YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

キヨさんに感謝! 新たな教え子の成長… 楽しかった「雑談タイム」

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

千原台高校には、数名の外国にルーツを持つ生徒が在籍していること。その生徒たちへの「日本語指導」を行っていること。

その一つとして、私の高校時代のサッカーの恩師であり、地元放送局のアナウンサーとして活躍された清原憲一さんにボランティアで「日本語教室」を開講していただいていることなどをこれまでのブログでお話しして来ました。

その「日本語教室」の「最終回」が、昨日行われました。

6月からの約半年間に渡り、毎週月曜日の午後4時から5時の1時間、「日本語教室」を開講していただきました。

受講生は二人。二人とも外国にルーツを持つ生徒たちです。

この「日本語教室」を開けたきっかけは、このブログからでした。

「外国にルールを持つ生徒たちの指導に苦慮していて、教科書を英訳するボランティアを募集しています。」

とブログに書いたところ、日頃から、毎日ブログを愛読していただいている清原さんから、

「これからずっと日本で生活していく生徒たちにとって大切なことは『日本語脳』を育てていくこと。私で良ければ『昔取った杵柄』でお手伝い出来ますよ。」

とメッセージをいただき、「ボランティア」というお立場で半年間もお世話になってしまいました。

この半年間の成果で、3年生の生徒は「将来、キャビンアテンドになりたい」という夢を実現するための学校への進学が決まりました。

2年生の生徒は、熊本県の英語スピーチコンテストのレティテーション(暗唱)の部で優勝し、1月に東京で行われる全国大会に出場します。「暗唱」ですので、「英語脳」と「日本語脳」の両方が必要であり、こちらも「日本語教室」受講の成果の一つだと思います。

「最終回」となった昨日の講座では、それぞれが、自分の夢について「日本語」でスピーチをしました。

3年生の生徒は「キャビンアテンダントになること」、2年生の生徒は「サクラダファミリア(スペインのバルセロナにある現在も建築中のアウディが手掛けた教会)を訪れること」というそれぞれの夢について、熱く語ってくれたそうです。

「キヨさんの日本語教室」を卒業した新たな二人の教え子は、きっとここで得られた経験をこれからの成長に活かしてくれることだと思います。

私にとっても、毎週、清原さんとお会いする時間は「珠玉の時間」でした。

その理由は、「雑談」です。

毎週、3時半に校長室に来ていただき、30分ほど「雑談」させていただきました。

話題は、サッカーの話に始まり、様々な方面に広がっていきます。

昨日も、「ロアッソ熊本、J2昇格を最終節に持ち越す…」から始まり、「父親としての子どもへの接し方」まで、様々な「雑談」を楽しみました。

また、その「雑談」の中から現在、ラジオの仕事を一緒にしているFMKロアッソリンクスのパーソナリティ・清原秀美さんや地元経済誌・くまもと経済の記者である宮崎泰樹さんも「キヨさんのアナウンス講座」の卒業生であり、「教え子」であることがわかり、人と人とのつながりを感じることもありました。

多くの著書を愛読し、敬愛する脳科学者の茂木健一郎氏も著書「頭は『本の読み方』で磨かれる」(三笠書房)の中で、

「(コンピューターと比べて)人間のほうが優れている能力とはいったい何なのか、という話になってきます。

それが、『雑談力』。

『雑談する力』というのは、人間の持つ『圧倒的な知性』なのです。」

と語っています。

私もまったく同感です。

そして、このことから、

「知性的な人との雑談の時間を経験すると、さらに自分の知性も磨かれる」

というのが、私の持論です。

なので、清原さんとの「雑談タイム」は、私にとっては「珠玉の時間」でした。

「教え子の成長」と「珠玉の時間」を与えてくださった清原さんに心から感謝しています。

お別れ際に、名残を惜しむ私に、

「まあ、君のブログを毎朝読むから。また、立ち寄って意見を言いに来るよ。」

と嬉しい言葉をかけていただき、お見送りしました。

また、清原さんと「雑談」をし、「珠玉の時間」を過ごせる日を楽しみにしています。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。