YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

【校長の仕事】「地域×探究 高校生が考えるカタログギフト」の研修に参加しました!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

【校長の仕事】「地域×探究 高校生が考えるカタログギフト」の研修に参加しました!

です。

9月15日㈰に行われたオンライン研修会「地域×探究 高校生が考えるカタログギフト」に参加しましたので、その話題をお話しします。よろしくお付き合いください。

千原台高校は、高校改革の一環として令和5年度より「学科改編」を実施し、情報ビジネス探究科と健康スポーツ探究科の2学科を開設しています。

どちらの学科も「探究科」という名称となっており、「探究学習」は千原台高校の教育の大きな柱です。

現在、多くの高校が「探究学習」に力を入れ始めていますが、その際に欠かせない一つの要因となっているのが「学校外の方々との連係」です。

多くの企業や団体の皆さんが、高校生の「探究学習」に興味を持っていただいていて、

「私たちと一緒にこういう企画をやりませんか。」

とお誘いをいただくケースが多くなってきています。

今回の研修を主催していただいた(一社)KURUMIRAI代表理事の山室さんからも以前に、

「『高校生が考えるカタログギフト』という企画を千原台高校でも一緒にやりませんか。」

とお誘いいただいていたことが、今回の研修に参加するきっかけでした。

今回のオンライン研修は、

1 基調講演

2 質疑応答

3 グループに分かれてのディスカッション

という内容で行われました。

基調講演でお話ししていただいたのは、高松大手前中学高等学校の合田 意先生。

高松大手前中学高等学校は、香川県高松市にある私立の学校で中学校1年生から高校3年生の生徒が在籍するいわゆる「中高一貫進学校」だそうです。

この学校では、中学1年生から「探究学習」に取り組んでいて、今回の「カタログギフト」の企画には、中学校の3年2組の皆さんが学級単位で取り組んだということでした。

「高校生が考えるカタログギフト」とは、地元の企業が生産している商品をカタログに掲載して、ふるさと納税の仕組みを活用して販売する事業を高校生が主導していくという企画です。

この企画での生徒たちの活動は、「カタログに掲載する商品の決定と掲載商品を販売する企業との交渉」、「企画を運営するための資金を提供してくれる広告掲載企業の確保」といった「営業活動」と「この企画を多くの方々に知ってもらう」という「広報活動」の2つが大きな柱になっています。

大手前中学校の3年2組では、おもに営業活動を行う「営業班」と広報活動を行う「デザイン班」に分かれて活動していったということでした。

「営業班」の最初の関門は、電話をかけてこの企画の趣旨を企業の方に説明する「電話営業」だったそうです。

私が中高校生だった頃は、まだ携帯電話もスマホもない時代ですので、、友達に電話で連絡するときには、家の電話から相手の家の電話にかけて電話に出たご家族に取り次いでもらうのが当たり前でした。

しかし、今の中高校生にはそのような経験がまったくありません。そんな生徒たちにとっての「電話営業」は、かなりの高いハードルです。

大手前中学校では、「スクリプト」をつくって、それを読み上げればよいようにして臨んだそうですが、それでも「苦難の連続」だったということでした。

「先生方を相手にして練習してから臨んだのですが、それはあまり有効ではなかったです。一番有効だったのは、5~6人のグループで1台の電話機を『スピーカーモード』にして1人が代表で話しているのをみんなで一緒に聞いておいて、後ほど反省会をするという方法でした。」

と話されました。何事も「実戦経験」が大切だということですね。

他にも様々な「実体験」を話していただいて、とても参考になる研修会でした。

主催者の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。