どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「自転車、どこに置けばいいんだろうねー?」
「先の方で、先輩たちが『1-2』とかのクラス名を書いた紙をみせて案内してくれますよ。」
昨日、4月11日㈪は、8日㈮に入学式を終えた新入生にとって、初めて学校に登校する日です。
そして、本校の生徒の約8割は自転車で登校して来ます。
そんな日の朝の新入生と朝掃除をしていた私の会話です。
いつも通りに朝から外に掃除に出ると、10名ほどの生徒たちが「1-1」から「3-5」までのクラス名を書いた紙を持ち、自転車置き場付近に立っています。
新学期となり、今日から新しいクラスの場所に自転車を置くことになるということで、「安全委員会」に所属する野球部のメンバーがボランティアで「案内係」を勤めてくれていたのです。
2,3年生はこれまで1学年上の先輩たちが自転車を置いていた場所を何となく把握していても、1年生にとっては「どこに置けばいいんだろう?」となることが想定されます。
それに気づいて、自ら行動してくれた彼らの思いに感謝するとともに、爽やかさを感じました。
初登校した1年生の生徒たちは、まず、朝の「ショートホームルーム」を終えると、各学級ごとに「ロングホームルーム」の時間となります。
ここでは、初めて教室で机を並べる生徒たちですので、担任・副担任の「自己紹介」があらためて行われたり、生徒同士の「自己紹介」が行われたりします。
その後、「学級組織づくり」となり、「クラス委員の選出」、「各委員会・係決め」などと進んでいきます。
さらに「体育大会の選手決め」もあり、1年生の「ロングホームルーム」は1時間目から3時間目まで確保されています。
そんな中で、私がいつも通りに「授業巡回」に回ったのは3時間目の授業中でした。
1年生のあるクラスに行った時のことです。
副担任の先生から話しかけられ、
「校長先生、私はとても感心しています。担任の先生が『クラス委員をやってみたい人?』と尋ねると、多くの生徒の手がさっとあがったんですよ。そうして、クラス委員が決まると、その生徒たちが進行して、どんどん『委員・係決め』や『体育大会の選手決め』が進んでいっています。素晴らしいですね!
「そうなんですね。それは素晴らしいですね。」
千原台高校の教育目標は、
「一生懸命はカッコイイ」を実践する学校づくり
~リーダーシップ、フォロワーシップの育成~
です。
入学早々から、「リーダーシップ」、「フォロワーシップ」を発揮してくれている新入生の姿に大きな喜びを感じました。
4時間目は「新入生オリエンテーション」。
その前半に「校長講話」の時間を確保してあります。
パワポを使って「一生懸命はカッコイイ」の目指す姿、リーダーシップとフォロワーシップの意味、私の高校時代の経験などを話したのですが、その中に、上述の二つのエピソードも盛り込んで話すことが出来ました。
素晴らしいスタートとなった新入生の学校生活が、ますます充実するように力を尽くしていきたいと思います!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。