YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

シリーズ「校長の一日」 後期入試追検査の一日編

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

「今年度3回目の入試業務となりますが、今日も緊張感を持って一日よろしくお願いします。」

昨日、3月14日の朝8時、「入試準備委員」の先生方を前にして話した一言です。

熊本県の公立高校の入試制度は、生徒の特色を重視して選抜する「前期入試」と学力検査を中心に選抜する「後期入試」を行う制度になっています。

「後期入試」を終えても「定員」を満たさなかった学科・コースについては「2次募集」を行います。なお、「2次募集」の合否判定については「後期入試」の結果を使いますので、改めて「入試」を行うことはありません。

これが例年の「入試」なのですが、昨年度からあと一つの「入試」が加わりました。

それが、「後期入試追検査」です。

これは、「後期入試」の際に新型コロナウイルス感染症のために受検出来なかった生徒が受験資格を有する「入試」です。

昨年度は、本校では「該当者なし」でしたが、今年度は該当者がいたために昨日実施ました。

昨日「後期入試追検査」は、熊本県内11の公立高校で実施されたということです。

本校での「後期入試追検査」の受検者は1名。

もちろん受検人数に関わらず、我々は「後期入試」を実施した時と同じように業務を行います。

8時30分に昇降口の「開錠」。昇降口のシャッターが上がると一人だけの受検生が待っていてくれました。

引率の先生に付き添われて緊張の面持ちです。

「おはようございます。一人だけの受検で緊張すると思いますが、力を出し切ってくださいね。」

と笑顔で迎えました。

その後、9時に「出席者点呼」。

9時20分から1科目目の国語の試験が始まりました。

「後期入試」では2日間で国語、数学、理科、社会、英語の5教科の試験を行いますが、「追検査」の日程は1日しか確保されておらず、国語、数学、英語の3教科の試験を行います。

続く10時30分から数学、11時40分から英語の試験が実施されて無事に3科目の試験が終了しました。

その間の「校長の仕事」は、「入試問題の管理」です。

入試問題は前日までに受け取り、当日の朝までは耐火金庫に入れて管理します。

当日の朝から金庫から取り出し、「本部」としている使用している図書室で管理します。ここには、必ず校長または教頭が常時滞在し、入試問題を管理しておくことになっています。

試験が終了するとすぐに始まるのは「採点業務」です。

これにも必ず校長または教頭が立ち会うルールになっています。

「採点業務」の初めに行うのは「採点基準の作成」です。

昨日の場合も、国語、数学、英語の担当教員が、まずは自分で問題を解き、その後、お互いの意見を出し合って「採点基準」を決めていきます。

それが決まってから、ようやく「採点」です。

「採点業務」が終わったのが、午後2時過ぎ。

次に行うのが「判定会資料作成」です。

入試準備委員が、採点の結果をもとにして「判定会資料」を作成します。

そして、午後3時、「判定会」を開きました。

今年度は、国際経済コースが定員40名に対して「後期入試」終了時の合格者が39名でしたので、あと1名の定員枠があり、そこに2名の「2次募集」出願者があっていました。

そのため、「2次募集」の「判定会」も同時に行いました。

その後、午後4時からは「臨時校長会」が行われましたので、「判定会」が終了すると同時に「臨時校長会」に直行し、「後期入試追検査の一日」が終了しました。

緊張感をもって過ごした一日でした。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。