YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

【千原台】感動しました! ~熊日主催 高校生のための文化講演会~(後編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

千原台】感動しました! ~熊日主催 高校生のための文化講演会~(後編)

です。

先日(6月12日)、千原台高校で行われた「高校生のための文化講演会」の話題についての後半部分をお話しします。よろしくお付き合いください。

(前編)では、講師の菊地高弘氏の略歴、講話の内容の中で「① 講師自身の野球選手から作家になるまでのエピソード」についてお話ししました。

菊地氏は、TBS系日曜劇場・ドラマ「下剋上球児」の原作者であり、自身も高校時代までは野球選手として野球に熱中してきた。しかし、高校野球の最後の試合をきっかけに一時は「野球が大嫌い!」という心境になる。その後、大学時代は「落語研究会」で活動したりしたが、就職を前に「野球小僧」という雑誌の仕事をアルバイトでするようになったことから、様々な野球人と出会うことになり、再び「野球が大好き!」となって今に至るという内容でした。

今日は、内容の「② ドラマ『下剋上球児』にまつわるエピソード」と「③ 高校一年生の大谷翔平を取材して」の部分です。

「下校上球児」には、モデルとなった学校がありました。三重県立白山高校です。「下剋上球児」は、地元の人たちから「スポーツも出来ない、勉強も出来ない生徒が行く学校」というレッテルを貼られていたこの学校が、一人の熱心な先生の指導により甲子園出場を果たすまでを描いた「ノンフィクション小説」です。

小説として出版し、「大ヒット」とは言えない本だったそうですが、ドラマのプロデューサーさんが、高校野球を題材とした小説を何冊も読んだ中で、「この小説をドラマ化したい!」ということになったそうです。

ただ、ここで一つ問題が起きます。

それは、「主人公の教師を『偽教師』として描きたい」と言われたことでした。

もちろんモデルとなった先生は、ちゃんと教員免許を保持されている「本物の教師」です。

悩んだ末にモデルとなった先生に相談されたら、「もし、それで視聴者の方が高校野球に興味を持ってくださるなら良いですよ。」を承諾してくださり、ドラマ化が実現したということでした。

ドラマの主演を演じた鈴木亮平さんの「俳優としての素晴らしさ」も話されました。

最後のお話は、「③ 高校一年生の大谷翔平を取材して」という話題でした。

菊地氏は、大谷翔平が高校一年生の時に取材をし、その感動をTwitter(現在のX)でつぶやいたということで、「世界で一番早く大谷翔平を取材したライター」として有名なのだそうです。

今回の講演のタイトルは、「人生の意味を失ってからが勝負 ~大谷翔平に学ぶセカンドチャンスのつかみ方~」となっていました。

このタイトルは、次のような大谷翔平に関する逸話に由来しています。

今でこそ「二刀流」として、世界を驚かせている大谷ですが、高校一年生の頃の目標は「投手として世界で活躍する野球選手になる」ということだったそうです。

菊地氏がみても「絶対にその目標は達成できる!」と思えるほどの「しなやかな投球フォーム」で投げていたということでした。

ところが、高校2年生になった頃に、股関節を負傷。投球練習が出来なくなります。そこで、その時に「打撃練習ならできる。今、自分に出来ることを精一杯やってみよう。」ということで、打撃の練習に打ち込んだことが、今の「二刀流」の原点になっているというお話でした。

講話後には、「質疑応答」や生徒代表からの「謝辞」が行われ、その内容からも「部活動生だけではなく、多くの生徒たちの心に響くお話しだった。」ということが伝わってきました。

多くの生徒たちが、この講演会で学んだことを活かしてますます輝いてくれることが楽しみです。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。