どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
4月4日㈬に行われたJ2リーグ第8節レノファ山口対ロアッソ熊本の一戦は、熊本が前節に続いてPKキッカーを任された高校生Jリーガー神代の2ゴールで山口に逆転勝ち。見事に2連勝を飾りました。アウェイゲームでの貴重な「勝ち点3」です。
今日はこの試合を振返ります。よろしくお付き合いください。
熊本の先発は、
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 大本、上村、豊田、東山、伊東
FW べ・ジョンミン、松岡
です。
前節からの変更は、岩下→東山のみでした。
対する山口のフォーメーションは4-4-2。「厳しいDF」が持ち味のチームであり、DFの平瀬がDFでありながら2試合連続ゴールを記録しています。
この試合を振り返るにあたって、まず触れておかなければならないのがピッチコンデションです。
試合前に降った大雨の影響で、ピッチが大量の水を含んでおり、「グラウンダーのパスをつなぐのは不可能に近い」という状況でした。
熊本がいつもウォーミングアップで行っているパストレーニングもハンドパスに切り替えて行っていました。
「パスサッカー」が持ち味の熊本が、このコンディションの中でどう戦うのかが注目されます。
さすがにここで「パスサッカー」を展開することは出来ず、熊本も山口もロングパスを多用する展開で試合は進み、前半はお互いに好機を活かすことは出来ずに0-0で終了します。
熊本のベンチがハーフタイムに交替カードを切りました。べ・ジョンミン、伊東→大崎、道脇への2枚替えです。
この交代には、どんなメッセージが込められていると思いますか?
私は、
「後半は、さらにパワープレーに徹しろ!」
というベンチからのメッセージだと感じました。なぜなら、二人はいずれも身長が180cm代後半という長身FWです。
ロングパスやアーリークロスの浮き球のボールで相手選手に競り勝つことが出来ます。
このメッセージをしっかりと遂行した熊本は、後半8分に山口の注目選手である平瀬にヘディングシュートを決められるものの、その後、後半35分にはアーリークロスから、続く41分にはロングスローからの展開でPKを獲得します。
これを神代がきっちりと決めて見事な逆転勝利を飾りました。
アーリークロスもロングスローもいずれも浮き球であり、前線に長身の選手をそろえたベンチの采配が実を結んだPK獲得とも言えます。
得意の「パスサッカー」を封じられた中での「勝ち点3」は大きな重みがあります。
このように「状況に合わせたサッカー」も駆使しつつ、さらに勝ち点を積み上げていきましょう!
この試合については、YouTubeでもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。
次節は4月7日㈰の13時キックオフ。ホームのえがお健康スタジアムで3位の長崎との「九州ダービー」です。
上位にいるチームとの「九州ダービー」を制して、さらに上を目指しましょう!
最後に番組宣伝をさせてください。
ロアッソサポーターにお届けするロアッソ熊本応援番組「バモロッソ! ラジオ」が、いよいよ始まります!
初回放送は、明日、4月6日㈯の午前9時から。くまもとシティーFM791のホームページからサーマルラジオでもご視聴いただけます。
ロアッソを120%応援する30分番組です!
番組のナビ―ゲーターは、フリーアナウンサーの松田ゆかちゃん(ご本人の希望によりゆかちゃんと呼ばせていただきます!)と私、南弘一です。
多くの皆様にお聴きいただき番組へのご感想などもお寄せいただけると嬉しいです!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。