YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

はるな愛さんのお話を聞いてきました!~性的指向・性自認に関するシンポジウム~(後編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

それと、あと一つ。LGBT教育アドバイザーとしても活動しています。

今日のタイトルは、

はるな愛さんのお話を聞いてきました!~性的指向性自認に関するシンポジウム~(後編)

です。

サッカーW杯・カタール大会の日本対スペイン戦の話題が続いたので、(中編)からずいぶん間が空いてしまいましたが…

(中編)では、現在、タレントとして活躍しているはるな愛さんが、中学時代には自らの「性自認」について「男として生きるか?女として生きるか?」悩んだり、いじめにあって「生きるか?死ぬか?」と考えるいう常に二者択一で生きていたこと。

その後、「ニューハーフのお店」に居場所を見つけ、父親にカミングアウト。「ニューハーフタレント」として活躍しますが、少しずつ仕事を減ってきて、生活のために小さなお店を開いたこと。

お店が少しずつ繁盛し始めたときに、突然、声が出なくなって…

というところまでお話ししました。

病院に行くと、お医者さんから、

「絶対に声を出さないように。」

と言われたそうです。

しかし、生活のためにお店を閉めるわけにはいきません。

そこで、お客さんとは筆談を交わしながら、店内のモニターには、当時大好きだった松田聖子さんや松浦亜弥さんのコンサートDVDを流していました。

その時、「あれ?私、ステージでのおしゃべりから歌の歌詞まで全部覚えてる!」と気づいたそうです。

こうして生まれたのが、愛さんが大ブレークするきっかけとなった「エアーあやや」だったというわけです。

最後に話されたのは、東京パラリンピックの開会式に出演された時のエピソードでした。

そこには、様々な「違い」を持った人たちが出演されていて、その空気感の中にいることが、とても心地よかったと話されました。

そして、

「いま会場にいらっしゃる皆さんも、たとえば、『自分はトイレが近いんだ(まさに私のことです。)』とか、『髪の毛が薄くくなってきたことが気になって仕方ない』とか、いろんな『違い』がありますよね。人には、そんな『違い』があって当たり前。そのことに気づかい、『いいよ。いいよ。』と言って生きていける社会にしていけたら素敵だなと思います。」

「私自身が『トランスジェンダー』なのか?そんなことは、私もよくわかりません。そんな用語を覚えることよりも、お隣の人の『違い』に気づき、それを気遣って生きていくことの方が大切だと思っています。」

私が今後、講話や講演をするときには、この愛さんの思いをお会伝えしていこうと感じました。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。