YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

3年生課題研究発表会 後輩たちに向けて!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

千原台高校では、昨日(12月14日)の5,6時間目の授業を利用して、「令和5年度 課題研究成果発表会」という行事を行いました。今日は、この話題をお話しします。よろしくお付き合いください。

「課題研究」というのは、情報科(商業科)の3年生の教育課程に位置付けられている科目名です。

自ら社会の「課題」を見つけ出し、それを解決に結びつけつつ、ビジネスを展開するヒントにすることを目的としています。1,2年生で学習してきた「簿記」、「財務会計」、「プログラミング」などの知識を結集して、課題の研究に取り組むために、3年生の教育課程に位置付けられています。

その「研究成果」を1,2年生の前で発表し、今後「課題研究」の授業に臨むことになる1,2年生のモチベーションを挙げることを目的の一つとして、毎年この時期に「課題研究成果発表会」を開催しています。

5時間目の授業で1年生に向けて、6時間目の授業で2年生に向けて発表しました。

私は、5時間目の授業を参観しましたので、その様子をお話しします。

第1部(5時間目)に発表してくれたのは、次の4グループでした。

(1) 会計探究 「ビジネス会計ゲームを作成しました!」

(2) 情報探究マルチメディア 「熊本の観光に新たな移動手段を!」

(3) 情報探究リテラシー 「プログラミングで教員の業務負担軽減を!」

(4) 経済探究 「『ひご野菜』を広めたい!」

どのグループの発表も素晴らしかったのですが、今日は、(2) 情報探究マルチメディア 「熊本の観光に新たな移動手段を!」の発表をご紹介します。

このグループの課題意識は、「熊本県に観光に訪れた人の人数を調べてみると、阿蘇、荒尾、菊池といった地方に対して、熊本市に訪れる人の割合が少ないのはなぜだろう?」ということから始まります。

そして、熊本城の近くにある観光地「城彩苑」に来ている観光客にアンケートを取った結果、「熊本市は、政令市の中でも『交通渋滞の発生率ワースト1位』という熊本市内での移動手段の不便さに原因があるのではないか?」という仮説を立てました。

そこで、このグループが考えた「課題解決の手段」は…、

「『観光×ChariChari』で課題解決!」という作戦です。

ChariChariとは、アプリで予約することによって自転車をレンタルできるシステムのことで、熊本市内にもすでに導入されています。

あなたも、赤い小さな自転車が数台ずつ様々な場所に配置されているのをみかけたことがあるのではないかと思います。

このグループが実践した検証は次の3つです。

① ターゲットを20~30代に絞り、「食べ歩き」、「スタンダード」、「歴史探訪」の3つの観光コースを設定する。

② これらのコースを検索できる「QRコードカード」の作成

③ PR動画の制作

これらの検証活動は、熊本市の行政にも認められ、このグループの検証の成果物が、現在、「さくらまちバスターミナル 5番乗り場」の掲示板に掲載されています。

ぜひ、通りかかられた際にはご覧いただけると嬉しいです!

どのグループの発表にも、目を輝かせて聞き入っていた後輩たちの今後の活躍も楽しみです。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。