YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

ロアッソ熊本「メイクドラマ」完結! 悲願のJ2昇格&J3優勝!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

その解説の仕事で、いつも試合の模様をお伝えしているロアッソ熊本が、ついに「悲願のJ2昇格」&「J3優勝」を果たしました!

前節、テゲバジャーロ宮崎戦に敗れたロアッソは3位に後退。

「J2昇格」を果たすためには、最終節のFC岐阜戦に勝利するしかなく、「J3優勝」を果たすためには、「2位の岩手グルージャ盛岡が、アスルクラロ沼津に引き分け以下に終わった場合」という苦しい状況で、最終節を迎えることになりました。

今日は、この一日を振り返ります。

この日も、ラジオ解説の仕事をするために、いつも通りに試合開始約2時間前の12時過ぎにスタジアムに到着。スタグル広場に向かいました。

そこで目にした光景に、まず、驚きました。

スタグル広場には、人波があふれ、各出店の前には「長蛇の列」が出来ていたのです。

コロナ禍以来、全く目にすることのなかった光景が、そこに広がっていました。

そして、次々とサポーターの皆さんから、

「絶対勝ちますよね!」

と声をかけられ、

「勝ちます!」

と応えます。

そんな中に、一人の懐かしい顔を見つけました。

3年前、ロアッソ熊本の「背番号9」を背負って戦ってくれた原一樹さんです。

ロアッソ熊本から京都のチームに移籍し、そこで現役を引退。現在は、事業を立ち上げて、実業家として活躍されています。

久しぶりの「再会」。そして、「名刺交換」をしました。

その後、エレベーターで放送席に移動したのですが、エレベーターからみえる「真っ赤に染まったスタグル広場」に再び感動!

試合前から「特別な一日」の予感を感じながら、キックオフの時を迎えました。

では、試合を振り返ります。

先発メンバーは、

GK 佐藤

DF 黒木、菅田、小笠原

MF 上村、河原、岩下

FW 杉山、高橋、伊東、竹本

前節から、岡本→伊東の変更。それによりフォーメーションも元の4トップに戻りました。

対するFC岐阜は、3-4-3の布陣。中盤には、元日本代表の柏木選手がいます。

試合は、立ち上がりからお互いが積極的にゴールを目指す激しいゲームとなりました。

特に、「勝つしかない」状況のロアッソは、絶対にゴールが必要であり、積極的にシュートを放ちます。

前半のシュート数は、ロアッソの7本に対して岐阜は2本とロアッソが優勢でしたが、ゴールを奪うことは出来ずに、0-0で折り返します。

ハーフタイムに、ロアッソベンチが動きました。

杉山→ターレス。

「このままではダメだ!点を取るために仕掛けろ!」

というベンチからのメッセージとなる交替です。

その期待に応えるべく、後半開始とともに、ターレスの「仕掛け」が随所に見え始めます。

後半7分には、右に開いたターレスからのクロスに岩下が合わせますが、そのシュートは、わずかにゴール左へとそれて、先制ゴールとはなりません。

後半14分。ロアッソベンチは、次のカードを切ります。

伊東→坂本。これによって、竹本が伊東の位置に入り、中でプレー。左サイドにドリブルを得意とする坂本が入りました。

この交替により、右からターレス、左から坂本と両サイドからの「仕掛け」が出来るようになり、さらに、ロアッソが攻勢をかけます。

そんな後半20分でした。ハーフラインのやや前方で得たフリーキック。蹴るのは、キャプテン河原です。

ふわりとしたボールをゴール前に上げると、それをヘッドで折り返したのは、長身DFの菅田。

その折り返しを坂本が、右足一閃!

無回転気味のシュートが見事に岐阜のゴールに突き刺さり、「歓喜の先制ゴール」が産まれました!

後ほど、ダゾーンでこのシーンを振り返ると、実況の福田浩一アナウンサーのゴールを伝える声も感動に震えていました。

私たちラジオの放送席も実況担当の風戸アナウンサー、橋口真希リポーターとハイタッチを重ねながら、

「ゴール」

と叫びました。

そして、さらに後半37分。DF黒木からのロングフィードに相手DFラインの裏へ抜け出すターレス。ドリブルでペナルティーエリアに切り込みます。

ここは、相手GKがブレイクアウェイで防ぎますが、そのこぼれ球を坂本が拾い、後ろの上村に落とすと、上村は1タッチで逆サイドで待つ高橋を目指してクロスボール。

これを高橋が、ヘディングで仕留めて、「J2昇格」をぐっと手繰り寄せる2点目のゴールとなりました。

そして、後半のアディショナルタイム3分。ターレスが左サイドで再びドリブルで切り込み、コーナーキックを得たところで、タイムアップの笛が鳴り響き、「歓喜の時」を迎えました!

その直後に、

「岩手対沼津、1-1で引き分け!」

という結果の知らせが入り、ロアッソ熊本が「J2昇格」とともに「J3優勝」を手にすることが決まり、さらに、「歓喜のボルテージ」があがりました!

3年間の「J3暮らし」を乗り越えて、「J2復活」を果たした来シーズンのロアッソ熊本のプレーに更なる期待が膨らみます。

まだまだ、書きたいことは山ほどありますが、Jリーグの全試合が終了し、これからしばらく「ロアッソ・ロス」の時が続きますので、「ロアッソ優勝の要因」や「今シーズンの振り返り」については、今後のブログで少しずつ書いていきたいと思います。

ご期待ください!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

ありがとう!ロアッソ熊本