どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「ロアッソ島村 J1柏へ
岩下 期限付きで加入」
(1月6日発行・熊本日日新聞9面より引用)
今日(1月6日)発行の地元紙・熊本日日新聞9面の見出しです。
今シーズン、ロアッソ熊本の攻撃の中心として活躍した島村拓弥選手が、J1柏レイソルに完全移籍することが発表されました。
同時に2021年にロアッソ熊本でプロデビューを果たし、その後、柏レイソルに移籍した岩下航選手の柏から熊本への期限付き移籍も発表され、今シーズンオフのロアッソ熊本の選手たちの移籍がほぼ完了しましたので、今日はこの話題をお話しします。よろしくお付き合いください。
今シーズン限りでロアッソ熊本を離れることになったメンバーは以下の通りです。
名前 移籍先(去就)
GK 増田卓也 現役引退
FW 粟飯原尚平 FC岐阜(J3)
FW 土信田悠生 ツエーゲン金沢(J3)
MF 田辺圭佑 現役引退
DF 相澤佑哉 クリアソン新宿(JFL:期限付き)
MF 平川玲 ジュビロ磐田(J1)
FW 島村拓哉 柏レイソル(J1)
まずは、現役引退ということになった増田、田辺の両選手には、「長きにわたる現役生活、お疲れさまでした。」という言葉を送ります。
増田選手は、熊本では「第3GK」というプロ選手としては苦しい立場だったと思いますが、最終戦後の大木監督のスピーチでも述べられ通り、いつも居残りシュート練習のGKを務めるなど「GKグループ」を支える存在として輝いてくれました。
田辺選手の思い出は、ホーム町田戦での「幻のゴール」です。左サイドから得意の左足の振り抜き、見事な先制ゴール!ということで、ゆりかごダンスのパフォーマンスも行ったのですが…、その後、オフサイドの判定がくだり「ノーゴール」となってしまいました。そんなこともありましたが、田辺選手の左足から数多くのチャンスが作られたことに心から感謝します。お疲れさまでした。
粟飯原、土信田、相澤の3選手については、移籍先で輝きのあるプレーをし、今回の岩下選手のように、いつか熊本に帰ってきてくれることを願います。熊本でのプレーの数々、ありがとうございました。
J1に飛躍することになった平川、島村の両選手については、J1クラブで、まずはレギュラーポジションを確保し、「1年後には日本代表入り」というくらいの活躍を期待しましょう!
あと一人、選手ではありませんが、今シーズン限りでロアッソ熊本を離れる人がいます。強化部の筑城和人さんです。
ロアッソ熊本で現役を引退後、「強化部の柱」として、長年にわたりチーム強化を担っていただきました。
数多くの選手たちを発掘し、ロアッソ熊本での活躍を経て、J1へ送り出した筑城さんの「スカウトとしての目」は、一流です。これまでのご尽力に感謝するとともに、今後のさらなるご活躍を祈念しています。
次に、「新加入」のメンバーです。
名前 前所属
GK 佐藤史騎 東海大
DF 酒井匠 FC大阪(完全移籍)
FW ぺ・ジョンミン 九州産業大
MF 古長谷千博 常葉大
MF 藤井晧也 中京大
MF 岩下航 柏レイソル(期限付き)
新メンバーの構成は、大卒新人が4人、JFLからの完全移籍が1人、J1からの期限付き移籍が1人となっていて、全体としては「フレッシュなメンバー」が加わると言えます。
「大卒新人」については、是非とも「1年目からのレギュラーポジション獲得」の意気で、1月からのキャンプに臨んでほしいと思います。
酒井選手については、2023年の途中から「期限付き」で熊本に加入しており、すでに試合にも出場しています。終盤戦でケガをしていたので、まずは、しっかりとケガを治して、「ポジション奪取」に挑んでもらいたいです。
岩下選手については、「1年でJ1へ移籍」という飛躍を遂げたものの、移籍先の柏では2年間で5試合の出場と、悔しい想いをしての熊本復帰です。
この悔しさをバネにして、再び、熊本で輝くプレーをみせてくれると信じています!
また、筑城氏と交代で強化部に着任する西河翔吾氏は、経歴をみると織田強化部長とのつながりのある方のようです、織田さんと「名コンビ」となり、熊本のさらなる強化に力を発揮していただけることだと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。