どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「コロナ禍の中でこの舞台を用意してくださった政府、関係者の皆さん、そして、日本のすべてのサッカーファミリーの皆さんに心から感謝しています。」
昨日行われたサッカーワールドカップアジア最終予選でオーストラリア代表に2-0と完勝し、カタールW杯への出場を決めた直後、森保監督が目を潤ませて語ったインタビューの第一声です。
まさかの2連敗から始まったアジア最終予選でここまでチームを建て直し、見事にワールドカップをつかんだ森保監督の「人間力」がこの一言に現れています。
今日のブログでは、オーストラリア代表との一戦を振り返り、予選を勝ち抜いた日本代表の「勝因」についてお話しします。
日本の先発メンバーは、
GK 権田
DF 山根、板倉、吉田、長友
MF 守田、遠藤、田中
FW 伊東、浅野、南野
ここまで常に先発メンバーに名を連ねていたFW大迫、DF酒井、冨安といった「主力級」がケガで離脱し、FW南野とDF山根は最終予選初の先発となりました。
対するオーストラリア代表は4バックの布陣。かつてのパワープレー中心のチームではなく、しっかりとボールをつないで相手を崩すサッカーを志向しています。
試合は立ち上がりから日本のペースで進みます。
日本がボールを握り、相手の守備を崩して度々シュートを放ちますが得点には至りません。
オーストラリアもボールを奪ってからのカウンターやセットプレーで何度かチャンスをつかみますが、得点には至らず、前半は0-0で終了します。
後半に入ると、
「引き分けを狙いに行くつもりはない。」
と語っていた森保監督の言葉通りに、日本ベンチは積極的に交代カードを切ります。
後半18分に長友→中山、浅野→上田の2枚替え。
続いて後半39分にも田中→原口、南野→三苫の2枚替え。
この交替策が実を結びます。
後半45分、右サイドで原口から縦パスを受けた山根は、守田とワンツーで右サイド深い位置に侵入。ワンタッチでグランダーのクロスを入れると、そこに飛び込んだのは三苫。右足で冷静にシュートを放ち、オーストラリアから値千金の先制ゴールを奪いました!
かつて川崎フロンターレでともにプレーした山根、守田、三苫の見事なコンビネーションによるゴールでした!
さらにアディショナルタイムも残り少なくなった後半49分。
今度は左サイドで三苫が縦にドリブルでしかけ、そのあとカットイン。
右足を振り抜いたシュートは、ワールドカップを決定づけるゴールとなりました!
苦境を乗り越えて、ワールドカップの切符をつかんだ日本代表。
その「勝因」は、どこにあったのか?
それは、連敗でスタートしても一瞬たりともぶれることがなかった日本代表の「チーム一丸」です。
そして、それを構築した「森保監督の手腕」。
これに尽きます。
2連敗当時、ネットに飛び交った「森保批判」。
そして、森保監督を支え続ける「日本サッカー協会・田嶋会長批判」。
これを見ると本当に胸が痛くなっていました。
そんな時も、私は昨日のような日が来ることを一瞬たりとも疑うことなく、森保監督、そして、田嶋会長の判断を信じ続けていました。
そのことは、このブログでも度々お話ししてきました。
私がそのように言い切れたのは、お二人の「人間力」の素晴らしさに触れる機会をいただいていたからです。
「最後に勝負を決めるのは『人間力』」
このことを改めて実感させてくれた森保ジャパンに心からの拍手を送りましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
私は今、熊本の自宅ではなく、名古屋のホテルにいます。
今日、愛知県の「スカイホール豊田」で行われる「全国ハンドボール選抜大会」千原台高校(熊本県代表)対桜花学園高校(愛知県代表)の試合に出場する女子ハンドボール部の選手たちを応援するためです。
「一生懸命はカッコイイ!」の精神で全国の舞台に立つ生徒たちに、あなたからの声援もよろしくお願いします!
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。