YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

Googleから3名のお客様が来られました! 専門用語が飛び交う中で…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

これまでのブログ「シリーズ 校長のお仕事」でも度々お話ししたように、「学校への来客対応」は、校長の大事な仕事の一つです。

昨日、東京から3名のお客様が千原台高校へ訪ねてこられました。

まずは、名刺交換です。

千原台高校の校長をしております。南と申します。よろしくお願いいたします。」

Googleの〇〇です。よろしくお願いいたします。」

3名のお客様の名刺によると各々の役職名は、「Google for Education 営業統括本部 営業本部長」、「Chrome パートナー リセラーパートナー営業部長」、「Google for Education 営業統括本部 営業部 セールススペシャリシスト」となっています。

前者2人は男性、後者は女性です。

また、熊本市教育センターからもICT教育を担当されている指導主事2人とICTサポーター2人の計4人が一緒に来られています。

校長室の応接テーブルに掛けていただき、まずは雑談です。

Googleの3人の名刺にある会社の所在地をみると、いずれも「東京都港区六本木 六本木ヒルズビル」となっています。

Googleは『六本木ヒルズビル』に入っているのですね。今日は、皆さん東京から来られたのですよね?」

と尋ねると、

「いいえ。会社は六本木ですが、私たちは東京には住んでいないんですよ。私たちの仕事はGoogleのアカウントさえあれば、どこでも出来ますから。」

「私は、小田原(神奈川県)に住んでいます。」

「私は、三島(静岡県)です。」

「私は、千葉です。」

「そうなんですね。さすがに今時ですね。」

時代の最先端を行く企業であるGoogleらしさを感じる会話からのスタートとなりました。

chromebook(クロームブック:Google社が製造販売しているパソコン端末)を導入していただいてどのくらいになるのですか?」

「昨年度の4月からですから、今年で2年目になります。」

「授業だけでなく、先生方の校務でもご活用いただいていると聞きましたが…」

「はい。校長である私にも一台配布していただいており、全職員が一人一台の端末を持っていますので、朝の職員朝会の連絡事項も職員会議のプリント類もすべて端末上にあげるようにしていて、これらの会議は『ペーパーレス』で進めています。」

「すごいですね。さすが熊本市ですね。」

「ありがとうございます。」

などと言った雑談ののち、「授業視察」をしてもらいました。

案内役は私のほかに教頭と千原台高校の情報担当者の3名です。

お客様7名と本校職員3名の計10名で全クラスの授業を視察しました。

「普段通りの様子をみせてほしい」という先方からのリクエストもあり、授業をする先生たちには「Googleと教育センターからお客様が来られて、授業を回ります。」ということは伝えていましたが、「いつも通りの授業をしてください。」と伝えていました。

chromebookを生徒に一人一台端末として配布してから2年目になり、これを活用しての授業はずいぶん増えてきましたが、もちろん全職員が毎時間使用しているというわけではありません。

それでも、理科の授業の導入のミニテストでGoogleフォームを使っている場面や英語の授業でプレゼンづくりをしている場面、商業の授業で書画カメラの映像をchromebookに送って活用している場面、数学の授業での活用場面などをみていただき、

「いろんな場面で使っていただいてますね。」

と感心していただきました。

「授業視察」を終えて、今度は応接室に入っていただき、「意見交換」の時間です。

まずは、本校の情報担当者がプレゼンを使って「千原台高校のICT活用状況」についてお話ししました。

続いて、意見交換。

「たくさん使っていただいていたのは、嬉しかったのですが、やはり伝達手段としての活用が多くて、アウトプットの手段としての活用が少なかったですね。」

「先生方で研修とかはされていますか?」

「昨年度、chromebookを導入した時には、今日お見えのICTサポーターの方に講師になっていただき、研修会を開きました。とても勉強になって、その成果は今に生きています。ただ、それは機器の使用方法についての研修でしたので、今後は授業の中身についての研修も進めていきたいと感じています。」

「それは、大事なことですよね。Googleでは先進校の好事例をまとめた書籍を出版していますので、それをお贈りしますね。○○さん5セットほど贈っておいて。」

営業本部長のからの指示があり、

セールススペシャリストの女性が、

「わかりました。」

と答えて、すぐにパソコン端末のキーボードをたたきます。

この意見交換の間、参加者は全員自分の端末を開いています。

「それもいいのですが、書籍を贈られても先生方はなかなか本を読んで、それを活かしてという時間をとるのは難しいですよ。それより、授業での活用の仕方を1分から5分くらいにまとめたビデオクリップを出しているので、そちらをみていただいた方が効率的ですよ。」

リセラーパートナーの男性の意見です。この方は元は高校で情報科の教師をされていたということで、現場の状況を理解しておられると感じました。

その後、プログラミング言語の話題や簡単にアプリを作成する方法、ビデオ編集ソフトの使い方など話題は多岐に渡りました。

そこでは、パソコン界の専門用語が飛び交い、私もうなずきながら聞いていたのですが、わからない用語が出てきては、目の前の端末でその意味を調べながら、何とか会話についていくのが精一杯でした。

今回の視察の目的は、「全国の高校の中でしっかり活用してもらっている学校に『フラッグシップ校』になってもらって、さらなる活用方法を開発していきたい」ということでした。

千原台高校を「フラッグシップ校」に選んでもらえるように、授業でのchromebookの活用をさらに進めていきたいと思います!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。