どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
さて、昨日行われたJ3リーグ第23節、ロアッソ熊本対アスルクラロ沼津戦は、ロアッソ熊本が3-1と勝利して、チーム史上最多の7連勝を記録しました!
今日は、この試合を振り返ります。最後に、私が独自の目線で選ぶMVPを発表します。最後までよろしくお付き合いください。
まずは、先発メンバーです。
GK 佐藤
DF 黒木、菅田、酒井
MF 上村、河原、竹本
FW 杉山、高橋、伊東、ターレス
と前節・八戸戦と全く同じメンバーとなりました。
対する沼津の注目選手は、何と言っても昨シーズンまでロアッソに所属していたGK野村です。
前半戦での沼津との対戦では0-1で敗れたのですが、その立役者となっていたのは、間違いなく彼でした。その後、続けて3試合に出場したようですが、7月に入ると再び出場機会を失っていて、この試合が約3か月ぶりの先発です。
試合は、沼津が主導権を握る立ち上がりとなりました。
前半8分には、ロアッソのフリーキックのこぼれ球を拾われて、カウンター攻撃を仕掛けられます。そして、相手選手とGK佐藤が1対1となる決定機を作られますが、ここは、佐藤が好セーブで何とかしのぎました。
しかし、前半13分、逆にロアッソ熊本に先制のゴールが産まれます。
自陣でもらったフリーキックのボールを右サイドでつなぎます。一瞬、相手選手にボール奪われますが、そこをすぐに奪い返したのはMF上村でした。そのボールをMF河原につなぎ、河原が2タッチで前線ペナルティーエリア内に走り込む伊東に縦パスを送るとその伊東に対して相手選手がファールを犯し、ロアッソ熊本にPKが与えられました。
これをFW杉山が冷静に決めて、1-0とロアッソがリードします。
しかし、その後もなかなか沼津のボールを奪えない時間が続きました。
そんな前半23分、スローインの流れから、クロスを入れられ、ヘディングシュートを決められて試合は1-1となります。
このまま前半が終わるかと思われた前半45分、再びロアッソが勝ち越しゴールを奪います。
右サイドで高橋がキープしたボールを杉山に下げて、クロスを上げずに上村にパス。
ボールを受けた上村が、中にいた河原にパスを出すとボールは、河原、伊東と1タッチでつながり、前方へ走り込んだ高橋へ。これを相手選手がスライディングタックルで倒してしまい、ロアッソに再びPKが与えられました。
これを高橋が決めて2-1と再びリードします。
後半に入ると、ロアッソがペースを握ります。
後半10分、相手陣内左サイドで一度ボールを奪われて、相手がつなごうとした横パスをインターセプトしたのはMF上村。ゴール方向へドリブルで切り込んだ上村は、中のタレーレスにパスを送ると1タッチで河原へ。河原は後ろから走り込んだMF竹本に落とすと、このボールを竹本が思い切りミドルシュート。ボールは沼津ゴールへと吸い込まれました。
これで、竹本選手は3試合連続ゴールです。
試合はこのまま終了し、3-1でロアッソ熊本が勝利を収めました。
さて、今日のMVPですが、ここまで読んでお気づきでしょうか?
3つのゴールシーンの説明、すべてに名前が出てくる選手がいます。それは、河原と上村です。
中でもそのうち2つのゴール(1点目と3点目)の始まりは、上村の「ボール奪取」でした。
今のチームの好調の要因は、この「攻撃から守備への切り替え」にあるというのが、私の考えであり、それをこの試合で一番体現していたのが、上村選手でした。
というわけで、私が選ぶこの試合のMVPは上村周平選手です!
今シーズンの残りは7試合です。
まだまだ何が起こるかわからないのが、リーグ戦です。
最後まで気を緩めることなく、一試合一試合に集中し、勝ちを積み重ねていってほしいと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日は日曜日です。皆さんの日曜日が、素敵な一日になりますように。