の克服のためには…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、11月7日(日)に岩手で行われたJ3リーグ第26節・岩手グルージャ盛岡ロアッソ熊本の試合は、0-0のスコアレスドローに終わりました。

これで、ロアッソ熊本は「3試合連続で得点0」となってしまいました。

この結果、ロアッソ熊本の勝ち点は47。2位の宮崎が勝ち点3を積み重ねて、勝ち点では宮崎に並ばれましたが、得失点差で上回り、かろうじて首位をキープしています。

熊本の残り試合数は4試合。2位の宮崎の残り試合数は3試合なので、熊本が残り4試合を全勝すれば、もちろん優勝です。

また、宮崎との直接対決が残っていますので、この試合に勝つか引き分けると、あとの3試合を2勝1敗以上で終えれば、少なくとも昇格は決まりそうです。

今日は、昨日の試合を振り返り、「3試合連続得点0」という現状を打開するための方策をお話しします。

まずは、昨日の先発メンバーです。

GK 佐藤

DF 黒木、菅田、酒井

MF 上村、河原、岩下

FW 杉山、高橋、伊東、竹本

FWターレスをベンチに置き、代わりにMF岩下を先発に起用。ターレスのポジションには、竹本を一列前に上げて起用する形をとりました。

一方の岩手の注目選手は、何と言ってもFWブレンネルです。彼にボールが収まると2列目からの選手の飛び出しが可能となり、岩手の攻撃が活性化します。

ブレンネルへのパスコースをいかに遮断できるかが、ひとつのポイントとなります。

前半から、高い集中力で守備をするロアッソ熊本

公式記録では、岩手の前半のシュート数は3本でしたが、実際にはそれ以上のシュートを浴びており、それを度々の「シュートブロック」で防ぎました。

ロアッソ熊本の前半のシュート数は、公式記録では「1」でしたが、私がみたところでは、3本のシュートは打っていました。

ということで、前半はほぼ五分五分の内容で0-0で終わりました。

後半のポイントは、ベンチにいるターレスというカードをどの時間帯で切るのかにあると考えていました。

後半が始まり、先にカードを切ったのは岩手ベンチでした。後半15分にFW和田→加々美、FW色摩→西田の2枚替え。ブランネルに絡む選手を変えてきました。

その直後の18分、岩手が決定機を作ります。

熊本陣内左サイドでもらったフリーキックをMF中村が左足で蹴ると、そのボールにDF牟田がヘディングで合わせてシュート。

「あわや失点!」と思いましたが、ここは、熊本のGK佐藤が見事なセーブで防いでくれました。

続く26分には、MF有永→ビスマルクと、サイドのMFを交代。岩手ベンチが、積極的に動きます。

対する熊本ベンチがカードを切ったのは、後半36分でした。FW伊東→ターレス。

ターレスをセンターフォワードの位置で起用します。

そして、45分には、MF上村を下げて、水野を投入。

しかし、岩手ゴールを脅かすことは出来ずに、試合は0-0のスコアレスドローで終了しました。

これで、ロアッソ熊本は、3試合連続の「ノーゴールゲーム」となりました。

この試合から見えた成果と課題は・・・

まず、成果としては、「守備の場面での集中力」が挙げられます。

前半から、度々、体を投げ出して「シュートブロック」する場面がみられ、その集中力は、タイムアップの笛が鳴るまで持続していました。

これにより、何とか「3位の岩手に勝ち点3を与えない」という最低限のミッションをクリアすることが出来ました。

課題は、何と言っても「得点力」です。

得点をするためには、シュートを打たない事には始まりません。

ここ3試合のシュート数をみると、讃岐戦が9本。鹿児島線が8本。そして、岩手戦が3本といずれも一桁。しかも、減少傾向にあります。

では、シュート数を増やす。つまりは、「シュートチャンス」を増やすためには、何が必要か?

そのキーワードは「流動性」です。

パスしたら動く。動いてできたスペースを使う。FWにボールが入ったら、後ろから追い越す選手が飛び出す。

こういうプレーを増やすことが「崩し」につながり、「シュートチャンス」が産まれます。

次節は、ホームでの富山戦。富山は現在、勝ち点41の4位で、昇格争いのライバルです。

「集中した守備」を継続しつつ。攻撃には「流動性」を加えて、この正念場を乗り切ってくれることを信じましょう。

頑張れ、ロアッソ熊本

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

週のはじめの月曜日。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。