YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

ファミリー全員集合! 両親の「傘寿」を祝う会

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、今日は家族の話をしたいと思います。

と言うのは、昨夜、かなり久しぶりに家族が全員集まる機会を持ったからです。

その理由は、私の両親の「傘寿のお祝い」。

私の両親は、ともに1942年(昭和17年)生まれ。今年の誕生日で80歳となります。

60歳で「還暦」、70歳で「古稀」を祝い、おかげ様で健康な体で、ともに80歳の「傘寿」を迎えてくれました。

父は、小さな旅行代理店を営んでいて、今でも現役で働いています。

20歳で「国鉄」に就職し、「運転士」として働いていましたが、父にとっての最初の転機となったのは、昭和62年の「国鉄民営化」でした。

これにより、国鉄職員に「リストラの嵐」が吹き荒れます。

父は、「リストラ」は免れたものの、長年勤めてきた「運転畑」から「旅行業務」へ異動となります。

その時に知り合いとなった「阿蘇ファームランド」さんにお声掛けをいただき、長年勤めてきた「国鉄(JR)」を退職し、「営業部長」として「阿蘇ファームランド」に就職をします。

当時、父はすでに50代。今、50代を迎えている私には、そのことは、父にとってかなりの「大きな決断」だったことだと感じられます。

数年後、さらに、父は「大きな決断」をします。

それは、「独立」です。

当時、父の部下として働いてくれていた事務員さんを引き連れて「独立」。「阿蘇観光ツーリスト」を起業しました。

その時の年齢は、55歳。それ以来、80歳になる現在まで何とか「倒産」することなく、事業を続けています。

この2年間は「コロナ禍」で大打撃を受けていますが、それでも、小学校の見学旅行のバス手配、中学校の部活動の合宿の手配などの仕事をいただき、何とか仕事を続けています。

間もなく60歳の区切りを迎える私にとって、父の人生は一つの「ロールモデル」となるように思います。

これからも、おそらく「生涯現役」を目指すであろう父を見習って生きていきたいと思っています。

母の年齢も父と同じ80歳です。

母は、私と3歳下の妹の2人を産み、妹が小学生になるころまでは「専業主婦」をしていましたが、その後「パートタイム」で、かつて勤めていた建設会社の事務員として「仕事復帰」。40代後半まで勤めました。

私が25歳の時に、私の長男が産まれ、その頃に母も「退職」。

私の長男、長女の子育てを全面的に支援してくれました。

そして、今も「プロの専業主婦」として、現役バリバリ。

現在は、私たち夫婦と両親、女子大生の三女の5人暮らしをしているのですが、妻は小学校の教師としてフルタイムで働いているために、母が月曜から金曜までの夕飯を作っています。

そして、その夕飯のあまりを、翌朝、私は弁当箱につめて、「お弁当」として職場に持参しています。

「プロの専業主婦」として、バリバリ働く母に感謝、感謝です。

昨日の会に参加してくれたその他の家族は・・・

まず、長男夫婦と間もなく1歳を迎える孫娘。現在、31歳の長男は、熊本市内でサラリーマンをしています。

お嫁さんは、現在は「育児休暇中」ですが、4月には職場復帰の予定です。職業は、県立学校の先生。私と同業者です。

次に、関東在住ですが、現在「年末年始の帰省中」の長女と4歳の孫娘。

二人のことは、先日のブログでお話ししましたので、詳しくはそちらをお読みいただけると嬉しいです。

あとは、現在、県外の大学に在学している次女。教育学部に在籍し、教師を目指しています。

今年、成人式を迎えるために、この時期に帰省。

彼女の帰省を待って、「傘寿のお祝い」を計画しました。

そして、最後が今でも一緒に暮らしている女子大生の三女。「保育士」を目指して勉強中です。

「傘寿のお祝い会」では、4歳の孫から「記念品贈呈」。

その後に、これも関東に在住している姪(妹の娘)ファミリーとビデオ通話。お祝いのメッセージをもらいました。(妹にも依頼しましたが「顔出し」をさけて、文字メッセージが送られてきました。)

というわけで、多くのファミリーの参加を得て、無事に「傘寿のお祝い」を終えることが出来ました。

会を終えて帰宅後に、妻から

「次のお祝いは、あなたの『還暦』だね。」

と言われ、「自分もそんな年か・・・」と「プチショック」(笑)。

これからも、家族みんなが健康で過ごしていけるといいなあと感じた一日でした。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

 

 

大津、初の4強! 光る「集中力」と「引き出し」…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

ついに、大津高校が「夢の扉」をこじ開けました!

1月4日、千葉県フクダ電子アリーナで行われた第100回全国高校サッカー選手権・準々決勝、大津対前橋育英戦で1-0の勝利をものにし、学校として4度目の挑戦となる「ベスト4進出」をついに成し遂げてくれました。

大津高校サッカー部の選手、スタッフはもちろんのこと、これまで大津のサッカーに携わってこられたすべての方々に心からの拍手を送りたいと思います。

本当に、おめでとうございます!

ということで、今日は、この試合を振り返ります。

大津の先発メンバーは、

GK 佐藤

DF 和田、寺岡、川副、岩本

MF 一村、薬師田、森田、田原

FW 川口、小林

というこれまでの3戦と全く同じメンバーで、4-4-2の布陣です。

対する前橋育英は、4-2-3-1の布陣。注目選手は、J2長崎に内定している背番号10番、MF笠柳。ベンチにもJ2群馬内定のDF岡本が控えています。

試合は、立ち上がりから前橋育英のペースで進みます。

前述のMF笠柳や1トップの守屋など、技術の高い選手が中心となり多彩な攻撃で大津のゴールに迫り、前半3分、6分と立て続けにシュートを放ちます。

そんな展開が続く中、一瞬のスキを突いたのは大津高校でした。

前半11分、右サイドでMF一村がFW小林とのワンツーで抜け出し、そのままシュート!

これが、前橋育英のゴールに突き刺さり、この試合1本目のシュートが先制ゴールとなりました!

このあとも、前橋育英の再三の攻撃を受けますが、GK佐藤を中心に失点を防ぎ、1-0で前半を終了します。

後半に入り、前橋育英ベンチが動きます。

後半14分、MF小池→高足。高足選手は、3回戦でもゴールを決めている「切り札的存在」です。

ここで、大津にアクシデントが起こります。

主将で司令塔の背番号10番・森田選手が、膝を負傷し、交代。代わりには、MF宮川選手が入りました。宮川選手は、全国大会では初めての出場です。

続く18分には、前橋育英がMF岩立→岡本の交代を行い、J2群馬への内定選手をピッチに送ります。

このような形で攻勢を強めた前橋育英に対して、大津ベンチが大きな決断をくだしました。

先制ゴールをあげたMF一村に変えて、DF坂田を投入し、布陣を4-4-2から5-4-1に変更したのです。

この交代により、

GK 佐藤

DF 坂田、和田、寺岡、川副、岩本

MF 川口、薬師田、宮川、田原

FW 小林

の布陣になりました。

その後、36分に川口→高畑。アディショナルタイムに入った43分には、田原→碇の交代を行い、「総力戦」で臨みます。

そして、ついにタイムアップの笛!

大津の選手たちの「勝利の雄たけび」が、スタジアムに響き渡りました!

この試合の勝因は、二つあると思います。

一つ目は、「GK佐藤を中心とした守備の集中力」です。

ハイボールの処理、1対1でのブロッキングなど、この試合でのGK佐藤のプレーは、ほぼ完璧でした。

DF陣も森田からキャプテンマークを受け取った寺岡を中心に体を張ったシュートブロックをみせるなど、最後まで集中力を保ち続けていました。

そして、あと一つは「5-4-1の布陣に切り替えて勝ち切れる『引き出し』の多さ」です。

これまで、熊本県大会から複数得点での「大勝」が続いていた大津高校。接戦になった時の戦い方に注目していたのですが、この大事な局面で「5バック」という「引き出し」を用意していたことには、敬服しました。

これは、高校年代の最高峰である「プレミアリーグ」で戦ってきた成果だと思います。

さあ、いよいよ次は「夢の国立」です!

対戦相手は、私が予想していた静岡学園ではなく、東京代表の関東第一となりました。

関東第一は、GK笠島を中心とした固い守備からの「堅守速攻」を得意とするチームです。

この試合の展望は、また、試合が近づいたらお話ししたいと思います。

準決勝は、1月8日㈯の12時05分からです。大津高校へのさらなるご声援をお願いします!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

 

千原台部活動初練習… 箱根駅伝で青山圧勝… そこに想うこと…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日は、2022年1月4日。今日が「仕事始め」というのが、一般的だと思いますが、私の「仕事始め」は、毎年、1月3日です。

なぜなら、サッカー部をはじめとする部活動の選手たちが「初蹴り」、「初打ち」などの「新年初練習」を行うので、そこを激励に回るようにしているからです。

それと、1月3日と言えば、「箱根駅伝の復路の日」でもあります。

結果は、皆さんもご存じの通り、「青山学院大学、独走の大会新で優勝!」という形でした。

今日は、この二つの話題をお話しします。

まずはじめに激励したのは、グラウンドで「初蹴り」を催しているサッカー部。

1・2年生の「現役部員」、「引退部員」である3年生、ここ数年に卒業した若手の「部員OB」の皆さんが集まっていました。

サッカー部の皆さんには、全国高校サッカー選手権大会での大津高校の活躍ぶりを紹介し、

「皆さんも『遠くの目標』としての全国大会出場を目指しつつ、まずは、目の前に迫った『新人戦』で自分たちの力を発揮できるように、『自分なりの目標』を設定して、努力を積み重ねていってください。」

と話しました。

千原台高校サッカー部は、昨年、約50校が参加する熊本県新人戦大会で「ベスト16」まで勝ち進みました。今年こそは、あと一つ階段を昇り、まずは、「ベスト8進出」を達成してほしいと思っています。

次に激励したのは、女子ハンドボール部です。

「あけましておめでとうございます。

昨年末は、岡山県に遠征し、たいへん素晴らしい成果があがっていると聞いています。

年が明け、いよいよ全国選抜大会につながる九州大会が近づいてきましたね。熊本県の優勝校として出場する皆さんは「1勝すれば、全国大会!」ですね。

必ず達成できる目標だと思いますので、自信を持って臨んでください。

さて、高校スポーツと言えば、現在、皆さんと同じ熊本県代表の大津高校全国高校サッカー選手権で活躍しています。

今、監督をしている山城朋大さんは、小学生、中学生の頃にトレセンで指導をした選手でしたが、その頃から『常に考えながらプレーする選手』でした。

ハンドボールとサッカーには、似ている部分があり、『考えながらプレーする』というは、ハンドボールの選手にとっても大切なことではないでしょうか。そんなことも参考にしながら頑張ってもらえると嬉しいです。

そして、全国大会に出場し、サッカーの大津高校に負けない活躍をしてください!」

いつも通りに、元気な声で、一斉に

「はい!」

と応えてくれました。

次に、「初打ち」に集まっていたバドミントン部を激励しました。

「あけましておめでとうございます。

お正月の3日から『初打ち』ということで多くの皆さんが参加してくれていて嬉しく思います。

さて、皆さんの『目標』は、何でしょうか?

『目標』の立て方は、いろいろあります。これを『周りとの比較』にしてしまうと、果てしなく先がありますね。

例えば、『日本一』という目標を達成しても、次は、『世界にはもっと強い人がいる』となります。

もちろん、野球のイチロー選手や大谷翔平選手、大晦日に試合をしていたボクシングの井岡選手など世界を舞台に活躍する人もいますが、そんな人はほんの一握りです。

ですから、皆さんの『目標』は、ぜひ『過去の自分を超えること』に設定してみてください。

例えば、今日これから『初打ち』をすると思いますが、昨年末の自分よりも良いプレーが出来るように全力で臨んでください。

そして、夏のインターハイでは『過去最高の自分』として、大会に臨んでほしいと思います。」

最後に、箱根駅伝の青山学院をみていて感じたことです。

バドミントン部に話した「過去最高の自分」をみせてくれたのが、箱根駅伝での青山学院でした。

昨年の大会での「4位」という悔しい結果をバネに毎日の努力を積み重ねて、箱根に「過去最強の青山」が帰ってきました。

原晋監督のお話によると、そのポイントは「『自立』から『自律』へ」ということだったそうです。

「青山には、選手たちが強くなるための『青山メソッド』があります。しかし、それをこなすだけでなく、一人一人の選手たちが、自分から自らを律する姿勢『自律』して、毎日のトレーニングに臨んでくれたことが、この結果につながったのです。」

まさに、スポーツ選手の理想の姿がここにあるように感じました。

今日と明日で昨日回れなかった千原台高校の部活動を激励に回りたいと思います!

また、今日、1月4日の12時05分から、全国高校サッカー選手権の準々決勝、大津対前橋育英の一戦が行われます。大津高校の皆さんが、勝利を飾り、「夢の国立」への扉を開いてくれるよう、精一杯の声援を送りましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

 

大津、苦しみながらも8強入り! 初のベスト4へ王手!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

1月2日に行われた第100回全国高校サッカー選手権大会の3回戦、大津対佐賀東の一戦は、3-1で大津が勝利し、大津にとっては4回目となるベスト8への進出を決めました!

今日は、この試合を振り返ります。

大津の先発メンバーは、

GK 佐藤

DF 和田、川副、寺岡、岩本

MF 一村、薬師田、森田、田原

FW 小林、川口

1,2回戦と全く同じメンバーで、フォーメーションはおなじみの4-4-2です。

対する佐賀東も同じく4-4-2の布陣。注目選手は、背番号10番のMF吉田選手。U-18日本代表候補に選ばれた逸材です。

また、佐賀東の蒲原監督は、日本サッカー協会公認B級コーチライセンスを取得した時に同じコースを受講した「同期生」。穏やかな人柄の勉強家です。

さて、試合は、大津がボールを支配して進めるものの、DFラインを低めに設定して戦う佐賀東に対して、なかなか決定機を作れないままに進んでいきました。

そんな試合展開を打破したのは、191cmの長身FWでエースストライカーの小林選手でした。

前半28分、MF田原が左サイドから送ったクロスボールのこぼれ球をうまく体を反転させて、右足でシュート。見事に佐賀東ゴールマウスをとらえて、貴重な先制ゴールを奪いました!

前半は、このまま1-0で終了します。

後半になると、大津本来の「速いテンポでのボール回し」が見え始め、次々にシュートシーンを作ります。しかし、なかなか追加点が奪えず、「少し嫌な雰囲気だなー」と感じていたところで、大津のベンチが動きます。

後半14分に田原→高畑。この交替で高畑がFWに入り、川口がMFに入りました。続く20分には、一村→農という交代カードを切りました。

(余談ですが、MF農選手は、私の長男が小学生のクラブチームでコーチをしている頃の教え子だそうです。)

FW高畑選手は、「ゴール前の嗅覚」に優れた点取り屋。MF農選手は、独特のリズムのドリブルが出来る「サイドのドリブラー」です。

2人とも特徴を活かしたプレーをみせ、さらに、大津ペースで試合は進みます。

そんな後半27分、大津に待望の追加点が産まれます。

コーナーキックをMF森田が蹴り、長身FW小林がヘディングでそらします。そこへ飛び込んだのが、途中交代で入ったFW高畑でした。見事なシュートを決めて、欲しかった2点目を奪いました!

ところが、佐賀東もこのまま引き下がることはありませんでした。

途中出場のFW小嶋選手を有効に使いながら、大津ゴールに迫ります。

大津が追加点を奪った3分後の後半30分、フリーキックのこぼれ球を決められて、ゴール!

熊本県大会から、全国大会を通じての「初失点」を喫します。

2-0から2-1にされるのは、サッカー界では「危ない状況」とされています。

この1ゴールによって、一気に流れが変わってしまうことが往々にして起こるからです。

しかし、この試合の大津は違いました。この後もゲームをしっかりとコントロールしながら進めていきます。

そして、試合もアディショナルタイムに入った後半41分、右サイドのDF和田がドリブルでカットイン。途中交代で入っていた1年生FWの碇にパスを送ると、これを碇が佐賀東ゴールの右隅に見事なシュート!

貴重な「ダメ押しゴール」を奪いました!

このまま試合は終了し、3-1で大津が学校として4回目となるベスト8進出を決めました!

この試合から得られた収穫は2つです。

まず、1つ目は、この試合でも「3ゴール中2ゴールを途中交代の選手が奪っている」ということです。

以前にも書きましたが、途中交代の選手が活躍するとチームの「一体感」が増し、チームに「勢い」がつきます。

そして、2つ目は、「失点後も落ち着いてゲームをコントロール出来た」ということです。

今大会を通じて「無失点」で来ていただけに、「失点後」にチームがどのような状態になるのかに注目しましたが、この試合での大津は、全くバタバタしませんでした。

しかも、アディショナルタイムには、ダメ押しゴールまで奪う「おまけつき」。

この試合が、熊本県大会から全国大会までを通じて「最も苦しい試合」だったことは間違いありません。

しかし、ここで「苦しい試合」を経験できたことは、次の準々決勝、前橋育英戦に向けての「ポジティブな材料」だと私は感じています。

次の対戦相手となる前橋育英は、全国大会の「常連校」であり、過去に「優勝経験」もある「超強豪校」です。

しかし、今年の大津なら勝つチャンスは十分にあると思います。

ここを突破して、ベスト4に進出することが出来れば、今年は「夢の国立」が待っています。

準々決勝は、1月4日㈫12時05分から、フクダ電子アリーナにて行われます。

皆さんからも多くのご声援をお願いします!

頑張れ、大津高校

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日は、このあと「箱根駅伝復路」もスタートします。中央学院大学の8区に千原台高校出身の1年生・堀田くんがエントリーされていますので、そちらへのご声援もよろしくお願いします!

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

孫と過ごす 「私の年末年始」そのひとコマ…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日は、2022年1月2日。

私にとっては「年末年始休業日」の最終日です。

1年のほとんどを「学校の仕事」や「サッカーの仕事」で動き回っている私にとって、この「年末年始」は、1年の中で唯一と言っていい「仕事」から離れる期間です。

その日数は、毎年「5日間」。12月28日に「仕事納め」となり、その翌日の12月29日から1月2日までの「5日間」が、私にとっての「年末年始」です。

通常は、1月3日までを「3が日」と呼び、「年始」とされていますが、大学を卒業して以来、私にとっては「1月3日は『初蹴りの日』」です。

例年ならば、母校である「熊本大学サッカー部OB会」の「初蹴り」があるのですが、今年はコロナの影響で中止。

ただ、今年は千原台高校サッカー部の「初蹴り」が3日にあるので、そちらに顔を出すことにしています。

ということで、今日は、「私の年末年始」を振り返ります。

ここ数年、「私の年末年始」に欠かせない存在がいます。

それは、4歳の孫娘です。

彼女は、私の長女の娘で、関東在住のために会えるのは「盆と正月」のみ。

幼稚園の年中さんですが、長女は「専業主婦」のために母親と過ごす時間が多いためか、「極度の男嫌い」で、「パパ以外の男性は受け付けない!」というのが、日頃のスタンスです。

帰省時以外にも、時々「LINE電話」をかけてきて、「オンライン面会」となるのですが、私が顔を出すと、

「じいじは、あっち行って!」

と言われる始末。

「オンライン面会」のお相手は、もっぱら妻と兄妹の中で唯一自宅に残っている女子大生の三女です。

そんなわけで、この「年末年始」のみが、私が孫娘との距離を縮める「唯一のチャンス」なのです。

そこで、休業日1日目の12月29日。長女と孫娘を連れて「お出かけ」することにしました。

出かけた場所は、「らくのうマザーズ阿蘇ミルク牧場」です。

ここには、ヤギや羊などの多くの動物たちがいて、その動物たちへの「エサやり」が大好きな孫娘のお気に入りの場所です。

まずは、いつものようにヤギや羊への「エサやり」を堪能した孫娘。

その後、さらに、新しいイベントを発見!

それは、「羊と一緒にお散歩しませんか?」というイベントで、「300円で15分間羊とお散歩できます」というものでした。

「私も、羊さんとお散歩したい!」

と孫娘。

じいじにとっては、絶好の出番です!

というわけで、一緒にリードを引いて、15分間の「羊とお散歩」を楽しみました。(笑)

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ヤギにエサをやる孫娘

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羊と一緒にお散歩タイム

羊ちゃんは、メスで、名前は「かぐやちゃん」。おしとやかな名前の通りの「おりこうさん」で、途中に落ちている木の実や枯れ葉を食べるのですが、リードを少し引っ張ると、素直にお散歩を続けてくれて、穏やかな「お散歩タイム」を楽しむことが出来ました!

続く12月30日は、終日「大掃除」に費やして、孫娘との交流は一休み。

12月31日、大晦日。「大掃除」も一段落したところで、

「公園でじいじとサッカーしよう!」

と誘ってみると、

「ママも行くならいいけど、、、」

と孫娘。

「えー!?外は、寒いよー。」

と渋るママ(長女)を何とか口説き落として、無事に公園に連れ出しました。

近所の公園(白山三町内公園)にある滑り台やブランコでひとしきり遊び、ようやくボールに興味を示した孫娘。

待望の「孫娘とのサッカー」をしばし楽しんだところで、

「お腹すいたー」

と孫娘。

ベンチに腰掛けて、ポケットに入れてきていたお菓子を食べることに…

そこで、

「じいじも食べていいよ。」

とお許しが出て、一緒にベンチで「おやつタイム」を楽しみました。(笑)

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公園のベンチで「おやつタイム」!

こうして、「孫娘との距離を縮める大作戦」は、まずまず順調に進んだのでした。

その成果が現れ、ここ数日は、孫娘から「カッコイイじいじ」と呼ばれるようになりました。

孫娘にとって、じいじは3人います。

それは、パパのお父様である「じいじ」と、私の父親で孫娘にとっては曾祖父にあたる「大きいじいじ」と、私です。

孫娘にとっては、それを区別するための「カッコイイじいじ」なのですが、「一生懸命は、カッコイイ!」をモットーとする私にとって「カッコイイ」は、大好物!

大きな成果を得られた「年末年始の大作戦」でした。(笑)

そんな「休業日」も今日が最後。

今日は、妻の実家を訪ねる予定です。

もちろん、孫娘も一緒です。(笑)

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

あけましておめでとうございます! 大津が東福岡に快勝で、3回戦進出!

皆さん、あけましておめでとうございます。

南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

新しい年、2022年、令和4年がやって来ました!

昨年の5月17日に書き始めた「YouTuber校長日記」。昨年1年間で書いた本数は、229本でした。

新しい年の1本目のブログで、230本となります。

今年も、出来る限り「毎日更新」を目標に書き続けますので、よろしくお付き合いください。

さて、新年最初のタイトルは、おめでたい話題から。

「大津が東福岡に快勝で、3回戦進出!」

です。

12月31日、午後2時10分より埼玉県の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われた全国高校サッカー選手権2回戦、大津対東福岡の一戦は、大津が4-0で快勝し、見事に3回戦進出を決めました!

今日は、この試合を振り返ります。

まずは、大津の先発メンバーです。

GK 佐藤

DF 和田、川副、寺岡、岩本

MF 一村、薬師田、森田、田原

FW 小林、川口

という4-4-2の布陣。顔ぶれは、1回戦と同じです。

対する東福岡は、3バックに1トップの3-4-2‐1の布陣です。過去に3度の全国選手権優勝。そして、現在も、高校年代最高峰のプレミアリーグ西地区で大津としのぎを削る「超強豪校」です。

試合は、立ち上がり、お互いに「セーフティーファースト」の入りを意識したのか、ロングボールの応酬となり、ボールが落ち着かない感じの入りとなりました。

少しボールが落ち着き始めた矢先の前半10分、MF一村からの浮き球の縦パスを受けたFW川口が、左足でシュート。待望の先制点を大津が奪いました。

その後、東福岡の攻勢にあい、得意のロングスローからの流れでシュートを放たれ、クロスバーを直撃するなどいくつかのピンチを迎えますが、U-18日本代表候補に選ばれ、191cmの長身を誇るGK佐藤を中心に粘り強い守備をみせて、0-0で試合を折り返します。

ハーフタイムに東福岡ベンチが動きました。

今年、C大阪U-18から東福岡に移り、J3でのプレー経験もあるMF大淵を、後半の頭から投入しました。

一気に同点を狙ってきた東福岡に対して、大津が突き放します。

後半8分、右サイドからの横パスをペナルティーエリア外側、斜め45度の地点で受けたFW川口がドリブルでカットイン。そのまま、左足で放ったシュートが、きれいな弧を描き、東福岡ゴールに吸い込まれました。

川口のこの日2ゴール目となる「ビューティフルゴール」により、波に乗った大津は、後半27分に高畑、続く43分には稲田と、ともに途中出場の選手が追加点を奪って、4-0とし、そのままタイムアップの笛を聴きました。

誰もが「接戦」を予想した九州強豪校同士の「九州ダービー」を制した大津高校

さらに勢いを増して、3回戦へと進出することになりました。

この試合からみられた今年の大津の強さを3つ挙げます。

1つ目は、「様々選手がゴールする全員サッカー」です。

この試合の4ゴールを3人で奪い、これで、今大会で得点を挙げた選手は、薬師田、一村、小林、碇、稲田(2)、川口(2)、高畑の7人となりました。

様々な選手がヒーローになれるチームには、「勢い」が産まれます。

2つ目は、「守備の安定感」です。

今年の大津は、熊本県予選から続く「大量得点」により「攻撃力」に目が行きがちですが、実は、熊本県大会から全国選手権の2回戦まで「全試合クリーンシート」の「無失点」で勝ち上がっています。

東福岡戦では、GK佐藤の好セーブもみられ、全員で粘り強く守る姿がみられました。

3つ目は、「選手交代の有効性」です。

得点者7人のうち3人は、途中交代で投入された選手です。

テレビの実況で「非常に『分析力』に優れた山城監督」と紹介されていましたが、彼は、小学生、中学生としてプレーしていた時から、「常に考えてプレーできるクレーバーな選手」でした。(彼が小学生、中学生時代にトレセンで指導していました)

大津高校を卒業後に、福岡教育大学に進学。そこで、プレーヤーとして活躍するとともに、「指導者としてのスキル」も磨いてきたと聞いています。

山城監督の采配がズバリ的中しており、「途中出場選手の活躍」がみられることも大いにチームを勢いづけます。

ここまで、「盤石」を感じさせる大津高校。次の対戦相手は、再び九州勢の佐賀東高校です。

当然「打倒、大津!」という気概で立ち向かってきます。

試合は、中一日あけて1月2日です。

「最高の準備」をして臨み、悲願の「全国制覇」に向けて、一歩ずつ進んでいってほしいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

新しい年のスタートです。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

今日は、大晦日… 2021年を振り返る

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

「光陰矢の如し」と言いますが、年齢を重ね、50代も後半となった昨今、まさにこの言葉を実感します。

ということで、今日は、2021年(令和3年)の大晦日。私のこの一年を振り返ってみたいと思います。

2021年は、千原台高校の校長としては2年目。それ以前に3年間、中学校の校長をしていたので、校長という職に就いてから5年目の年でした。

また、ロアッソ熊本のラジオ解説を始めてからも5年目の年となりました。

まずは、校長として感じたことです。

それは、「判断することの難しさ」と「判断できないことのもどかしさ」でした。

以前にも、このブログでお話しましたが、「校長の仕事」の中で最も大きなウエイトを占めているのは「判断」であると私は考えています。

この1年で最も多くの「判断」を強いられたのは、何と言っても「コロナ対応」でした。

これまで、

「コロナに対する感染予防策は、しっかりと行いつつ、なるべく『学校行事』などの生徒の思い出に残る経験はさせていきたい」

ということを自分の中の基本方針として対応していました。

4月に予定していた「体育大会(運動会)」については、「半日に短縮」、「無観客(オンライン中継)開催」とう対策を講じた上で、実施する「判断」をしたのも、この基本方針に基づきました。

ところが、それを一変させたのが「デルタ株」の流行でした。

これまでは、「10代は、比較的感染しにくい。」「10代では、感染しても重症化することはほとんどない」といわれていましたが、「デルタ株は、10代にも感染しやすい。」「インドネシアなどの海外では、すでに100名以上の死者が出ている」などの情報が入るようになり、「コロナに対する対応」をより慎重に行わざるを得なくなりました。

まず、迫られたのが「2学期をどのような形でスタートするか?」という「判断」でした。

ここでは、「高校生の学校生活で最も感染リスクが高い時間帯は、『昼食時(お弁当の時間)』である。」ということを最優先に考え、3学年を「午前登校」「午後登校」「終日オンライン」に振り分けて「分散登校・オンライン授業」を実施しました。

これにより、学校での「お弁当の時間」を回避したわけです。

この時期、本校でも数名の感染者は出ましたが、何とか「学校でのクラスター」という最悪の事態は招かずにすみました。

しかし、この後も「慎重な対応」を解くことは難しく、「千原台フェステイバル(文化祭)」、「1・2年生の修学旅行」、「千原台マーケット」などの大きな行事を延期、または中止にせざるを得ませんでした。

楽しみにしていた生徒たちには、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

「2年生の修学旅行」については、「3月に実施する」という方向で現在計画中ですので、これだけは何とか実施できるように祈るばかりです。

次に、「判断できないもどかしさ」を感じたのは、「熊本市立高校・専門学校改革」への対応でした。

この改革については、同じ熊本市立高校である必由館高校では、6月に予定されていた「基本計画の策定」が延期となり、現在、「教育委員会案」と「学校案」の2つが示されている状態です。このことについては、地元の新聞やテレビなどでも再三報道されていますので、ご存じの読者の方も多いかと思います。

かたや、千原台高校と総合ビジネス専門学校については、6月に「基本計画」が策定されて、現在、改革が進行中です。

そのような中で、「教育課程(時間割)案の提示」「学科、コース名の決定」などが行われているのですが、「教育課程(時間割)案の提示」が行われた頃から、教職員、同窓会、保護者会などの皆さんからの「疑問符」が示されるようになってきました。

それを受けて、先日、「高校改革についての臨時職員会議」を開きました。

そこでは、「この教育課程では、生徒の進路を確保しにくくなってしまう。」「もっと自分たちの意見を丁寧に聴いてほしい。」「必由館高校と同じように改革のスタートを1年遅らせてほしい」などという意見が出されました。

ここで、私が職員に対して言えたのは、次の3つでした。

① 高校改革検討委員会(教育委員会事務局と各校の校長が参加、月に1回開催)が開催されたあとに全職員での「高校改革に関する職員会議」を定期的に開催する。必要な時には、そこに、教育委員会事務局の参加も要請する。

② 情報科会、体育科会、教務部会、進路部会などの会議に直接、教育委員会事務局の方に参加してもらう。

③ 教職員、生徒、保護者会、同窓会を交えての「意見交換会」を実施するように教育委員会事務局に求めていく。

そして、この内容について、2日後に行われた「教育委員会会議」で報告しました。

私としては、「現場の意見を教育委員会に伝える」、「教育委員会の意見を現場に伝える」という役割を果たしてきたつもりでしたが、私の力不足により現状を招いています。

ここで、感じるのが「判断できないもどかしさ」です。

この改革の最終判断者は、学校の設置者である「熊本市」です。

「もどかしさ」を感じながらも、自分の役割を全うできるように全力を尽くしていきたいと思います。

最後に、振返りたいのは、「ロアッソ熊本の4年ぶりのJ2リーグ復帰」です。

私が、ラジオの解説を始めた1年目は「J2で21位」と降格圏の成績に終わりましたが、「降格チームが1チームになる」という幸運に恵まれて「J3降格」を免れました。

しかし、翌年「J3降格」が現実のものとなり、「J3生活3年目」の今年、ついに、悲願の「J3優勝」、「J2昇格」を果たしてくれました。

この間、池谷監督、渋谷監督、大木監督と指揮官が変わり、多くの選手たちが、ロアッソの赤いユニフォームで戦い、そして、チームを去っていきました。

そんなすべての人たちの思いを叶えてくれた今年のロアッソ熊本には、心から「ありがとう」と言いたいと思います。

そして、来シーズンのJ2の舞台でも多くの感動を与えてくれると信じています!

最後になりましたが、この「YouTuber校長日記」を書き始めたことも、私にとっての「ビッグニュース」の一つです。

5月17日に書き始め、コロナワクチンの副反応で1日休んだ以外は、今日まで、毎日書き続けることが出来ました。

支えていただいた読者の皆様に心より感謝申し上げます。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

そして、良いお年をお迎えください!