どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
その解説の仕事で、いつも試合の模様をお伝えしているロアッソ熊本が、ついに「悲願のJ2昇格」&「J3優勝」を果たしました!
「J2昇格」を果たすためには、最終節のFC岐阜戦に勝利するしかなく、「J3優勝」を果たすためには、「2位の岩手グルージャ盛岡が、アスルクラロ沼津に引き分け以下に終わった場合」という苦しい状況で、最終節を迎えることになりました。
今日は、この一日を振り返ります。
この日も、ラジオ解説の仕事をするために、いつも通りに試合開始約2時間前の12時過ぎにスタジアムに到着。スタグル広場に向かいました。
そこで目にした光景に、まず、驚きました。
スタグル広場には、人波があふれ、各出店の前には「長蛇の列」が出来ていたのです。
コロナ禍以来、全く目にすることのなかった光景が、そこに広がっていました。
そして、次々とサポーターの皆さんから、
「絶対勝ちますよね!」
と声をかけられ、
「勝ちます!」
と応えます。
そんな中に、一人の懐かしい顔を見つけました。
3年前、ロアッソ熊本の「背番号9」を背負って戦ってくれた原一樹さんです。
ロアッソ熊本から京都のチームに移籍し、そこで現役を引退。現在は、事業を立ち上げて、実業家として活躍されています。
久しぶりの「再会」。そして、「名刺交換」をしました。
その後、エレベーターで放送席に移動したのですが、エレベーターからみえる「真っ赤に染まったスタグル広場」に再び感動!
試合前から「特別な一日」の予感を感じながら、キックオフの時を迎えました。
では、試合を振り返ります。
先発メンバーは、
GK 佐藤
DF 黒木、菅田、小笠原
MF 上村、河原、岩下
FW 杉山、高橋、伊東、竹本
前節から、岡本→伊東の変更。それによりフォーメーションも元の4トップに戻りました。
対するFC岐阜は、3-4-3の布陣。中盤には、元日本代表の柏木選手がいます。
試合は、立ち上がりからお互いが積極的にゴールを目指す激しいゲームとなりました。
特に、「勝つしかない」状況のロアッソは、絶対にゴールが必要であり、積極的にシュートを放ちます。
前半のシュート数は、ロアッソの7本に対して岐阜は2本とロアッソが優勢でしたが、ゴールを奪うことは出来ずに、0-0で折り返します。
ハーフタイムに、ロアッソベンチが動きました。
杉山→ターレス。
「このままではダメだ!点を取るために仕掛けろ!」
というベンチからのメッセージとなる交替です。
その期待に応えるべく、後半開始とともに、ターレスの「仕掛け」が随所に見え始めます。
後半7分には、右に開いたターレスからのクロスに岩下が合わせますが、そのシュートは、わずかにゴール左へとそれて、先制ゴールとはなりません。
後半14分。ロアッソベンチは、次のカードを切ります。
伊東→坂本。これによって、竹本が伊東の位置に入り、中でプレー。左サイドにドリブルを得意とする坂本が入りました。
この交替により、右からターレス、左から坂本と両サイドからの「仕掛け」が出来るようになり、さらに、ロアッソが攻勢をかけます。
そんな後半20分でした。ハーフラインのやや前方で得たフリーキック。蹴るのは、キャプテン河原です。
ふわりとしたボールをゴール前に上げると、それをヘッドで折り返したのは、長身DFの菅田。
その折り返しを坂本が、右足一閃!
無回転気味のシュートが見事に岐阜のゴールに突き刺さり、「歓喜の先制ゴール」が産まれました!
後ほど、ダゾーンでこのシーンを振り返ると、実況の福田浩一アナウンサーのゴールを伝える声も感動に震えていました。
私たちラジオの放送席も実況担当の風戸アナウンサー、橋口真希リポーターとハイタッチを重ねながら、
「ゴール」
と叫びました。
そして、さらに後半37分。DF黒木からのロングフィードに相手DFラインの裏へ抜け出すターレス。ドリブルでペナルティーエリアに切り込みます。
ここは、相手GKがブレイクアウェイで防ぎますが、そのこぼれ球を坂本が拾い、後ろの上村に落とすと、上村は1タッチで逆サイドで待つ高橋を目指してクロスボール。
これを高橋が、ヘディングで仕留めて、「J2昇格」をぐっと手繰り寄せる2点目のゴールとなりました。
そして、後半のアディショナルタイム3分。ターレスが左サイドで再びドリブルで切り込み、コーナーキックを得たところで、タイムアップの笛が鳴り響き、「歓喜の時」を迎えました!
その直後に、
「岩手対沼津、1-1で引き分け!」
という結果の知らせが入り、ロアッソ熊本が「J2昇格」とともに「J3優勝」を手にすることが決まり、さらに、「歓喜のボルテージ」があがりました!
3年間の「J3暮らし」を乗り越えて、「J2復活」を果たした来シーズンのロアッソ熊本のプレーに更なる期待が膨らみます。
まだまだ、書きたいことは山ほどありますが、Jリーグの全試合が終了し、これからしばらく「ロアッソ・ロス」の時が続きますので、「ロアッソ優勝の要因」や「今シーズンの振り返り」については、今後のブログで少しずつ書いていきたいと思います。
ご期待ください!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。
ありがとう!ロアッソ熊本!