どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
【千原台】サイクルツーリズムをいかしてインバウンドを増やすために高校生に出来ること!(後編)
です。
(前編)に続いて、「ツール・ド・九州×高校生向け探究学習プログラム」に出場してして優秀チームに選ばれ、「成果報告会」に参加した千原台高校の発表についてお話しします。よろしくお付き合いください。
(前編)では、千原台高校に加えて宇土高校、文徳高校の3チームが優秀チームとなり、「成果報告会」に参加したこと。宇土高校、文徳高校の発表内容とその素晴らしさなどをお話し、千原台高校の発表内容の「さわり」の部分を紹介しました・
ということで、今日は、千原台高校の発表についてお話しします。
千原台高校のタイトルは、このブログのタイトルに示した通りです。
「サイクルツーリズム」とは、「自転車を利用した観光」のことで、それを熊本で成功させるためのポイントについて「探究」していきました。
彼らが目を付けたのは、コロナ後に急増した「インバウンド(海外からの観光客)」の存在でした。
その特徴を調べると、「韓国、台湾、香港をはじめアジア系の外国人観光客が熊本を多く訪れている」、「以前のモノ消費からコト消費へとインバウンドのニーズが変化しており、体験型観光を好む傾向にある」ということがわかりました。
そのことから「韓国・台湾の初心者サイクリストで、ディープな熊本を知りたいと思っている観光客」をターゲットとすることを決めて、具体的な対策を考えていきます。
まず、考えたことは「熊本城・城彩苑で観光した後、周辺を楽しむサイクルツーリズムをつくりたい!」ということでした。
そこで、「課題」として浮上したのが「自転車の確保」です。
「熊本城周辺のレンタサイクルの情報がない」
「シェアサイクルチャリチャリは決裁システムの点で外国人観光客は使いにくい」
という壁にぶつかります。
そこで、考えたのが次のような熊本市への提案でした。
「市で管理している放置自転車や一般家庭で使われていない自転車を活用し、熊本市内のホテルに各2~3台配置してほしい!」
そして、さらに「わたしたちに出来ること」として、「初心者向けのサイクルコースの提案とPR動画の作成」を行いました。
こういった内容を発表し、「成果報告会」は無事に終了。
当日、出席予定だった蒲島熊本県知事の代理として会場に来てくれた「くまモン」と楽しく交流して会は終わりました。
今回発表してくれた生徒たちは、「探究プロジェクト」として活動してくれていて、授業時間や部活動時間以外の「自分の時間」を割いて、この活動を行ってくれました。
その意欲と行動力に心からの拍手を送ります。
なお「成果報告会」の模様は、テレビのニュースでも報道されましたので、こちらもご覧ください。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。