どうも、南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
令和4年度熊本県高校総合体育大会、自転車競技(ロードの部)が、5月21日(土)に熊本県大津町のHSR九州で開催されました。
今日のブログでは、この大会の模様をお話ししますね。
先日のブログでもお話ししたように、今年の熊本県高校総合体育大会は、6月3日(金)に総合開会式が行われるのですが、自転車競技については「先行開催」されており、5月14日(土)、15日(日)に福岡県の久留米競輪場で、すでに前半の「バンクの部」を終えています。
自転車競技では、様々な種目に選手たちが出場して順位を競うわけですが、その順位をポイントとして加算していき、最後に合計点を争う「学校対抗」もあります。
この「学校対抗」(男子の部)では、先週の久留米競輪場での前半の部を終えて、九州学院高校が千原台高校に7ポイント差をつけて首位に立っていました。
ということで、千原台高校が「学校対抗」で優勝し、昨年度に続いて2連覇を果たすためには、この日の「男子ロードの部」で九州学院の選手たちよりも上位の着順でレースを終え、7ポイント差を逆転することが必要という中での大会となりました。
先に行われたのは、「女子ロードの部」。
こちらは、千原台の女子選手が1位、2位、3位を占める結果で終わりました。
そして、いよいよ「学校対抗」での逆転優勝をかけた「男子ロードの部」のスタートです。
「男子ロードの部」では、一周2km強のサーキットコースを25周、58.75kmを走ります。
約20人の選手たちが一斉にスタートをするとすぐに「先頭集団」が形成され、しばらくは先頭を交代しながら、集団でコースを走っていきます。
5周くらい走ったところで、2人の選手が集団を抜け出しますが、この2人は同時に開催されている「熊本県自転車競技選手権(エリートの部)」に出場している大人の選手でした。ですから、高校総体の順位には関係しません。
高校総体の優勝を争う九州学院高校と千原台高校の選手たちは、いずれも「先頭集団」の中にいる状態で、その後も周回を重ねていきます。
そして、いよいよ残り4周、3周、2周とゴールが近づいてきますが、まだ集団は崩れません。
ついに残り1周。集団で走っていた選手たちのスピードが一段と上がり、集団が縦長になっていきます。
勝負はゴール手前のホームストレッチまでもつれ込み、スプリント勝負となりました。
このスプリント勝負を制して、1位でゴールしたのは千原台高校の奥村圭志くんでした。記録は1時間25分2秒6。
2位に入った九州学院高校の選手の記録が1時間25分3秒3でしたので、その差は、わずか0,7秒です。
さらに、3位、4位、5位で千原台高校の選手たちがゴールし、上位の着順を独占!
「学校対抗」でも7ポイント差を逆転し、千原台高校が男子の部での2連覇を達成しました。
千原台高校は、2年連続11回目の優勝です。
約1時間半の間、ペダルをこぎ続け、そして、わずか0,7秒の差で明暗が分かれる勝負の世界。自転車競技の厳しさと楽しさを感じるレースでした。
今後開催される「九州高校総体」、「全国高校総体」での千原台高校・自転車競技部の活躍に、さらなるご声援をお願いします。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。